フリーターから正社員を目指す時に、
「フリーターから就職できる?3年くらいフリーターをしている。」
「フリーターから正社員への就職はどれくらい厳しいの?」
「正社員のメリットってなに?フリーターのデメリットも具体的に知りたい」
と悩んでいませんか?
私は約10年間、採用担当者を経験してきました。
その経験からお伝えするとフリーターでも正社員として再就職することは十二分に可能です。
フリーターは正社員としての就労経験はなくとも、仕事をする意欲自体は高いと判断されるためです。
フリーターであってもやる気さえあれば採用される時代に突入したなと実感しています。
この記事を読めば、現在フリーターでも正社員として就職する方法を知り、スムーズな就職活動を行えます。
フリーターの方で
「どうしても正社員になりたい
「就職して親や恋人を安心させたい」
と考えている方は、絶対に最後まで読んでくださいね。
Contents
フリーターでも就職できる!実情を紹介
「フリーターで正社員として一度も就職したことがないけれど、就職できるのだろうか」
と不安になっている方は非常に多いです。
実際に採用を行っている側からすると、現在は就職バブルです。
ということはつまり、フリーターの方でも内定を取ることは非常に容易なタイミングと言えます。
特にリーマンショック時代と比べると、いとも簡単に内定が出る状況です。
現状に疑問を持ってしまうほど今は恵まれていると感じます。
ここからは実際に内定率や企業の状況、フリーターから正社員となった事例について紹介していきましょう。
既卒向け転職支援サービスでは内定率80%以上!
既卒向けの転職支援サービスは高い内定率を誇り、内定率は80%以上となっている会社が非常に多いです。
マイナビによると、既卒の就職率は45%と非常に低い状態です。
しかし、転職支援サービスを活用することで80%までに就職成功率がアップします。
ジェイックや、いい就職ドットコム等の就職支援サービスは、フリーターの就職支援を手厚く行っています。
上記のような就職支援サイトを利用すれば、フリーターを歓迎している企業の求人を紹介してもらえます。
「ブラック企業の求人に無理やり紹介しているのではないか」
という疑問を持たれるかも知れません。
しかし実際は、堅実な商社やメーカーの求人紹介が多く、定着率も90%以上を誇っています。
入社後も既卒向けのエージェントさんが顔を見に来てくれたり、フォロー体制も万全な企業が多いです。
正社員就職支援に強い「ジェイック」
- 就職成功率は81.1%以上!定着率も91.3%で離職者も少なくホワイト企業多数!
- 就職支援実績2万名以上!信頼・実績から書類選考免除の企業のみ紹介!
- 自己分析・企業分析・社会人研修など支援サポートが手厚い!
利用者も採用担当者も評判が高い「いい就職ドットコム」
コラム:ジェイックで紹介された就職先の事例紹介
ジェイックで紹介された就職先の事例としては、以下のような企業がありました。
- 自動車や航空機器メーカーの部品製造を行う社員数50名程度の企業
- システムメンテナンスを行う社員数40名程度の企業
- 有名な正社員5000名を超える派遣会社
- 有名塾
中小企業から大手企業までバリエーション豊富な企業がそろっています。
さらにジェイックで「就職カレッジ」を1週間受講すると、
- 書類選考なしで面接が受けられる
- 未経験が前提の正社員求人を紹介してもらえる
- 20社と豊富な求人を紹介してもらえる
- 離職率が高い飲食店などはなく、メーカーや商社が中心
といった就職先を紹介してもらえるため、魅力的かつ内定が取りやすいため非常に魅力的でした。
正社員で働きたい方はジェイックにまず相談してみると良いでしょう。
正社員就職支援に強い「ジェイック」
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次は、企業が抱える深刻な人手不足問題について解説します。
いまの就職状況が本当に改善されている理由がよく分かりますので、必ず読んでくださいね。
若手にチャンス!企業の人手不足の状況を理解しよう
2020年現在、企業は未曽有の人手不足に見舞われています。
そのため、フリーターとしての職歴しかない若者であっても、なんとか採用して戦力にしたいと考えています。
実際、私が中堅印刷会社で採用を担当していた2019年1月段階でも人が採用できずに苦しんでいました。
