フリーターから就職するには?正社員就職率を大幅アップさせる就活方法を紹介
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フリーターは就職して正社員になれるのかや、就活の始め方がわからないという方は非常に多いです。
私が約10年間企業の採用担当をしてきた経験から言うと、フリーターから正社員に就職することは可能です。
その背景には、最近の景気と労働環境の変化から、フリーターであっても若くてやる気があれば、正社員として採用したいと考えている企業が増えてきた現状があります。
実際に、従業員数500名程の中小企業から1,000名を超える大手企業まで、新卒採用がうまくいかないことで悩んでいます。
慢性的な人手不足を、フリーターを正社員で雇うことで補充しようと考えているのです。
そのため、就職活動の方法さえ間違わなければ、確実に正社員の内定はとれます。
今回の記事では、フリーターの就職活動の始め方や全体の流れ、おすすめの方法をお伝えしていきます。
最後まで読むことで就職活動を有利に進める方法が分かり、正社員として就職できるようになるでしょう。
知識なしで就活した場合の就職成功率は50%、つまり2人に1人です。
この記事を読んで正しい就活法を身に着けた場合、フリーターからの正社員就職成功率は80%まで跳ね上がります。
就職を諦める必要は一切ありませんので、ノウハウと自信をつけて、フリーターから正社員になりましょう!
就職支援サイト、ジェイックの内定率は80%
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悩むよりまずは登録しましょう!
目次
- フリーターから正社員就職できる?採用は活発なため行動力で突破しよう
- フリーターは事前にチェック!就活マナーと絶対やっておくべき準備
- 正社員就職率大幅アップ!フリーターの就活には就職支援サービスがおすすめ
- フリーターの支援に特化した就職支援サービス3選!1つに絞らず複数利用しよう
- フリーターから正社員になるチャンス!就職活動するのにおすすめな時期は5月
- フリーター歴5年の方を正社員として採用した事例を紹介
- 【採用担当者歴10年が伝える】ハローワークかエージェントかで迷ったら、必ず知っておくべきハローワークの実態
- 「就職活動がうまくいかない」というフリーターが検討すべき3個の就活方法
- フリーターからの正社員就職は3人に1人しか内定が出ない
- フリーターの就職活動が失敗する3つの原因
- フリーターのメリットは自由に稼げて正社員より責任が軽いこと
- フリーターのデメリットは加齢で一気に出現する
- まとめ
フリーターから正社員就職できる?採用は活発なため行動力で突破しよう
結論から申し上げますと、フリーターから正社員就職することは決して簡単ではありませんが、十分可能です。
フリーターを正社員として採用したいという企業は非常に増えてきています。
需要は確実に高く、就職も非常にしやすいですので、とにかく行動を起こすようにしましょう。
後の章でも詳しく紹介しますが、下記の方法を実践することで、フリーターであっても飛躍的に内定率がアップします。
- 就職支援サービスを複数社活用
- 転職サイトなどで既卒向けの求人も受ける
フリーターの就活は内定が出るまで行動あるのみですので、とにかく面接を受ける機会を増やしていきましょう。
フリーターは事前にチェック!就活マナーと絶対やっておくべき準備
右も左もわからずに就活しようとしても、何から手をつけていいか分からないと悩んでしまう方も多いと思います。
具体的には、まずは以下のことを徹底するようにしましょう。
- スーツを購入!
- 自己分析を徹底的にしよう
- 履歴書の正しい書き方を知ろう
- ブラック企業の情報は必ず収集
上記は就活を行う上で最低限の就活マナー・準備ですので後悔しないためにも確実にこなすようにしてください。
スーツを購入!
