「20代なら転職は辞めてからでも問題ない? 20代は内定がすぐ出るよね?」
「辞めてから転職したいけど20代転職で知っておくべきことある?」
「辞めてから転職するとどんなデメリットがあるの?理由を知りたい」
と気になっていませんか?
筆者もかつて会社を辞めてから転職活動をしました。
その経験から言えることは内定が決まらないとお金と精神的な焦りから精神的に追い込まれます。
その結果、納得していない業界や企業に焦って入社してしまい早々に再転職となります。
短期離職を繰り返すキャリアはどの企業も嫌います。
より厳しい転職活動が待ち受けているでしょう。
そのため転職は会社を辞めてからするのではなく、次の企業の内定書を受け取ってから辞めてください。
私はこれまで約10年間、人事を経験し転職活動も経験してきました。
会社を辞めてからの転職活動は本当におすすめできません。
この記事を読めば、20代で辞めてから転職をするデメリットを理解でき、どうすべきかがわかります。
特に若いからなんとかなると安易に会社を辞めようとしている方は、絶対読んでいって下さいね。
市場価値を知ることが最重要
「20代なら辞めてからでも転職できる?」
また、転職よりも辞めることが優先になり、冷静な判断ができない方もいるでしょう。
しかし、改めて考えてみて下さい。
「本当にすぐに転職先が決まるのだろうか」
「お金は底をつかないだろうか」
上手く決まる場合もありますが、大半の人は上手くいかないのが現実です。
しかし、それぞれに理由がありますので、どうしても辞めざるを得ないのなら仕方ないケースもあります。
ただし、辞める前に自分のやりたいことだけでも明確にしましょう。
やりたいことを明確にできれば、その後のキャリアや受けるべき企業がより鮮明になるためです。
逆にやりたいこともなく惰性でも転職活動しても今までの繰り返しですよ。
筆者としてはハタラクティブに相談することをおすすめします。
ハタラクティブは独自の知見をもとに、あなたに合ったあなたが本当にやりたい仕事を一緒に探してくれます。
また、未経験OKの求人を幅広く取り揃えているため、あなたの目的に合った求人も合わせて紹介してくれます。
辞めてから転職活動することに少しでも不安があるなら一度相談してみましょう。
なりたい自分になるきっかけを見つけに行きませんか。
Contents
20代は辞めてから転職しても大丈夫?
「20代で若いから辞めてから転職しても大丈夫!」
と、楽観的に転職するのはおすすめできません。
まずは人事経験者として
- 筆者の経験では辞めてから転職活動する割合は10%くらい
- うつ病の人はまず休職して冷静な判断をしよう
についてアドバイスをします。
筆者の経験では辞めてから転職活動する割合は10%くらい
筆者は人事を10年経験してきました。
大手企業にも在籍しています。
そのため退職面談をしてきましたが、ほとんどの人が次の転職先を決めてから会社に退職を切り出してきます。
会社を辞めてから次を探すという人はおおむね10%程度です。
なぜ10%程度かといえば、失業保険を受け取るための離職票を要求する人が10%程度だったからです。
10%の人は次の転職先を決めておらず失業保険を受け取る可能性があるため離職票を要求します。
逆に言えば90%の人は失業保険を受取る必要がないため始めから離職票を請求しないということです。
それくらい、辞めたから転職するという方は少ないということを理解しておきましょう。
うつ病の人はまず休職して冷静な判断をしよう
うつ病にかかっている人はまずは休職しましょう。
うつ病の方はその負い目から焦って退職という判断をする傾向にあります。
ですがうつ病のときは冷静な判断ができないため、まずは休職して病気を直してから判断すべきです。
「うつ病になるとクビになるかも知れない」と不安を感じるかもしれません。
ですが人事の経験者としてお伝えすると、うつ病を理由に社員を辞めさせることはまず不可能です。
休職してしまうと
「もしも次の会社に転職するときに不利になるのでは」
と思うかも知れませんが、基本的にバレることはありません。
確かに、うつ病で休職すると健康保険証の発行元である健康保険組合から私傷病手当金が出ます。
しかし、転職すると加入する健康保険組合が変わるケースが圧倒的に多いです。把握できないケースの方が多いのです。
さらに個人情報保護の観点から会社や保険組合が情報を漏らすことはできません。
もし「うつ病だから先に退職したい」と考えている人は思いとどまり休職してしっかり休みましょう。
もっと詳しく知りたい方には「「仕事行きたくない…」しんどい時にどうすればいい?人事担当者からのアドバイス」もおすすめです。
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ただ、「それでも辞めたい」と感じた方は後悔をしないためにも、次の注意点5つもしっかり把握しておきましょう。
20代・会社を辞めてから転職するときに気を付けたいこと
- 「20代だから辞めてから転職でも大丈夫」と楽観的考えるのはおすすめできない
- 筆者の経験では辞めてから転職活動する割合は10%くらい
- ほとんどの人が次の転職先を決めてから会社に退職を切り出す
- うつ病の人はまず休職して冷静な判断を
辞めてから転職活動をする注意点は5つ
20代だから辞めてから転職でも大丈夫
筆者としては辞めないで転職活動をすることをおすすめしますが、どうしても現職に耐えきれない場合は、以下の5点に注意して転職活動をするようにしましょう。
- 転職目的がない人は転職先を選びづらく志望動機もあいまいで内定がでない