- 正社員500名規模の企業
- 未経験でも年収400万円以上を提示
- リクナビネクストやdodaなどの転職サイトに求人掲載
ここまで手厚く対応しても全く採用できず、採用経費を200万円以上損失してしまいました。
東京商工サーチの発表によれば、400社が人手不足倒産しています。
若手人材の確保が出来なければ、企業の活動そのものが停止する危機も迎えています。
さらに知りたい方は「フリーターから就職は今がチャンス!人手不足で20代・30代の労働力が求められている」こちらも合わせてご覧ください。
正社員になると年収が倍になり、安定した環境で仕事をすることができるようになります。
次は、実際にフリーターから安定した企業の正社員となった実例を紹介します。
事例紹介:フリーターから就職したYさん
フリーターから実際に中堅印刷会社(正社員500名、売上高80憶円)に転職成功した事例を紹介します。
私とお会いする前はYさんは大卒ですが、居酒屋で時給900円で働いており、不安定な生活を送られていました。
Yさんには結婚をしたいという彼女が出来ましたが
「フリーターとは絶対に結婚したくない」
と言われたことが就活のきっかけだそうです。
就職支援サービスのいい就職ドットコムを活用されて面接に来られました。
企業側からするといい就職ドットコムは手数料が安く、よく相談していました。
Yさんは家族を持つとのことで真面目に働いてくれるだろうと期待できたため、営業職として採用しました。
フリーター時代は時給900円で年収は200万円程でしたが、転職後は年収400万円以上の待遇を得ることができました。
入社後は無事にご結婚され、親元から独立して東京で結婚式を挙げられました。
正社員になると待遇がフリーター時代よりも良くなるので安定した生活を送ることができます。
結婚も新居の準備もスムーズにいったと喜ばれていました。
このように10年以上採用をしてきましたがフリーターが正社員に就職した事例は数多くあります。
若いうちにぜひ一歩を踏み出してみてください。
利用者も採用担当者も評判が高い「いい就職ドットコム」
ところで、「高卒・大卒で就活方法が違うのか?」とよく聞かれます。
大きくは違いませんが、企業によっては高卒では就けない職種・業界がありますので次で紹介していきます。
コラム:高卒フリーターでも就職可能!ただし不利な職種・業界もある
高卒フリーターでも正社員として、就職自体は可能です。
しかし、確実に採用されにくい職種があります。
いわゆるホワイトカラー系職種は大卒以上でないと採用されにくいです。
例えば、以下のような職種です。
- 営業職
- 総務
- 人事
- 経理
- 技術
といった職種は大卒でないと採用されにくいです。
反対に採用されやすい職種は、
- ライン工
- 印刷補助員や印刷機オペレーター
- 土木工など工務店の正社員
などの現場系職種です。
業界的に不利な業界として、
- マスコミ関係
- 自動車業界の事務職
などは総じて大卒がホワイトカラーの仕事をするという暗黙の了解があるので、
高卒の場合は現場系職種で正社員採用を狙うのが現実的です。
「フリーターでも就職できる」まとめ
- 就職バブルで就職しやすい状況。簡単に内定が出る状況に疑問を持ってしまうほど今の状況は恵まれている。
- 転職支援サービスを利用して就職活動すれば、内定率は80%以上。
- フリーターが正社員に就職した事例は数多くある。
- ホワイトカラーの企業を避けて就職活動すれば採用されやすくなる。現場系職種は採用されやすい。
さらに知りたい方は「【年齢別】正社員になるスムーズな就活法」合わせてご覧ください。
「フリーターから正社員に就職できるのは分かったけれど、フリーターもいい面はあるんだよな」
と気になっていませんか。
フリーターのメリット4つ
フリーターにはフリーターで、正社員よりも時間の融通が利くなどのメリットがあります。
具体的には、以下の4つのメリットがあります。
- 好きな時に働き、好きなときに休むことができる
- フリーターは仕事に責任がなく楽
- 固定給ではなく時間給なので稼げる
- 様々な業種で働ける
それぞれについて解説します。
好きな時に働き、好きなときに休むことができる
フリーターのメリットとして好きな時に働き、好きなときに休むことができるというメリットがあります。
正社員になるとほぼ週に5日勤務となり、休むには有給休暇を使用する必要性があります。
