仕事がつまらない・楽しくない原因と6つの対処法を解説

「仕事が面白くないけど転職したほうが良いのかな」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

筆者は10年ほど人事を担当し社員のモチベーション調査において「仕事がつまらない・楽しくない」と悩む社員に対してヒアリングをしてきました。

仕事がつまらないのはあなたと仕事が合っていない可能性が高いです。

仕事がつまらないと感じたまま、嫌々仕事を続けても、なかなか身が入らずいい仕事はできません。

そればかりか何年たっても成長できず、給料も上がらない可能性があります。

もし、仕事が楽しく充実感を持って働ければ、良い結果につながりやすいです。

どうすれば仕事を楽しめるのか、どんな仕事が自分に合うのか、まずは自分自身と向き合うことが非常に重要です。

この記事を読めば、「仕事がつまらない」という悩みについての答えを見つけることができ自分にとって良い判断ができるようになります。

仕事をより充実させたい方は必ず一読してください。

仕事がつまらない原因・楽しくない原因

仕事がつまらない・楽しくないと感じるに、仕事への興味ややりがい、人間関係、達成感、飽きなどの原因があります。

まずは、仕事がつまらない原因を把握し、対処につなげていきましょう。

業界・職種に興味を持てないため仕事がつまらない

業界・職種に興味を持てず、仕事がつまらない場合、思い切って会社を辞めましょう。

会社のためにも自分のためにもならないのであれば誰のためにもならないためです。

筆者がかつて在籍した三菱ロジスネクストでも

「俺、フォークリフトとか宇宙船とかやっぱり興味ないわ」と言って退職していった先輩がいました。

業界に興味を持てないのは致命的です。

逆に興味がある業界・職種は毎日刺激的に過ごせるでしょう。

もし、今の仕事がつまらなくて未経験の業界に転職したいのなら幅広い職種の求人を取り揃えているハタラクティブに相談しましょう。

興味の持てる職種が見つかるかもしれません。

やりがいがないため仕事がつまらない

仕事がつまらない・楽しくないと感じる原因の1つは「やりがいがない」と感じる点です。

ただ、これは考え方次第です。

必要としている仕事があるからこそ、あなたは給料を払ってもらえます。

必要のないお金を支払う経営者は、存在しないためです。

誰のためにもなっていない仕事はありません。やりがいは自分で見つけるものです。

成長が嬉しい、稼ぎたい、人の役に立ちたい、同僚と良い仕事をしたい、などやりがいは人によって大きく変わります。

仕事がつまらないと感じるときは自分自身の価値観が何かを見つめ直すところから始めてみましょう。

人間関係が悪いため仕事がつまらない

人間関係がうまくいかず、仕事がつまらない・楽しくない方も多いのではないでしょうか。

人間関係が悪いと、職場に行くのも苦痛で、仕事を楽しむ余地などなくなってしまいます。

「人の悩みのほとんどは対人関係の悩み」

と言われるほどなので逆に言えばほとんどの人は人間関係が解決されれば救われるのではないでしょうか。

ですので、人間関係が悪いからと言って何の対策もなく会社を辞めてしまうのはもったいないです。

人間関係さえよければ実は今の仕事こそが天職で、「仕事が楽しくて仕方ない」となっていたかもしれないからです。

ですので、仕事を変えずに今いる場所を変えることも検討してみて下さい。

具体的には「仕事がつまらない理由が「人間関係」なら異動願いを検討する」で詳しく紹介しています。

仕事の難易度が低すぎて成長や達成感を感じられないから仕事がつまらない

仕事が簡単すぎてつまらない感じているなら、自分から難しい仕事をとりにいきましょう。

仕事の難易度が低いということは、あなたには成長の余地が残されているということです。

そのまま簡単で楽しくない仕事に埋没していくよりも、あなたにしかできない仕事を作り、会社での地位を強化しましょう。

特に中堅規模以上の企業にいるならば、社内個人事業主と化して自分にしかできない仕事を少し残しておくことです。

そうすることで、

「定年後もこの人にしかあの仕事は分からない」という印象を経営者に与えることができリストラ対象からも外れていきます。

同じことの繰り返しで新鮮なことがないため仕事がつまらない

ルーチンワークの決まった仕事ばかりで仕事の難易度が低く、つまらないと感じていませんか？

仕事がつまらない原因としてルーチンワークが挙げられるのは同じことの繰り返しで気力を奪っていくためです。