- 転職活動は最短でも3ヶ月。長引いて生活費が苦しくなりやすい
- 転職できない焦りから転職先を妥協して決めてしまう
- 納得いく転職ができないと短期離職を繰り返しやすい
- 短期離職を繰り返し転職できないキャリアになる
それぞれについて解説します。
注意点1:転職目的がない人は転職先を選びづらく志望動機もあいまいで内定がでない
転職は必ず目的を持って行うようにしましょう。
転職の目的がないと転職先を選べないですし、志望動機などがしっかりと書けない傾向にあるためです。
特に志望動機についてはスキルのない20代はより深くチェックされる傾向にあります。
志望動機を書くときに注意したいポイントは
「なぜたくさんある企業の中でも特定の企業を選ぶのか」
「なぜ20代という若い年齢でいまの会社に見切りをつけるのか」
など要点を洗い出して志望動機を完成させる必要性があります。
しかも会社を辞めている場合、「なぜ辞めたのか?」も深く問われることになります。
ここで「なんとなく」と答えてしまうと
「あまり考えずに決めるのだな、入社しても建設的な話ができずに辞めていくかもしれないな。」と面接官は感じてしまいます。
結果、内定が出づらくなります。
注意点2:転職活動は最短でも3ヶ月。長引いて生活費が苦しくなりやすい
転職活動はどれだけ短い期間であっても3ヶ月程度かかることになります。
以下のようなペースで転職することになる可能性が高いためです。
- 転職理由や志望動機を固めるのに1か月
- 転職エージェントに相談して求人紹介をしてもらって選ぶのに1か月
- 書類選考に1週間
- 面接の日程は最短でも1週間後
- 最終面接で役員の時間がとれないと1ヶ月後
- 面接の結果連絡に1週間程度
- 内定が出てから入社まで最短でも1週間程度
と、事あるごとに時間がかかります。
短くても3ヶ月、長いと半年以上はかかると覚悟しておきましょう。
その間の生活費として貯金を60万円(給料の3ヶ月分程度)は用意しておく必要性があります。
注意点3:転職できない焦りから転職先を妥協して決めてしまう
会社を辞めていると収入がありません。
収入がない中、貯金を崩しながら生活していると焦りが出てきます。
貯金がじわじわと減っていくのは意外とストレスなのです。
書類選考や面接で落ちると先が見えなくなってきます。
いつ転職できるか不安の中で貯金を切り崩す生活は時間が経つほどにキツイことを理解しておきましょう。
注意点4:納得いく転職ができないと短期離職を繰り返しやすい
会社を辞めてから転職活動をすると焦りやプレッシャーから妥協して転職する可能性が高くなります。
その結果、納得のない転職先で少しでも不満や不安が出ると「やっぱりここは違う」ということで短期離職してしまうことになります。
そうなると次の転職では「何度も短期で離職する長続きしない人」と捉えられ内定も出づらくなります。また嫌なことがあったら転職すれば良いと言う癖もついてしまいます。
転職回数が多い人へのアドバイスは「20代の転職回数は何回から危険?面接官が教える評価ポイントと注意点とは」をご覧ください。
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注意点5:短期離職を繰り返し転職できないキャリアになる
納得行かない転職から短期離職が繰り返されると、面接でも深く追求され内定が出づらくなります。
そうなると、また転職が長期化するため妥協した転職になりがちです。
若さで転職はできるかもしれませんが、キャリアが積み上がっていかないことが最大のリスクです。
スキルなしの転職について詳しく知りたい方は「転職でスキルなしだと20代でも厳しい?何歳まで可能?採用担当者の評価とは」をご覧ください。
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どれもこれも中途半端なキャリアは30代に入ると厳しく評価されます。
30代以降は年収が大きく上がる時期です。
しっかり評価されるために短期離職は繰り返さないことがおすすめです。
以上のように、辞めてから転職すると20代でも悪手のシナリオもありえます。
【辞めてから転職活動をする場合】気を付けたい5つの注意点
- 転職目的がない人は転職先を選びづらく、志望動機もあいまいだと内定がでない
- 転職活動は最短でも3ヶ月、長引いて生活費が苦しくなりやすい
- 転職できない焦りから転職先を妥協して決めてしまう
- 納得いく転職ができないと短期離職を繰り返しやすい
- 短期離職を繰り返し転職できないキャリアになる
ベストは転職先を決めてから退職するべき
上述したとおり、辞めてからの転職はリスクが多いため転職先が決まってから会社を辞めるのがベターです。
在籍している間は給料が入りますので
「自分はなぜ転職したいのだろうか?」
「転職して何を実現したいのだろうか?」
とゆっくり自問自答しながら理想の業界、職種、企業を絞り込んでいきましょう。
面接でも必死にアピールする必要はありません。
合わない企業に無理に転職しても入社してからが大変です。
合わない企業であれば選考で落ちても「入社前に気づけて良かった」と感じられるでしょう。
さらに転職エージェントに相談すれば現在勤めている企業も客観的に見えて、今まで感じられなかった「良さ」も見えてきます。
加えて会社を辞めないほうが離職期間が空かないため採用担当者からの印象も良くなります。
もし再就職までの期間が長く空いてしまえば「どこにも採用されない魅力のない人材なのだろうか」と採用担当者に敬遠されやすくなります。
在職しながら転職する道を模索するようにしましょう。
ところで「もう辞めちゃったよ」と嘆いている人はいませんか?