まずはスーツを購入しましょう。
既卒者に関しては、新卒向けに売っているリクルートスーツでも全く問題ありません。
まだまだ高いスーツを買う必要はありませんので、安くともグレーのスーツを買いそろえるようにしましょう。
自己分析を徹底的にしよう
自己分析を徹底的に行うようにしましょう。
自己分析とは、自分がどういう人間なのかを知り、長所や生きていくうえでの価値観を知ることです。
自己分析が甘いと、どうしても就活の最中に本当にやりたい仕事は何なのかが分かっておらず、中途半端な状態になりやすいためです。
自分自身の過去までしっかり振り返り、自分の強みや本当にやりたいことを洗い出していきましょう。
次の章でも説明しますが、自己分析は就職支援サービスに登録してサポートしてもらうのがおすすめです。
例えばジェイックでは、「就職カレッジ」という就職講座で自己分析の方法を徹底的に教えてくれるため、自己分析が苦手な方ほどおすすめですよ。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-010450 |
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求人数 | 非公開 |
対応エリア | 東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知・大阪・兵庫・広島・宮城 |
年代 | 20代 |
年収 | ~400万円 |
- 書類選考なしの求人が多数あり
- 専任スタッフが就職まで徹底サポート
- 就職カレッジで社会人になっても役に立つ知識が身につく
履歴書の正しい書き方を知ろう
就活をするにあたっては、必ず履歴書と職務経歴書の正しい書き方を知りましょう。
いくら人物が良くても、書類選考で落とされてしまっては、元も子もないためです。
人柄は面接で初めて伝わるものですので、まずは面接に呼ばれるためにも書類選考を突破する必要があります。
なかなか履歴書や職務経歴書がうまく書けない場合には、就職支援サービスの助けを借りましょう。
ハタラクティブという就職支援サービスでは、履歴書・職務経歴書の書き方の指導・添削を受けられるためおすすめです。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-302698 |
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求人数 | 常時1000件以上 |
対応エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・愛知・福岡 |
年代 | 20代・30代 |
年収 | 300万円~500万円 |
- 就職成功率80%以上の高水準
- ニート・フリーター等未経験からの正社員就職が可能
- 履歴書添削・面接対策などのフォローが万全
ブラック企業の情報は必ず収集
ブラック企業に捕まると、短期離職などのキャリアに大きなダメージがでる可能性が高いため、事前にブラック企業の情報を収集するようにしましょう。
必ず求人情報を見かけたら、Google検索で以下のワードを検索してみてください。
- 「企業名 ブラック企業」
- 「企業名 労働裁判」
- 「企業名 労災」
ブラック企業であれば何らかの法的な裁きを受けている可能性が高いため、検索してヒットする可能性が高いです。
万が一興味を持った求人がブラック企業の可能性があった場合、どうしても目的がないのなら応募しないほうが良いです。
フリーターが事前にチェックしたい就活マナーと絶対やっておくべき準備
- まずはスーツを購入する
- 自己分析を徹底的にする
- 履歴書の正しい書き方を知っておく
- ブラック企業の情報は必ず収集しておく
正社員就職率大幅アップ!フリーターの就活には就職支援サービスがおすすめ
就活の事前準備に何をするかはわかったけれど、次はどうすればいいのだろうと不安になる方もいるでしょう。
まず一番におすすめしたいのは、フリーター向けの就職支援サービスに登録し、活用することです。
フリーターの方が就職しにくい一番の原因は、「自分がどういう人間なのか」を知るための自己分析ができていないことにあります。
自分の強みや価値観を理解していないと、面接でも上辺だけの受け答えになりがちです。
就職支援サービスは自己分析を具体的にどう進めるのかもサポートしてくれるので、内定にぐっと近づきます。
実際に、労働政策研究・研修機構の調査によると、20代ではありますがフリーターの正社員就職率は約54%です。
参考:大都市の若者の就業行動と意識の展開|労働政策研究・研修機構
20代でこの数値となると、30代以降のフリーターはさらに正社員就職率が下がることは明白です。
そこで就職支援サービスを利用することでフリーターでも正社員就職率を80%まで上げることができます。
就職支援サービスを利用するかしないかで正社員就職率が約1.5倍以上は変わりますので利用しない手はありません。
他にも就職支援サービスには以下のようなメリットがあります。
- 自己分析・業界分析・企業分析を教えてもらえる
- 書類・面接の対策をしてもらえる
- フリーターも応募可の正社員求人を紹介してもらえる