バイトであれば10時出社など、ゆっくり出社できる求人もあります。
暗黙のうちに残業も求められるかもしれません。
好きなときにシフトを入れてお金を稼ぐことが出来るのは大きなメリットですね。
フリーターは仕事に責任がなく楽
フリーターは時間から時間の仕事なので、仕事に責任がなく楽なことが多いです。
必ず責任者がいるため、手に負えなくなれば責任者に相談するだけです。
正社員になると、急に仕事に責任が出てきて、仕事を受けたら完了するまで帰ることができません。
その点、フリーターは気楽です。
固定給ではなく時間給なので稼げる
正社員は固定給ですが、フリーターは時間給で仕事ができます。
働いた分だけ給料がでるため体力のある若いうちはシフトをたくさん入れれば、正社員より稼げることもあります。
時給の高い夜のシフトばかり入れるのも手でしょう。
若く時間と体力があれば「フリーターの方が稼げる」という方もいるでしょう。
様々な業種で働ける
フリーターは様々な業種で働くことができます。
フリーターは時間から時間の仕事をするため、隙間の仕事を任せてもらうことが多いためです。
隙間の仕事をフリーターにお願いする企業に入って、様々な仕事を経験することができます。
かんたんに採用されるためたくさんの仕事場を見れるというのはメリットですね。
さらに知りたい方は「アルバイトから正社員になるメリットとデメリット」合わせてご覧ください。
フリーターのメリット
- 好きな時に働き、好きなときに休むことができる
- 時間から時間の仕事なので、仕事に責任がなく楽なことが多い
- 時間給なので体力のある若いうちはシフトをたくさん入れれば、正社員より稼げることもある
- 様々な業種で働くことができ、たくさんの仕事場を見れる
これまでのメリットを見ると「やっぱりフリーターが最高じゃないか!」と思っていませんか。
若いうちは体力も気力もあるので、メリットばかりに見えるフリーター生活。
現実は甘くないため、次は、フリーター生活のデメリットについて解説します。
フリーターのデメリット8つ
いいことだらけに感じるかも知れないフリーター生活ですが、人間は必ず年齢を重ねます。
年を取ると、体力と気力が衰え、物覚えが悪くなることを見落としていませんか?
短期視点ではいいことが多く感じますが長期的には大きなデメリットが数多くあります。
将来のキャリアを見据えて早い行動をしなければ手遅れになりますのでご注意ください。
フリーター生活のデメリットとして、以下の8つのデメリットについて解説します。
- 年齢相応のスキルが身につかない
- 年齢が高くなると雇用先がなくなる
- 体調不良になると給料の保証がない
- 社会的な信用が低く、結婚できない
- 昇給がない
- 住宅ローンが組みにくい
- 解雇されやすい
- フリーターのまま30代前半を超えると悲惨!
それぞれについて解説します。
フリーターは年齢相応のスキルが身につかない
フリーターの仕事は、ほぼ単純作業の連続となります。
歯車的な仕事が多く、誰にでも教えて誰にでもできる任せる仕事になりがちです。
つまり仕事を続けても就職・転職市場では価値あるスキルが身につかないことが多いということです。
スキルがないと、その分高いレベルの仕事に就くのは厳しくなります。
新卒正社員組は30歳になれば8年〜12年の業務経験があり、技術やノウハウを体得しています。
このスキル差はかなり大きいです。
気になる方は「【コラム】キャリアが積み上がらず30代以上の求人に困るケースが多い」こちらも合わせてご覧ください。
フリーターは年齢が高くなると雇用先がなくなる
フリーターは年齢が高くなると雇用先がなくなっていきます。
求人の年齢制限などで、よく31歳までの求人を目にしたことがありませんか。
年齢が高くなると平均年齢の若すぎる職場では、馴染めない・扱いにくいと扱われるためです。
学生アルバイトの多いところに高齢のフリーターがいると馴染めないということも多々あります。
そういう意味でも、いずれフリーターとして雇用してくれる会社はなくなっていきます。
フリーターは体調不良になると給料の保証がない
フリーターは体調不良になると、給与の保証がありません。
フリーターでも有給休暇はあります。
しかし、有給がなくなって勤務できなくなれば正社員とは違い契約を打ち切られる可能性が高いです。
正社員は解雇することが難しいですが、フリーターは簡単に解雇できてしまうのです。