もう辞めてしまったなら職歴に穴をあけないために一刻も早く転職しましょう。
次は、辞めてしまっている人におすすめの転職方法について解説します。
転職先を決めてからの退職がベストな要点
- 会社に在籍している間は給料が入るので、ゆっくり自問自答しながら理想の転職先を探せる
- 転職エージェントに相談すれば、現在勤めている企業の「良さ」も客観的に見えてくる
- 会社を辞めないほうが離職期間が空かないため採用担当者からの印象も良い
もし辞めてしまっている人は妥協せず情報収集と自己分析をしよう
もう辞めてしまっているとしたら妥協せずに情報収集と自己分析を行ってください。
迷っている時間はありませんので、1秒でも早く転職活動を成功させましょう。
悩んでいる間にどんどん時間が過ぎ、気が付けば採用担当者に敬遠されるくらい職歴の空白期間が空く可能性もあります。
妥協せずに転職活動を行うためにも、以下の転職エージェントで自己分析と情報収集を行うようにしましょう。
- おすすめ1:マイナビジョブ20'sで情報収集を済ませよう
- おすすめ2:ワークポートで未経験OKの求人をチェックしよう
- おすすめ3:Re就活で良質な求人とエージェントの相談を受けよう
それぞれについて解説します。
おすすめ1:マイナビジョブ20'sで情報収集を済ませよう
まずは大手優良企業の情報を集めるために、マイナビジョブ20'sを活用しましょう。
マイナビジョブ20'sは大手マイナビの運営する企業であり、新卒採用でマイナビを活用した企業がそのままマイナビジョブ20'sを活用していることもあります。
マイナビジョブ20'sで情報収集を済ませてまずはどんな求人があるのかをチェックするようにしましょう。
おすすめ2:ワークポートで未経験OKの求人をチェックしよう
ワークポートはIT系企業の求人紹介に非常に強い転職エージェントです。
特に未経験でIT系企業に転職したいと考えている方はぜひ活用を検討してみましょう。
筆者も大阪にあるワークポートを活用したことがありますが、未経験であってもプログラマやSEの求人を紹介してもらうことができました。
結果的には人事職の方が給与や待遇が良かったため未経験転職は断念しましたがIT系企業に転職したい場合には強いエージェントです。
おすすめ3:Re就活で良質な求人とエージェントの相談を受けよう
20代での転職ならRe就活で良質な求人を探してみましょう。
Re就活は20代に特化した転職エージェントです。
「就活」という名称がついていることから分かるように未経験者が前提求人が多く、20代に優しいサイトであることが特徴的です。
他の転職エージェントを併用しつつ、良い求人があればRe就活で単独応募するという方法もあります。
転職エージェントは志望動機や履歴書を作成してくれるため、その書類をそのまま使ってRe就活で転職するのも非常に良い手法です。
その他にもおすすめの転職エージェントは「20代転職エージェントはどこがおすすめ?採用担当者が活用するエージェントを大紹介」にも詳しくまとめましたのでぜひ参考にしてください。
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情報分析と自己分析を行うために利用すべき転職エージェントまとめ
- 大手優良企業の情報を集めるならマイナビジョブ20'sがおすすめ
- IT系企業の求人紹介ならワークポートがおすすめ
- 良質な求人やエージェントの相談をしたい方はRe就活がおすすめ
まとめ
転職活動は在籍中に行うことが基本です。
辞めたから転職活動をすることになるとお金の面などで非常に苦労することになります。
また、職歴に穴が空くことで面接で不利になる可能性があります。
筆者の経験では会社を辞めてから転職するのは10%ほどです。
また、うつ病等を患っている場合にはゆっくり休職しましょう。
辞めてから転職活動をする場合には、以下のことに注意しましょう。
- 注意点1:転職目的がない人は転職先を選びづらく志望動機もあいまいで内定がでない
- 注意点2:転職活動は最短でも3ヶ月。長引いて生活費が苦しくなりやすい
- 注意点3:転職できない焦りから転職先を妥協して決めてしまう
- 注意点4:納得いく転職ができないと短期離職を繰り返しやすい
- 注意点5:短期離職を繰り返し転職できないキャリアになる
できれば辞めずに転職するのがベストな道です。
また、転職活動を行う場合、以下の転職エージェントとサイトがおすすめです。
- おすすめ1:マイナビジョブ20'sで情報収集を済ませよう
- おすすめ2:ワークポートで未経験OKの求人をチェックしよう
- おすすめ3:Re就活で良質な求人とエージェントの相談を受けよう
焦らずに済むように出来るだけ在職中に転職活動をしましょう。