就職支援サービスなら、上記のような自分1人では中々進めにくいような内容もサポートしてもらうことができます。
ポイント1:自己分析・業界分析・企業分析を教えてもらえる
就職支援サービスを活用すると、自己分析・業界分析・企業分析を教えてもらえます。
フリーター向けの就職支援サービスは自己分析に特に力を入れており、どう進めるかサポートしてもらえます。
具体的には学生時代からの経験を振り返りながら、「自分自身の人生において最もモチベーションが上がった時」などをベースに自己分析をしてもらえます。
モチベーションの上がった時にしていたことを通して、自分がどんな仕事をしたいのかを明確にすることができます。
業界分析と企業分析についても、就職支援サービスに求人のある企業をベースに詳細を教えてもらうことができるため、無駄なく細かい企業分析をすることが可能です。
ポイント2:書類・面接の対策をしてもらえる
就職支援サービスなら書類選考に通りやすい書類の書き方や、面接対策をしてもらえます。
フリーターの方に限らず、面接における質問の意図が正しく理解出来てない人が実はたくさんいます。
就職支援サービスの担当の方のアドバイスを聞いて独りよがりではない受け答えを学ぶことが必要です。
担当の方が面接官の役割で模擬面接をしたり、書類選考で熱意の伝わる文章の書き方などを教えてもらえます。
ポイント3:フリーターも応募可の正社員求人を紹介してもらえる
就職支援サービスには、フリーター歓迎の正社員求人が集まっています。
就職支援サービス以外で、自分1人でフリーター向けの求人を探してもなかなか見つからないのが現状です。
そればかりか、経験者を優先して採用するような企業も多いため、応募できる求人そのものが見つかりません。
就職支援サービスであれば、フリーターを積極的に採用したいと考えている企業が求人を出しているので非常に便利です。
フリーターの方に就職支援サービスをおすすめする3つの理由
- 自己分析・業界分析・企業分析を教えてもらえる
- 書類・面接の対策をしてもらえる
- フリーターも応募可の正社員求人を紹介してもらえる
コラム:正社員の内定を取る人は行動力(挑戦×行動量×期間)が高い
正社員の内定をフリーターでも獲得できる人は、そもそもの行動力が高いです。
自分でアルバイトをしてお金を稼ぎながら、アルバイトの合間を縫って企業の求人に何度も応募しています。
行動すればするほど、早く内定が出る確率が上がりますので、就職支援サービスを活用しながら転職サイトで良さそうな求人に応募するなど、積極的に行動しましょう。
フリーター期間が長期化しても諦めずに応募し続けたから、正社員になれたという方も多いため、ぜひ諦めずに挑戦するようにしてください。
コラム:高卒フリーターは不利になる?大卒フリーターとの違いを解説
高卒フリーターの就職は、大卒フリーターに比べて、受けられる求人の「職種」に差が出ることが多いです。
例えば、大卒であればフリーターであっても事務系の仕事を紹介されることもあります。
高卒フリーターになると、事務職よりも現場仕事の求人が増えます。
大卒中退して最終学歴が高卒となっている方も同様です。
高卒よりも大卒の方が、様々な職種の求人を受けることが出来る点で有利となります。
もし高卒の方で様々な職種を受けたい場合は、学歴不問の求人を多く紹介しているハタラクティブがおすすめなため、ぜひ活用してみてください。
コラム:元フリーターの女性でも営業職で活躍できる
昨今では、女性の営業職採用が非常に推進されています。
女性だから経理などの仕事しかないと、事務系の求人倍率が高い求人を受けて連敗する人も多いため、事務系にこだわりすぎず、営業職も視野に入れましょう。
営業職は、事務職よりも求人倍率が低く、正社員内定が出やすいので狙ってみて下さいね。
「営業なんてハードすぎる」と思うかもしれませんが、女性ならではの特性や強みを生かせる職種でもあります。
営業職への根拠のない苦手意識はなくして、チャレンジしてみることで自分の可能性も広がりますし、内定を獲得できる可能性もあがりますよ。
フリーターの支援に特化した就職支援サービス3選!1つに絞らず複数利用しよう
「就職支援サービスを使うと内定がでやすいことはわかったけれど、どこを使えばよいかわからない」と悩んでいるフリーターの方は多いと思います。
就職支援サービスの中でもフリーターの支援に慣れた就職支援サービスがおすすめです。
フリーターの支援に特化した就職支援サービスであれば、フリーター向けの求人が集まっているので有利に就職活動を進めることができます。
とはいえフリーター向けの求人数は1つのサービスだけだとそこまで多くないため、複数利用してできるだけ多くの求人情報を集めるようにしましょう。
本記事では3種類のフリーター向け就職支援サービスを紹介しますので、どれを使うか迷った場合、まずは全て利用してみてください。
おすすめ1:ハタラクティブ
ハタラクティブはフリーターの就職支援を得意としており、内定率は80%となっています。
また、ハタラクティブは上場企業の割合が51%となっているため、フリーターでも大手企業や上場企業に就職したいという方におすすめです。
さらにハタラクティブには様々な職種の求人があるため、幅広い選択肢の中から自分に合った仕事を探せるという利点もあります。