会社の対応にもよりますが、正社員は私傷病手当金や会社独自の福利厚生で給料を貰いながら休職することも可能です。
結婚したら奥さんや子供の体調不良をサポートするために休んだり、親の介護で休むことも出てきます。
その時、フリーターは無給になるだけです。
正社員の福利厚生については「フリーターから正社員になる9個のメリット・休んでも月給は変わらない」こちらの記事でも詳しく解説しています。
社会的な信用が低く結婚できない
フリーターは社会的な信用が低く結婚できない可能性があります。
結婚する2人の幸せを周囲の方は願っているため、収入が不安定であると
「本当に大丈夫?後悔しない?」
と周囲から言われるものです。
極めつけは相手の親です。
もし男性側がフリーターであればお嫁さんとなるご両親は心配する方が今でも多いのが現実です。
お金がなければ食べることはできません。
金銭面を含めた人生プランを熱量を持って伝えられなければ心から賛同をもらうのは厳しい可能性があります。
さらに知りたい方は「【人事が教える】フリーターの結婚は不利?フリーターの弱点8個と正社員になる方法」こちらも合わせてご覧ください。
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【人事が教える】フリーターの結婚は不利?フリーターの弱点8個と正社員になる方法
フリーターの方で結婚を考えていると、 「フリーターで結婚すると、どんなデメリットがあるの?」 「フリーターでも正社員並みに稼いでいるという自負がある。なぜ、正社員じゃないと結婚は無理なのかな?」 と、 ...
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フリーターのデメリット
- 仕事を続けても年齢相応のスキルが身につかず高いレベルの仕事に就くのが難しくなる
- 求人の年齢制限などで年齢が高くなると雇用先がなくなる
- 体調不良などで勤務ができなくなると給料の保証がない
- 社会的な信用が低く結婚できない
フリーターは昇給がない
正社員であれば、毎年、年に1度は評価を基にした昇給があります。
スキル・経験が積み上がり役割もあがれば給料も上がります。
一方でフリーターは時給で仕事を行うため原則、昇給がないでしょう。
同一労働同一賃金がスタートしているためフリーターでもある程度の昇給を見込める可能性はあります。
しかし実際のところは正社員ほど高い昇給は見込めないでしょう。
正社員が年1回4,000円程度昇給するのに対して、フリーターは10円から30円時給が上がる程度ではないでしょうか。
フリーターは住宅ローンが組みにくい
フリーターは住宅ローンが組みにくい傾向にあります。
住宅ローンは毎月一定金額以上の収入がある人を優先してローンを組めるようになっているためです。
フリーターは賃金の差が大きいため、住宅ローンを組みにくくなります。
他にもクレジットカードや自動車ローンも正社員と比べ組みにくいのでご注意ください。
組めたとしても希望の学に満たないこともありえます。
さらに知りたい方は一生フリーターはなぜやばい?生涯賃金1億円以上差がつく5個のポイントこちらも合わせてご覧ください。
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一生フリーターはなぜやばい?生涯賃金1億円以上差がつく5個のポイント
フリーターを続けていると 「一生フリーターを続けると人生はどうなるの?」 「フリーターを一生すると詰むと言われる理由ってなに?」 と疑問に思うことはないでしょうか? 実際、自分の収入で暮らしているフリ ...
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フリーターは解雇されやすい
フリーターは解雇されやすいです。
正社員が65歳までの無期雇用なのに対して、フリーターは半年単位での労働契約などの期限があるためです。
これはかなり大きな差です。
正社員は合理的な理由なしに解雇できないので突然の解雇はありません。
対してフリーターは契約更新をしないという方法をとれば合理的・合法的に解雇されてしまいます。
2020年の3月〜5月のコロナによる自粛期間も、真っ先に自宅待機になったのはフリーターではないでしょうか?
フリーターのまま30代前半を超えると悲惨!
