仕事を辞める理由は何がいい?人事が教える円満退職な退職理由とは

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仕事を辞めるために

「辞める理由を聞かれたらめんどくさい。適当な理由を知りたい」

「仕事を辞める理由は正直に話していいの?」

「みんな辞める理由は何にしているの?」

と悩んでいませんか?

筆者はこれまで約10年間、人事を経験し、500名以上の退職理由を聞いてきました。

退職時に面談をさせてもらう中で「実は・・・」と本音をいろいろ教えてもらう機会があり、社内の報告とは大きく違っていたことが印象的です。

実際、仕事を辞める理由を正直に話す必要はありません

言ったところで建設的な理由では無いことが多いでしょうし、変な引き止めに合うためです。

この記事では退職者を何人も見てきた筆者が聞いてきた退職理由を紹介していきます。

退職理由の伝え方を失敗すると逃げるように辞める必要性も出てきます

辞める理由が思い浮かばなかったり疑問がある方は必ず最後までご覧ください。

仕事を辞める本当の理由はトラブルの元!建前を言おう

仕事を辞める理由を伝えるときは本音よりも建て前を言うことをおすすめします。

理由を言えば、引き止めに合う可能性もあります。

筆者は多くの退職者を見てきましたが人が良いほど簡単に引き止められ、数ヶ月に渡ってやめられずに困っている姿を見てきました。

さらに、ひどい会社だと退職妨害に会う可能性もあります。

そのため転職先の会社名は絶対言わないことが重要です。

転職先の会社にまでわざわざ電話をして

「前職でこんなやつだったから雇わない方がいいよ。会社に後ろ足で砂かけやがった」

と伝えるような会社が本当に存在しています。

本当の理由を言って被害を受けるよりも建て前を言って退職した方が無難です。

嘘をついて退職しても場合によっては退職者再雇用制度で戻ることも可能

「嘘をついて仕事を辞めた後、もしも戻りたいと思ったときに戻りにくくなるのではないか?」と気になりませんか。

会社によっては嘘の理由で退職していたとしても再雇用される可能性があります。

本当はライバル会社に転職していたのに家業を継いだと嘘をついていた出戻り社員もいました。

退職理由も大切ですが、出戻り時点での能力も再雇用制度では重視されます。

気にせず建前の退職理由で退職しても問題ありません。

退職時に本音を言って後味が悪くなるよりも多少の嘘があったとしても円満退職することの方が出戻りしやすいでしょう。

次は、筆者が人事として退職者から聞いた円満退職できる建前の退職理由ランキングを紹介します。

円満退職できる建前の理由ランキング

「できれば会社と揉めずに円満退職したい」とほぼすべての退職者が思っていると思います。

そこで、筆者が退職理由で良く聞き、なおかつ揉めなかった退職理由を紹介します。

具体的には、以下の退職理由です。

  • 挑戦したい仕事があるため
  • 家業を継ぐため
  • 体調不良
  • 親の介護
  • 地元に帰るため

それぞれについて解説します。

ランキング1位:挑戦したい仕事があるため

建て前の仕事を辞める理由として、挑戦したい仕事があるため会社を辞めたいという理由がランキング1位です。

今の会社では挑戦できない仕事があるから辞めるしか対処法がなかったという理由です。

前向きな退職理由ですから、引き留められることも少ない退職理由です。

ただし、取ってつけたようなテーマの挑戦は見抜かれる可能性が高いので使わない方が無難です。

本当に挑戦したいことがある方におすすめです。

周囲から応援され、良い形で退職することができるでしょう。

注意点としては次の会社が決まっている場合はその会社名は言わないようにしてください。

ランキング2位:家業を継ぐため

仕事を辞める理由として2番目に多いのは家業を継ぐためという理由です。

「家業を継ぐためなら仕方ない」と会社側に諦めてもらえるため意外と多用されています。

筆者の知り合いも妻の両親が営む不動産屋を継ぐといって退職しましたが、全然違う仕事をしています。

注意点としては明らかに実家が商売などをしていない場合です。

すぐに嘘だと見抜かれてしまいますのでご注意ください。

ランキング3位:体調不良

体調不良は仕事を辞める理由に使われやすい退職理由です。

企業には安全配慮義務があるので仕事が原因で病気に罹患すると企業の責任となる場合もあるためです。

責任回避をしたい企業であればすんなりと受け入れてもらえる可能性があります。

この退職理由の注意点は体調不良の内容によっては出戻りしづらい点です。

お気をつけください。

ランキング4位:親の介護

昨今増えているのが親の介護を理由とした退職です。

親の介護があるため退職をして介護に専念したいという理由です。

建前として使いやすくおすすめです。

注意点としては介護休暇制度が導入されている会社では「退職するのではなく休職すればいいのではないか」という引き留めにあう可能性があります。

一方で介護で休みがちになる場合は「労働力として期待できない」と判断されてあっさり退職を受理させることも多いです。

ランキング5位:地元に帰るため

実家が遠方にあり、地元に転職して帰りたいという方が増えています。

慣れ親しんだ地元で勤務したいという理由ですから引き留めづらいですね。

東京や大阪などの大都市圏に勤務している会社員に多い退職理由です。

いまの生活圏から離れる方におすすめの辞める理由でしょう。

ところで「建前はだいたい分かったけれど、実際のところみんなどんな本音を抱えているの」と気になりませんか。

人事をしてきた筆者が生々しい退職の本音をランキング形式で紹介していきます。

本音の退職理由ランキング

「本音ではみんななぜ会社を辞めていくの」と気になりませんか。

筆者は人事として建前の退職理由を聞きつつも、退職した社員と交流していることもあり本当の理由を何度も聞いてきました。