人気のIT系企業も多数あり、プログラマーに興味があるといった方にもおすすめです。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-302698 |
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求人数 | 常時1000件以上 |
対応エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・愛知・福岡 |
年代 | 20代・30代 |
年収 | 300万円~500万円 |
- 就職成功率80%以上の高水準
- ニート・フリーター等未経験からの正社員就職が可能
- 履歴書添削・面接対策などのフォローが万全
おすすめ2:ジェイック
ジェイックはフリーターの就職支援を得意としている内定率80.3%の就職支援サービスで、就職カレッジという就職講座を開催していています。
就職カレッジを1週間受講すると書類選考なしで優良企業20社と面接選考を受ける権利を得られます。
その場で内定が出ることもあるので、短期決戦で内定を獲得したい方に向いています。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-010450 |
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求人数 | 非公開 |
対応エリア | 東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知・大阪・兵庫・広島・宮城 |
年代 | 20代 |
年収 | ~400万円 |
- 書類選考なしの求人が多数あり
- 専任スタッフが就職まで徹底サポート
- 就職カレッジで社会人になっても役に立つ知識が身につく
おすすめ3:就職shop
就職Shopはリクルートが運営する既卒・第二新卒向けの転職エージェントでは最大級の転職エージェントであるといえます。
8,500社分の求人を保有しており、20代の登録者が90%以上という若手向けのエージェントの中では圧倒的な求人数です。
これだけ求人数が多ければ、自分に合った企業を探せる可能性が高いです。
就職shopは人事担当が採用意欲の高い会社を探し当てて求人を紹介するので、確率が大幅にアップします。
なんと、ほとんどの求人が書類選考なしで面談まで進むことができるため、書類選考に自信がない方にもおすすめですよ。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-010258 |
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求人数 | 10,000件 |
対応エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・神戸 |
年代 | 20代~40代 |
年収 | ~500万円 |
- リクルートが運営する既卒・第二新卒向けの最大級の転職エージェント
- 学歴・社会人経験不問のため、書類選考なしで利用できる
- 全て直接取材した企業の求人なので内側の情報も知ることができる
複数登録しておくのがベスト・おすすめの就職支援サービス
- フリーターでも大手企業や上場企業に就職したい方はハタラクティブ
- 就職カレッジなどフリーター就職支援が得意なジェイック
- リクルートが運営する既卒・第二新卒向けエージェント業界最大手の就職Shop
フリーターから正社員になるチャンス!就職活動するのにおすすめな時期は5月
フリーターで就職活動するのにおすすめの時期は5月です。
5月はゴールデンウィーク明けで新卒が辞めていく時期なので、穴埋めのためにフリーターを狙う企業も増えます。
そのため、ゴールデンウィーク明けはフリーターから正社員になれるチャンスが増える時期ですので、このタイミングを逃さないようにしましょう。
就職活動にかかる期間は長くて3ヶ月
就職活動にかかる期間は長くて3ヶ月程度です。
まず就職支援サービスを選んで登録するのに1か月かかると仮定します。
その後、就職支援サービスを利用して、自己分析や企業分析するのに1か月はかかります。
いざ求人を紹介してもらって面接を受け、内定が出るまでに1か月です。
つまり、就職支援サービスを選んだらすぐに登録することで上記の期間を短縮することが可能です。
各サービス使い分けることができるので、迷って時間をかけるくらいなら就職支援サービスを複数登録してしまいましょう。
就職支援サービスに登録した後、求人紹介を受けるところまでを素早く行動することが大切です。
コラム:就職活動が難航するとさらに引きこもりがちになり長期化する
就職活動が難航すると自信を失い、引きこもりがちになり長期化してしまう可能性があります。
面接や書類選考に落ちても、あなたの価値が低いわけではなくその会社に合わなかっただけです。
諦めずに負けん気で選考を受け続ける努力をするようにしましょう。
自分の悪い部分は受け止めて改善することが大切ですが、落ち込みすぎる必要はありません。
「自分を取らない企業なんて見る目がないな」くらいの気持ちで面接に挑むことをおすすめします。