フリーターのまま30代前半を超えると悲惨です。
職歴がないため、正社員就職しにくい状態になっている上に、アルバイト先からも敬遠され始めるためです。
フリーターのメリットがどんどん薄れていきます。
せめて30代後半になるまでの間に正社員就職を目指しましょう。
さらに知りたい方は【採用担当者が語る】27歳フリーターの就職の難易度と正社員にスムーズになるコツこちらも合わせてご覧ください。
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【採用担当者が語る】27歳フリーターの就職の難易度と正社員にスムーズになるコツ
27歳でフリーター経験しかないと、本当に正社員で就職できるのかどうか不安になりますよね。 筆者は10年間、採用担当をしているため 「27歳フリーターから正社員に就職できるかな?」 「正社員として就職で ...
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「【採用担当者が教える】フリーターは何歳まで?34歳でも正社員になれる就活法とは」こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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【採用担当者が教える】フリーターは何歳まで?34歳でも正社員になれる就活法とは
「フリーターって何歳までやっててもいいのかな」 「正社員になったほうがいいのかな」 と、気になりますよね。 もしフリーターから正社員になりたいと考えているなら、一刻も早く動いた方が良いと言えます。 フ ...
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フリーターのデメリット
- 時給で仕事を行うためフリーターは原則昇給がない
- 毎月一定金額以上の収入がある人が優先されるためフリーターは住宅ローンが組みにくい
- 期限が来れば契約更新をしないという方法で解雇されやすい
- フリーターのまま30代前半を超えると正社員就職しづらくバイト先からも敬遠され始める
次は、採用担当者から見てフリーターの方を採用する上で感じている懸念点について伝えます。
懸念点を理解することで、採用担当者の心理を掴むことができます。
しっかり読んでいってくださいね。
【採用担当者が語る】フリーターへの3つの懸念とは
採用担当者は
「この人は本当に定年まで仕事をする気持ちはあるのだろうか」
とフリーターを正社員採用する時にいつも不安を抱いています。
入社してすぐに辞められると、採用担当者は経営者から徹底的に責められるためです。
私も採用したフリーターの方が3ヶ月で退職されたときには社長から、
「人を見る目がないなら人事なんて辞めてしまえ!採用経費の無駄や!100万も採用に使ってすぐに辞められたら大損や!」
と激しく責められました。
このような懸念があるので採用担当者は、
- 会社に定着するのか
- 責任感を持って仕事をするのか
- 弱みと強みを客観的に自己評価できているか
の3点を非常に重視します。
それぞれについて解説します。
懸念点1:会社に定着するか?キャリアパスのイメージができているか?
「このバイトが合わなかったらすぐに辞めたらいいや」
という感覚で正社員の仕事も見ていないかという不安が面接官にはあります。
正社員の仕事は年数を重ねてこそスキルが育ち、値打ちが出るためです。
この会社で65歳の定年まで働くんだ、とキャリアを見据えて働く必要があります。
フリーター時代のように単純作業を積み重ねるという認識ではいけません。
懸念点2:責任感を持って仕事をするか?
フリーターと正社員の仕事の違いとして、責任の重さが全く変わります。
フリーターの場合は、その日のうちに完結する仕事を任せることが多いです。
正社員は長期計画に参加して仕事をしたり、失敗すると億単位で損失の出る仕事を任せられることもあります。
手を抜いた仕事をしてしまうと、あっという間に居場所がなくなり、出世レースからも脱落してしまいます。
責任感を持って仕事ができるというところをアピールする必要性があります。
懸念点3:強み・弱みを客観的に自己評価できているか?
「コツコツやるのは得意だけど派手に立ち回る必要性がある仕事は苦手だな」
という風に、自分自身の強みと弱みの把握は必須です。
派手に動いて稼ぐ営業職が欲しいと思っている会社に、コツコツ真面目に仕事をしたいとアピールしても逆効果です。
客観的に自分自身の強みと弱みを把握して、面接官に伝えることができる状態にしておく必要性があります。
採用担当者が抱くフリーターへの3つの懸念と対処法
- 会社に定着してキャリアパスのイメージができているか:年数を重ねてスキルを磨きキャリアを見据えて会社で働くイメージを作っておく
- 責任感を持って仕事をするか:責任感を持って仕事ができるというところをアピールできる必要性がある
- 強み・弱みを客観的に自己評価できているか:客観的にみた自分自身の強み弱みを面接官に伝えられるようにしておく
フリーター就職に苦戦している人は面接で見抜かれている可能性大!対策は絶対に必要
面接官をしていて、フリーターの方に共通するのは「みんな自信なさげ」に見えるという点です。
面接の場にまで来て自信なさげな態度は絶対にNGです。
正社員になったら難しい仕事内容や、人間関係も複雑だったりと、自信をなくすことの連続です。
せめて面接の場では自信満々の態度で、頼りがいのある人物像を演じて下さい。
就職活動に自信がない方は「就活するフリーターが知るべきコツと失敗の傾向の全て」こちらも合わせてご覧ください。
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就活するフリーターが知るべきコツと失敗の傾向の全て
「フリーターなのだけれど、就職して正社員になれるのだろうか?」 「フリーターから正社員になりたいけど就活のはじめ方がわからない・・・」 「フリーターの期間が長いと就職活動に悪い影響が出るのだろうか?」 ...