本音の退職理由ランキングとして、以下の理由があります。

  • 1位:人間関係が悪い
  • 2位:給料が安い
  • 3位:仕事が忙しすぎる
  • 4位:社内ニートで居場所がない
  • 5位:仕事内容が合わない

それぞれについて解説します。

1位:人間関係が悪い

本音の退職理由として最も多いのは「人間関係が悪い」という理由です。

人間関係が悪い職場では退職者が後を絶ちません。

人間関係の一度悪化した職場では社員が定着せず、社員が辞めては採用するという悪循環なサイクルに陥っています。

人間関係を理由に退職しようとすると人事が職場に乗り込んで原因となった社員に事情聴取をすることもありますが

「そこまでされたくない」という方が本音を言わずに去っていってしまいます。

2位:給料が安い

給料が安いという本音を抱えたまま退職する社員も多いです。

給料が安いと感じる場合は今より条件の良い会社に行くしかないことも多いためです。

ただし、オーナー企業であれば本当に優秀な社員が辞めそうになれば給与を増額する可能性もあります。

ですが大企業など属人的な対応ができない企業では勤続年数や年齢で給与が決まってしまうことが多いため本当に辞めるしかないということも多々あります。

3位:仕事が忙しすぎる

仕事が忙しすぎるという転職理由は3番目に多い転職理由です。

仕事が忙しく残業が多いと精神的にも肉体的にもすり減り、最後は「もう会社に行きたくない」という状態になってしまうためです。

仕事が忙しすぎると疲れてしまって辞めてしまうということもあり得ます。

ただし、仕事が忙しいことを理由にしてしまうと仕事量を調節されてしまうので辞めたいのに辞められないという事態が起こります。

4位:社内ニートで居場所がない

仕事が忙しい人と全く正反対の理由で辞めていく社内ニートだから辞めたいという理由があります。

仕事が全くなくて会社に居づらいから辞めたいということです。

実際のところ、社内ニートの方は引き留められる可能性がありません。

ただ本人にもプライドがあるため、他の理由を告げて辞めていく方が多いですね。

5位:仕事内容が合わない

仕事内容が合わないという退職理由も多いです。

仕事内容が合わず興味も持てず苦痛で、業務時間中にイライラしてしまう方もいますね。

仕事内容が合わない場合は異動も手段の一つですが、良い評判のない方の異動はしづらいという実態もあります。

そのため転職することで解決する方が多い傾向です。

次は、スムーズに退職するためのテクニックを解説します。

人事が教えるスムーズに退職するためのテクニック

退職をスムーズにするためには、出来るだけ退職を告げるまでは前兆行動をしないことです。

「もしかして辞められるのかな」と察知されると急に周囲が優しくなったり、人事が異動の采配などを考えてしまったりするためです。

周囲に急に配慮されると辞めるに辞められなくなります。

筆者が人事を約10年間ほど経験してきてスムーズに退職できているのは以下のようなパターンです。

  • 切り出すときは一気に切り出して引かない
  • 退職が社内で公になるまで言いふらさない
  • 退職できない場合は退職代行を利用する

それぞれについて解説します。

切り出すときは一気に切り出して引かない

退職を切り出したら一気に切り出して引かないようにしましょう。

ちょっとでも会社に未練があると引き留められると退職届を出せなくなる可能性があるためです。

一度退職を言い出した社員は遅かれ早かれ裏切者として評価を下げられ出向などの憂き目にあう可能性が高くなります。

退職を切り出したら「もう会社には戻らない」と決意をして一気に辞意を伝えるようにしましょう。

退職が社内で公になるまで言いふらさない

退職を決めても上司に伝えて会社が承認をするまでは公に言いふらさないようにしましょう。

人事に関する話題は誰もが興味のある内容です。

少しでも誰かに漏らせばたちまち伝い漏れて皆が知ることになります。

すると「各種引き継ぎをどうするのか?」と後輩や同僚、プロジェクトメンバーなどから本人や上司に問い合わせが走り社内は混乱となるでしょう。

会社からすると非常に迷惑ですし、周囲にも不要な迷惑がかかり円満退職から遠のいてしまいます。

退職が会社に正式に受理されるまでは普段通りに振舞うようにしましょう。

退職できない会社は退職代行を利用する

退職できない場合は退職代行サービスの利用を検討してみましょう。

「上司が退職を承認しない」

「同僚が自宅にまで押しかけてくる」

「引き継ぎさせてくれない」

など退職しづらい会社は多くあります。

ですが、転職は職業選択の自由として憲法で認められた権利です。

会社の事情で退職できないことはあり得ません。

もし、退職できなければ退職代行サービスの利用も有効な選択肢となります。

特に最近では労働組合による退職代行もあるため非常に強力でおすすめです。

実は退職代行は弁護士・労働組合以外が行い、万が一、交渉事になった場合は非弁行為という法律違反になります。

ですが労働組合が運営する退職代行では合法です。

おすすめは退職代行SARABAです。

実績もあり労働組合が運営しているため退職に苦労されている方は一度相談してみることをおすすめします。

想像以上にスムーズに退職できることに驚くことになるでしょう。

>退職代行SARABAへの相談はこちら

まとめ

仕事を辞める理由は正直に話すのではなく、建前の理由を伝えるようにしましょう。

具体的には、以下のような理由です。

  • 挑戦したい仕事があるため
  • 家業を継ぐため
  • 体調不良
  • 親の介護
  • 地元に帰るため

また、本音では以下のような理由で退職する社員が多いです。

  • 1位:人間関係が悪い
  • 2位:給料が安い
  • 3位:仕事が忙しすぎる
  • 4位:社内ニートで居場所がない
  • 5位:仕事内容が合わない

会社を辞めると決めたら覚悟を決めて引き止めを断り辞めることに徹することがコツです。