しかし、どうしても長引くとモチベーションは保ちにくくなります。
就職活動を長引かせないためにも、やはり就職支援サービスの利用は必須です。
フリーター歴5年の方を正社員として採用した事例を紹介
筆者が採用担当をしていたときに、フリーター歴5年の方を営業職の正社員として採用した実例を紹介します。
大学を卒業したあと、居酒屋などでアルバイトをしてきた方でした。
どうしても正社員として就職したいとのことで、就職支援サービスを活用して面接に来られました。
就職支援サービスを活用して、面接時のマナーなどもしっかりと学んでこられていたため、非常に印象もよく、「これまでフリーターとしてダラダラときてしまっていたので、これからは正社員になってバリバリ働きたい」という意思を伝えて下さいました。
採用の決め手になったのは自己分析がしっかりできていたことです。
「居酒屋でアルバイトなどをして実家暮らしなので困らないが、このままではいつまでも同じ仕事の繰り返しで キャリアにもならないし、世間にも取り残されているような感覚がある。 正社員としてまともな仕事をしたい。」という熱意を持っておられる方でした。
そのフリーター歴5年だった方は現在も営業職として元気に仕事をされています。
コラム:就活に失敗するのは悪いことではない。アルバイトしながら何度もトライしよう
就活に失敗することは悪いことではありませんし、むしろ失敗を経験した方が後に離職しない傾向にあります。
あっさりと手に入れたものはあっさりと捨てることができますが、苦労した分せっかく手に入れた正社員の仕事なので頑張って長く続けようという気持ちになります。
失敗した方が後の人生が良くなることは多々あります。
アルバイトをしながらの就活はきついかも知れませんが、苦労した経験は必ずあとで報われます。
いま辛い苦労をしてあとで笑うか、一生暗いままでいるか、どちらを選ぶのも自由ですが、後悔だけはしないようにしてください。
【採用担当者歴10年が伝える】ハローワークかエージェントかで迷ったら、必ず知っておくべきハローワークの実態
結論からいえば、ハローワークを活用することは採用担当者としておすすめできません。
例えば、10年前に比べてハローワークは求人チェック能力が非常に低下しており、ブラック企業が栄える温床となっています。
他にも筆者が客観的に見てハローワークをおすすめできない理由には以下のものがあります。
- ハローワークのセミナーは、あまり役に立たない
- 職業訓練を受けている間に老ける。一刻も早い就職が優先。
- 職員の大多数が非正規のキャリアコンサルタント
- 求人の質はエージェントと比べるもなく、低すぎる
- ハローワークはサポートが薄い
上記の内容について順番に解説していきますので参考にしてみてください。
ハローワークのセミナーは、あまり役に立たない
採用担当を経験した筆者から見ると、ハローワーク主催のセミナー全般は情報が古いと言わざるを得ません。
特に筆者がセミナーに参加して感じたのは「人事・採用担当者の採用の現状からあまりにズレている」ということでした。
現在は、「経験はなくとも若者を出来るだけ採用したい」と思っている企業が多く存在します。
それにも関わらず、「年齢相応の経験がないと厳しい」など、あまりにも感覚がズレていないかと感じることが多いです。
職業訓練を受けている間に老ける。一刻も早い就職が優先。
職業訓練校に通うことが大切な職種もあります。
しかし、そうでない職種を受ける場合は若いうちに希望の業界に内定を取れるように就活をしましょう。
ビルメンテナンスや溶接・プログラミングなどの技術取得には職業訓練が向いています。
逆に、他の職種の職業訓練校には疑問があります。
筆者も職業訓練校に通っていた時代がありましたが、「資格を取るよりもさっさと就職しろ」という圧力が強く、あまり勉強に専念できませんでした。
職員の大多数が非正規のキャリアコンサルタント
ハローワークの相談員や求人開拓の担当者の大半が、非正規雇用となっています。
日経新聞によると、ハローワークで働く職員がなんとユニオン(労働組合)を結成しています。
ユニオン(労働組合)とは、雇用主に対して適正な待遇を求めるために結成される組織です。
ハローワークの職員が国家という雇い主と、「ユニオン(労働組合)」を結成して戦っているということです。
本来、正規雇用を増やして国民の生活安定に寄与するべきハローワーク自体が、こんな報道をされる有様です。
安心して活用できるのかと言われると、人事担当者としては安心して活用することができません。
もちろん、筆者自身が利用者として活用するとなったら抵抗があるのが正直な意見です。
求人の質はエージェントと比べるもなく、低すぎる
求人の質について見てみましょう。
転職エージェントの求人は月給20万5000円程度(大卒初任給)以上の水準の求人紹介がメインとなっています。
一方でハローワークでは、下手をすると月給16万5,000円で週5日以上勤務の求人が並んでいることもあります。
ハローワークは無料で活用できるがゆえ、企業の本気度が低い求人が殺到することが原因です。
無料なので、とりあえず求人を出しておくというレベルの扱いとなることも多々あります。
活用するには、あまりにも危険と言わざるを得ません。