続きを見る
職務経歴書の書き方については「【職歴がスカスカな方へ】フリーターでも評価される職務経歴書の書き方」こちらの記事で詳しく解説しています。
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【職歴がスカスカな方へ】フリーターでも評価される職務経歴書の書き方
正社員の経験がないため職務経歴書を書くときに 「フリーターの職務経歴書はどう書けば良いの?」 「書類選考が通りやすい書き方ってあるのかな?」 と気になりませんか? どれだけ能力・熱意があっても書類選考 ...
続きを見る
ここまで採用担当者の懸念点をお伝えしてきました。
次では、その懸念点を対策するために重要な志望動機や業界研究について解説します。
対策する・しないで大きな差が付きます。
最低限の準備は必ずするようにしましょう。
フリーターから正社員になるためには志望動機や業界研究が必須事項
「フリーターから正社員になるためには、どんな準備が必要なの」と気になりませんか。
具体的には、以下の対策が必須です。
- 自己分析を行う
- 業界研究を行う
- 企業研究を行う
- ブラック企業をリサーチして外す
それぞれについて解説します。
自己分析を行う
就職活動の志望動機や自己PRでは自己分析は必須です。
自己分析をしないと自分自身がどんな仕事をしたいのかを理解することができません。
自分自身の内面が理解できていないと、面接や書類選考で強い訴求ができないでしょう。
可能な限り時間をとって徹底的に深く自己分析をしましょう。
自己分析のやり方が分からない方は一生使える自己分析の方法!ステップ式で誰でも簡単に自己分析を深くする手順を全解説でやり方を解説しています。
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一生使える自己分析の方法!ステップ式で誰でも簡単に自己分析を深くする手順を全解説
「自己分析ってどうすればいいのかな。やり方がわからない」 「自己分析の方法がわからないから、その方法を知りたい」 自己分析をしたくても「方法が分からない」と手が止まる方は多くいます。 でも絶対に諦めて ...
続きを見る
ただ、なかなか手が動かない人がいます。
「自己分析はしないだろうな・・・。」
と感じた人は転職支援サービスを利用してください。
絶対に自己分析だけはしておきましょう。
就職はもちろん、転職や仕事で悩んだときなど一生役立ちます。
おすすめの転職支援サービスは後述しますが「ハタラクティブ」を利用してみましょう。
20代前半フリーターに強い「ハタラクティブ」
業界研究を行う
就活をするにあたり業界研究も必須です。
入社してから「こんなはずじゃなかった」と絶望することを避けるためです。
筆者も斜陽産業(毎年売上が下がっている業界)に就職してコストカット地獄に苦しんだ経験があります。
カラーコピー禁止、通勤手当の削減、収益低下による賞与ダウン・・・。
それだけに留まらず、外部から外国人を急に経営陣に招聘、吸収合併の地獄。
このような環境で仕事をするのは辛いものです。
大手企業であっても業界によってはすでに斜陽となっていることもあり得ます。
出来るだけ成長産業であるIT系企業などに目を向け、業界研究をした上で就職先を見極めるようにしましょう。
業界自体が沈んでいたら、ほぼ確実につまらない仕事をすることになります。
企業研究を行う
業界研究が終わったら、いよいよ個別の企業研究に移りましょう。
おすすめは、各業界のトップ企業と受ける予定の企業を比較してみることです。
仮にトップ企業を受ける場合には、他の企業と、どこが違うのかを見ましょう。
例えば重機メーカーや自動車メーカーであれば、販売網の大きさを比較してみるなどの方法があります。
販売網が大きければ、当然、売り上げは高くなります。
企業の特徴を見て、なぜその会社が強いのかを見極めるようにしましょう。
ブラック企業をリサーチして外す