ハローワークはサポートが薄い
ハローワークはサポートが薄い傾向にあります。
確かにキャリアアドバイザーなどに面接のアドバイスを受けることは可能です。
しかし、ハローワークは民間企業とは異なり、利益を出すことが目的ではありません。
利益にならなければ、本気にならないアドバイザーも多いです。
極端な言い方ですが、転職エージェントのような民間企業は求人を紹介しなければいずれ倒産してしまいます。
そのような営利企業の方が、必死になって求人を紹介してくれるということです。
その点もあり筆者はハローワークより就職支援サービスや転職エージェントの利用をおすすめします。
「就職活動がうまくいかない」というフリーターが検討すべき3個の就活方法
「就職支援サービスを使っているのにうまくいかない」というフリーターの方には、おすすめの就活方法があります。
いきなり正社員を狙うのではなく、急がば回れで確実にスキルアップや根性を身に着ける方法です。
就活法1:紹介予定派遣からはじめ、正社員を狙う
紹介予定派遣で正社員登用前提の派遣求人を狙ってみて下さい。
派遣から正社員になれる可能性が高いことが紹介予定派遣の最大の魅力です。
採用されるまでのハードルも、最初から正社員になるための採用試験に比べて低いためおすすめできます。
おすすめの派遣会社としては、アデコがあります。
アデコは世界各国に拠点を持つ大手人材紹介サービスです。
事務系の職種への紹介予定派遣が充実していますので、ぜひ活用してみて下さい。
もしもミスマッチが起こっても途中で降りることができます。
紹介先が合わない会社で辞めてしまっても、期間が満了したから退職したと面接時に伝えることができます。
その場合、職歴にも傷がつかないので安心です。
>アデコで優良派遣求人を探す
就活法2:プログラミングスキルを習得してITエンジニアとして就活する
プログラマの有効求人倍率は現在、なんと8倍に達しています。
私が働いていた人事などの管理部門の有効求人倍率は1.2倍でした。
この数字の違いを見れば、ITエンジニアの有効求人倍率がいかに高いかが理解できると思います。
ITエンジニアとして手に職をつければ、大手企業からベンチャー企業まで色々な会社で働くチャンスがあります。
もしもIT業界の第一線で働くことに疲れたら社内SEなどの求人も受けることができます。
プログラミングスキルを身に着けることは非常に良い就職手段となります。
未経験からITエンジニアになるためにはスクールに通うのが一番です。
独学だと1年以上かかりますが、スクールに通えば3ヶ月で覚えられ、かつ就職もできます。
筆者のおすすめはDMM WEBCAMPです。
SNS上でも、実際の利用者からも高評価で実際に就職もできています。
期間内に就職できなかった場合、全額授業料が返金される保証制度もあり、安心して活用できるサービスです。
>DMM WEBCAMPでプログラミングを学ぶ!
就活法3:期間工となり責任感・コミュニケーション力・自己理解を付ける
自動車の製造を行う期間工となり、責任感・コミュニケーション力・自己理解を付けるのも手段の一つです。
採用条件は非常に低く、フリーターやニートであっても「働く意欲」と「健康な体」であれば採用されます。
3年と雇用期間が限られている点がデメリットですが、
- トヨタやホンダなどの直接雇用で福利厚生もしっかりしている
- 短期で稼げ、年収500万円も可能
- 寮や食堂も利用でき貯金も貯まる
などのメリットで人気の仕事です。
期間工の仕事は肉体労働なので体力が必要ですが、
- ミスをしない
- 納期は期日までに行う
- 前の工程と後ろの工程と連絡をとって仕事をする
など、社会人としての基礎力が身に付きます。
20代で若ければ正社員登用される可能性も非常に高いです。
期間工を満了すれば、どんな仕事でもやっていける自信にもなるので、トライしてみてください。
期間工.jpでは期間工の求人を紹介しています。
入社祝いのダブルゲット(最大50万円)や面接対策もしてもらえますのでメリットしかない求人紹介サービスです。
ぜひ活用しましょう。
>期間工.jpで仕事を探してみる
就職活動がうまくいかない時に検討すべき3個の就活方法
- 紹介予定派遣からはじめ、正社員を狙う
- プログラミングスキルを習得してITエンジニアとして就活する
- 期間工となり責任感・コミュニケーション力・自己理解を付ける
さて、続いては、厳しいフリーターの就職の実情についても触れていきます。
フリーターからの正社員就職は3人に1人しか内定が出ない
「フリーターの就職状況ってどんなものなのだろうか」と不安に思っている方は非常に多いです。
フリーターの就活で内定が出るのはマイナビによると34%となっています。
新卒の内定率が77.6%となっており、新卒に比べて既卒の内定率は半数を下回ります。
3人に1人しか内定が出ていないのが現状ですが、前述した
「内定率が大幅アップ!フリーター向けの就職支援サービスがおすすめ」で紹介した方法を実践しましょう。
そうすれば、内定率は80%にまでアップします。
利用しないのは損でしかありませんのでぜひ参考にして進めてくださいね。
悲観的になりすぎずに、まずはフリーターが置かれている状況を確認しましょう。
フリーターは第二新卒・既卒とどう違う?