ブラック企業をリサーチして外すことを忘れないようにしましょう。
ブラック企業にいけば、人生が悪い方向に行くためです。
筆者もよくTwitterなどSNSで、就活生や既卒者から就職相談を受けますが、
「あんな業界の中でもブラック企業として有名なところになぜ行くのか。命の危険がある」
というような会社から内定を貰ってから、入社するかどうか迷っている方が多いことに愕然としています。
Google検索で
- 「会社名 ブラック企業」
- 「会社名 労災」
- 「会社名 犯罪」
の3つは必ず検索するようにしてください。
ブラック企業であれば裁判を起こされたなど、情報が出てきます。
そういった会社を受けないようにしましょう。
あなたの命を守るためにも、絶対に重要です。
さて、次はいよいよ、就活の面接のコツについて解説します。
ただ面接対策ほど個人でやりづらいものはありません。
フリーターから正社員になるために必要な対策
- 自己分析を行う:就職活動の志望動機や自己PRでは自己分析は必須。徹底的に深く自己分析する
- 業界研究を行う:来るだけ成長産業に目を向け、業界研究をした上で就職先を見極めるようにする
- 企業研究を行う:企業の特徴を見て、なぜその会社が強いのかを見極めるようにする
- ブラック企業をリサーチして外す:人生が悪い方向に行くためブラック企業は受けない
そこで次は、フリーターの就職活動のコツについて解説します。
就職支援をしてくれるエージェントを活用することで、内定率が80%以上にアップします。
絶対に読んでいってくださいね。
フリーターの就職活動にはコツがある!ポイントは「転職支援」が強力なサービス
フリーターから正社員への就職を果たすためには、就職支援会社のサービスを活用する必要性があります。
フリーターのようにいわゆる「正社員として就業経験がない人材」の採用は企業側も不慣れです。
そのため、人事側もフリーターの人材を探す方法は、就職支援会社に頼りがちだからです。
また、転職支援会社は自己分析を徹底したり、マナー研修を無料開催したり強力な支援をしてくれます。
強力なサポートを無料でしてくれるため、正社員として就職するための大きな味方になってくれるでしょう。
転職支援会社を経由した場合は、内定率が80%を上回る上に、就職後の定着率も90%以上と高いです。
既卒専門の就職支援会社は企業の人事担当者とコミュニケーションを密にとっています。
有効に活用することで、書類選考なしで面接を受けることもできます。
次は、就職支援会社の中でも、実際に採用してきて非常に良い会社だなと感じた会社を紹介します。
どの会社も基本的に物腰の柔らかい就職支援員さんがいるので、気軽に登録してみてください。
【高卒・女性・30代もOK】フリーターの就活におすすめの就職支援サイト
「既卒向けの就職支援会社を使うべきなのはわかったけれど、どれを使えばよいの」と迷っている方も多いです。
私が採用担当者として活用してきた中でも、フリーターが活用するべき転職支援会社は、3つあります。
- ジェイック
- ハタラクティブ
- ウズキャリ既卒
これら3つは特におすすめできます。
それぞれについて解説します。
1位:ジェイック
ジェイックでは営業カレッジというフリーター向けの研修プランを実施しています。
なんと1週間にわたって中小企業の新入社員研修レベルの研修を無料で実施しています。
名刺交換マナーや、営業職として会社を訪問する際のマナーなど、ハイレベルな研修を受けることが出来ます。
また、研修を修了すると書類選考なしで1日30社の優良企業の最終面接を受けることが出来る権利を得られます。
1日で30社もの企業と最終面接を受けることが出来るので、内定する確率は非常に高いです。
ジェイックの担当者の方も
「早い人であれば1ヶ月も経たずに内定が出る」
という楽勝ムードの発言も出てくるほどです。
正社員就職支援に強い「ジェイック」
- 就職成功率は81.1%以上!定着率も91.3%で離職者も少なくホワイト企業多数!