「フリーターは第二新卒・既卒とどう違うのだろうか」と気になっている方も非常に多いです。
そこで、フリーターと第二新卒・既卒の違いを一覧表にしました。
属性 | フリーター | 既卒 | 第二新卒 |
---|---|---|---|
職歴 | なし | なし | あり |
マナー | なし | なし | 最低限のマナーあり |
柔軟性 | あり | あり | あり |
第二新卒は少しだけ職歴があるため、マナーの習得が出来ていると考えられます。
反対に、フリーターと既卒には職歴がないためマナー習得が出来ていないと判断されてしまいます。
採用担当者から見ると総じてフリーターの方は、マナーに問題があると感じるケースが多いのです。
「フリーターの就職活動は2人に1人しか内定が出ない状況」まとめ
- 新卒の内定率が83.4%となっており、新卒に比べて既卒の内定率は約半分しかない。
- フリーターと既卒には職歴がないため、第二新卒の少し職歴がある方がマナーの習得が出来ている。
- 採用担当者から見るとフリーターはマナーに問題があると感じるケースが多い。
では次で、フリーターの就職活動が失敗する3つの原因について解説します。
フリーターの就職活動が失敗する3つの原因
「フリーターが就職活動に失敗する原因ってなんだろう」と気になる方も非常に多いと思います。
フリーターが就職活動に失敗するのは、責任感の欠如など
「すぐに辞めるのではないか」というイメージが採用担当者にあるためです。
具体的には、以下の理由です。
- すぐ辞めると思われている
- 自己分析・業界分析・企業分析ができておらず考えが浅い
- 企業が求める責任感・コミュニケーション力を満たしていない
それぞれについて解説します。
理由1:すぐ辞めると思われている
「バイトが合わなかったらすぐに違うバイトを探せばいいや」
と安易に仕事を辞めるイメージがフリーターにはついてしまっています。
フリーターの方の履歴書を見てみると、アルバイトを転々としている方も多いです。
アルバイトを転々としていると、「業務負荷と責任の軽いアルバイトすら続かないのか」と忍耐力に疑いが出てしまい、正社員を続けることが難しいと思われる可能性が高くなります。
仕事について真剣に考えて、正社員として就職したら絶対に定年まで勤務するという強い意志を持ちましょう。
面接ではその意思を企業にアピールする必要があります。
理由2:自己分析・業界分析・企業分析ができておらず考えが浅い
自己分析・業界分析・企業分析ができておらず、面接の場で上手に志望動機を伝えられない方が多いです。
特に自己分析をしっかりとすることが大切です。
自己分析が甘いと自分自身がどんな仕事をしたいのか分からず、業界分析と企業分析もうまくできません。
自己分析が曖昧なままだと、入社後に仕事で活躍できるイメージが湧きにくいということでもあります。
入社後のイメージがないということは、職種に対する具体的な意欲を面接官に伝えることができません。
意欲が感じられないということは、つまりすぐ辞めてしまうのではないかと判断されてしまいます。
自分のやりたい仕事を自己分析ではっきりさせましょう。
その後に業界分析と企業分析をするようにすれば自然と行きたい業界が分かるようになります。
理由3:企業が求める責任感・コミュニケーション力を満たしていない
企業が求める責任感とコミュニケーション能力を満たしていない場合、面接に落ちやすいです。
仕事に対する責任感とは、どんなことがあっても与えられた仕事をやり抜く力です。
フリーターで、特にアルバイトを転々としている方は責任感を疑われてしまいます。
アルバイトすら長続きせず、周囲と円滑なコミュニケーションが取れないのではないかと疑われるためです。
また、相手が求めることを理解する力と正確にものを伝える能力を企業は求めています。
面接の場で言葉のキャッチボールができず、面接官の話を一方的に話を聞いている状態になっていませんか?