- 就職支援実績2万名以上!信頼・実績から書類選考免除の企業のみ紹介!
- 自己分析・企業分析・社会人研修など支援サポートが手厚い!
2位:ハタラクティブ
ハタラクティブは学歴問わず内定率の高い若者向けの就職支援を行っている会社です。
10代でも企業の求人紹介を受けられる上に、高卒・大卒を問わずに求人をしっかりと紹介してくれます。
ぜひ、学歴で悩んでいるフリーターの方は、一度登録してみてください。
20代前半フリーターに強い「ハタラクティブ」
3位:ウズキャリ既卒
ウズキャリ既卒は非常に優良な支援サービスを実施しています。
ブラック企業といわれるような企業の求人は最初から断っているので安心です。
しっかりとボーナスや残業代が支給されるまともな待遇の会社に絞って求人紹介を行っています。
既卒者を狙っている企業の人事担当者からも非常に信頼が厚いので、ぜひ、活用してみてください。
【高卒・女性・30代もOK】フリーターの就活におすすめの就職支援サイト
コラム:就職支援サイトの説明会は有料レベル!受けずに内定は難しい
就職支援サイトのサービスは、お金を払って企業が本来やるべきことを無料で求職者に提供しています。
自己分析の支援などは何度も相談に乗ってもらえます。
例えばジェイックの営業カレッジは、1週間もの期間相談員さんが手厚く指導してくれます。
「企業がフリーター採用に対して不安を抱く点を研修で潰す」
というスタイルを採用しており、就職支援会社を経由するのとしないのでは雲泥の差が生まれます。
出来るだけ就職支援サイトをフル活用するようにしてください。
「入社してから先輩社員に可愛がられる態度を教えておきます」
といった入社後の立ち居振る舞いなども教えてくれるので、絶対に受けておきましょう 。
コラム:フリーターが就職しやすい職種8つ
フリーターで、特に高卒の方が就職しやすい職種は主に現業職系の職種になります。
- 介護
- 警備員
- ライン作業
- 期間工
- 宅配ドライバー
- タクシーの運転手
- コールセンター
- プログラマー
大卒であればホワイトカラー職種(営業や総務経理、技術職)につける可能性もありますので上記の限りではありません。
介護は慢性的な人手不足なので採用もされやすいです。
外国人採用でなんとか急場を凌いでいこうという方針もありますが、日本人であれば歓迎されます。
警備員は若ければ正社員に即座になりやすいですし、50歳でも警備員であれば若者扱いです。
ライン作業は、勤務する工場によって待遇は千差万別です。
それこそ大企業の工場であれば中小企業のホワイトカラーよりも稼げる会社が多いですね。
期間工に応募すれば年収500万円も可能ですし、社会人としてのスタンスも身につけることができます。
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宅配ドライバーに関しては、運転免許さえあれば正社員でも就職しやすいです。
タクシーの運転手も同様です。ドライバーは不足しておりますので採用されやすいです。
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コールセンターは、面倒見の良い方にはおすすめです。
沖縄や北海道など工場や大企業がない地方の方にもおすすめです。
プログラマーは手に職が付きますし、このままずっと人材不足の予測が総務省から出てますので安泰でしょう。
就活前に勉強するのにも、転職保証付きのプログラミングスクール(DMM WEBCAMP)などもあります。
しっかりとキャリア形成をしていきたい人は無料キャリア相談してみると良いでしょう。
コラム:フリーターなら1ヶ月でも若い状態で転職すべし
日本企業が中途採用を行う上で最も重視しているのは、年齢です。
正社員としての就職を視野に入れたらならすぐにでも動いて、1ヶ月でも若い状態で就職できるようにしましょう。
年齢を重ねれば重ねるほど就職しにくくなっていきます。
まとめ
フリーターでも就職することは非常に簡単になっています。
企業のフリーターに対する懸念点を払拭するためにも就職支援会社を活用し、1日も早い内定獲得を目指しましょう。
企業人事もフリーターを採用したいと考えています。
ただ、就職支援会社経由以外ではなかなかいい人材に出会うことは難しい状態です。
企業側もフリーターの求職者の探し方がなかなか分からないからです。
既卒向けの就職支援会社を有効活用して、内定を獲得してしまいましょう。