また、面接官が聞いてもいないことを話すようなことをするとコミュニケーション能力がないと判断されます。
会話の意図を読み取れないと、仕事の現場でも周囲に大きく迷惑をかけます。
相手が何をしたいのか?考えているのか?を汲み取り、コミュニケーションする力が求められます。
緊張してしまったり、面接本番で本来の力が出せないということがないように対策して臨みましょう。
ジェイックでは面接対策もしてくれますので、コミュニケーションに慣れるためにも活用しましょう。
フリーターの就職活動が失敗する3つの原因
- すぐ辞めると思われている
- 自己分析・業界分析・企業分析ができておらず考えが浅い
- 企業が求める責任感・コミュニケーション力を満たしていない
コラム:社会の状況次第で就職ニーズは変わる
社会の状況次第で、コロコロと採用市場は変動します。
氷河期世代やリーマンショック世代の方たちはいまだに救済されていません。
しかし今は、35歳以下の若者であれば、正社員に雇用形態を変えることができる可能性が非常に高い状況です。
少子高齢化のため、必ず企業は人手不足に陥るためです。
本来であれば、人事担当者は景気に左右されず、10年先を見据えた採用活動をするべきです。
しかし世情によってそうもいかない現状なので、状況に応じて柔軟に面接を受けていくようにしてください。
コラム:フリーターは面接対策できていない状態の方が大半
フリーターの方は面接対策ができていない状態の方が大半です。
職歴やスキルもないのであれば、意欲と入社後の伸びしろに期待してもらうしかありません。
その意欲・伸びしろを感じてもらう機会は面接しかありません。
思いは言葉や態度でしか相手に伝えられないため、伝える工夫は最大限にしましょう。
面接対策は就職支援サービスが手伝ってくれます。
ジェイックに登録して、担当者が面接官の役割をしてくれる模擬面接で経験値を上げていきましょう。
さて、「フリーターでもそれなりに稼いでいるんだけどな」という方へ。
次は、フリーター生活を続けるメリットとデメリットについて解説します。
フリーターのメリットは自由に稼げて正社員より責任が軽いこと
フリーターのメリットは捉え方次第ですが、自由に働きやすいところにあります。
具体的なフリーターのメリットとしては、以下のよなものがあります。
- シフトが自由。稼ぎたいだけ稼げる
- 正社員よりも責任が軽い
それぞれについて解説します。
メリット1:フリーターはシフトが自由で稼ぎたいだけ稼ぐことができる
フリーターは、シフトが自由な点と稼ぎたいだけ稼げるというメリットがあります。
若くて体力があれば何時間でもシフトを組めば良いでしょう。
また時給の高い夜間の仕事を入れるのも手です。
正社員でも若手は手取20万円弱という方は多くいます。
フリーターであればこれ以上稼ぐのはカンタンです。
メリット2:フリーターは正社員よりも責任が軽い
フリーターは正社員よりも責任の軽い仕事を任されます。
覚えやすくカンタンな作業が多い傾向です。
仮にトラブルがあっても必ず責任者がいますので、困ったら相談するだけです。
時間が来たら帰りやすく、フリーターは気軽に働くことができると言えます。
フリーターのメリット
- シフトが自由。稼ぎたいだけ稼げる
- 正社員よりも責任が軽い
一方でフリーターのデメリットもあります。
フリーターのデメリットは加齢で一気に出現する
フリーターのデメリットは、高齢化すると一気に出現します。
具体的には、以下のようなデメリットです。
- 高齢化すると仕事がなくなる
- 高齢化すれば、体力がなくなり減収する
- 社会的信用が低く、高齢化すればお金の不足に悩むことになる
それぞれについて解説します。
デメリット1:フリーターは高齢化すると仕事がなくなる
フリーターは高齢化すると仕事が一気になくなります。
若者の多い飲食店のアルバイトや工場系の求人などでは体力や愛想、フレッシュさが必要なことが多いためです。
年齢を重ねると若者の輪に入れず馴染めなくなり居場所を失います。
それが経営者も分かっているのでアルバイトすら雇用されなくなります。
デメリット2:フリーターは高齢化すれば、体力がなくなり減収する
時給で稼げるということは、裏を返せば体力がなくなれば減収することになります。
特に体力勝負の飲食店・工事現場・工場の仕事は、「現場仕事は体力が第一」となるためです。
30代後半や40代になって、若者の体力についていける自信がありますか?
自動車や重機メーカーの高卒採用正社員は18歳からライン作業をして、28歳位で班長・35歳で係長となります。
その頃には現場を離れて、デスクワークをする仕組みになっています。
10年我慢すれば、現場を管理監督するという名目でイスと机を与えられ体力仕事は免除されるということです。
正社員は体力がなくなっても働き続けられるのです。
アルバイトなら、その先の雇用はありません。
体力がなくなれば、契約更新されなくなるという不安定さがあります。
デメリット3:フリーターは社会的信用が低く、高齢化すればお金の不足に悩むことになる
アルバイトのまま高齢化すると貯金なども出来ず苦しむことになります。
仮に貯金があったとしても、ケガや病気で働けなくなれば、あっという間に貯金は尽きます。
正社員であれば私傷病手当金や、会社独自の給与制度で守られることが圧倒的に多いです。
加齢で一気に出現する・フリーターのデメリット
- 高齢化すると仕事がなくなる
- 高齢化すると体力がなくなり減収する
- 社会的信用が低く、高齢化すればお金の不足に悩むことになる
まとめ
フリーターの内定率は低く、3人に1人しか就職できません。
しかし、就職支援サービスを活用することで80%以上の確率で内定することができます。
就職支援サービスでは、自己分析の支援やマナー習得講座などを開催しています。
採用担当者の懸念点を、就職支援サービスを利用して払拭しましょう。
内定を獲得するためには、行動力が大切です。
就職支援サービスを積極的に活用して、面接の回数を増やせるように動き続けましょう。