変化を起こすために、まずは目先の仕事が本当に必要かどうかを確認するようにしましょう。

毎日やっている仕事の中でいらない仕事や改善できる仕事がないか探し、意地でも仕事をよりよくしていきましょう。

仕事の進め方に変化を起こすためには、少しずつでも根気よく変えていくことが大切です。

大きな変化はすぐには起こりませんが、地道に変えていきましょう。

仕事がつまらない・楽しくないときの対処法

仕事がつまらないからといって、1人で悶々と考え込むのは辞めましょう。

仕事に対する価値を変えるのも、新しい仕事にチャレンジするのも一人で考えても限界があります。

具体的には、以下のように対処していきましょう。

それぞれについて解説します。

対処法1：信頼できる人に相談する

1人で悩まずに信頼できる人に、自分の現状について相談してみましょう。

上記のように、自分が信頼して話せる人ならだれでも大丈夫です。

同期は色々なアドバイスをしてくれますし、何よりもあなたと同じ立場なので、助言をしてくれます。

ただし、同期がみんな辞めたい、しんどいなどと言っていたら要注意。

なかなか言い出しにくいかも知れませんが、素直に上司に相談するのも1つの手です。

上司に相談し新しい役割をもらったり後述する配置換えをしてもらうことも可能です。

ただし上司は本音が言いづらいこともあり、辞められては困るため良いことしか言わないケースもあるでしょう。

友人や両親に仕事がつまらないと素直するのもありです。

特に両親はあなたがつまらなさそうに仕事をしていれば、心配をしてくれているためです。

話すだけで楽になることもあります。

対処法2：自己分析を徹底的にする

自己分析を徹底的にしてみるのもおすすめです。

悩み続けるのではなく、1度自分としっかり向き合ってみましょう。

そうすることでつまらないと感じている原因や、自分が本当にやりたかったことが見えてきます。

進むべき方向性が明確になれば、転職するのか辞めずに他のことに挑戦してみるのか次のアクションがとりやすくなります。

どうしても1人で自己分析できない人は転職エージェントに相談するのも手です。

自己分析に加え、転職も視野に入れるなら今後のキャリアサポートもしてくれるためおすすめです。

対処法3：仕事以外に楽しみを見つける

仕事以外に楽しみを見つけるようにするのもおすすめです。

夢中になれる楽しみを見つけることでプライベートと仕事にメリハリがつき明るく元気に仕事ができるようになるでしょう。

同僚とのコミュニケーションも弾み、仕事の感じ方が変わってきます。

筆者のおすすめとしては、以下の趣味がおすすめです。

特にゴルフはおすすめですよ。

1人で熱中できるものから仲間で楽しめるものまで、趣味を見つけて思いっきり楽しんで見ましょう！

対処法4:配置転換してもらう

「現場仕事よりデスクワークが良いなぁ」

など、配置転換して欲しいという方も結構います。

筆者もかつて製造現場でうつ寸前までになっていた方を配置転換させた経験があります。

多くの方が配置転換で復帰していっています。

このように配置転換の希望をするのは精神が向上するほど良い方法です。

人事的には会社を辞められてしまうのが最悪のケースですからね。

配置転換のメリットとデメリットについて解説します。

配置転換のメリット

配置転換のメリットは、手軽に心機一転することが出来ることです。

他の工場に異動してしまうのではなく、同じ敷地内・事業所内で動けるためです。

仮にいまいるところが現場だとしても、同じ部署内の管轄である工場事務所の事務職などに異動することが出来るのが良いですね。

ただ、元気を取り戻すと大半の方は身体を動かしているほうが楽だといって結局現場に帰りたがります。

配置転換のデメリット

配置転換のデメリットは他者を巻き込むため実施が難しい場合もあるということです。

うまく人事や管理職を説得出来れば良いですが

「ただ単にこの仕事が嫌だ！」

というだけではなかなか稟議を切ってもらえないこともあります。

「メンタル疾患寸前だ」

「他の仕事の方が生産性を上げて進められる自信がある」

など、うまく説得できる材料を見つけるようにしましょう。

対処法5:異動願いを検討する

「人間関係が嫌でもう限界」

という方は思い切って異動を切り出してみましょう。

わざわざ辞める必要はありません。

いきなり退職届を叩きつけて会社から離れることはもったいないです。

異動で問題が回避しないか相談してみましょう。

会社は社員に「辞めろ」と言えません。ですが逆に社員はいつでも会社を辞める権利があります。

焦らずに異動を願い出ましょう。

異動願いのメリット

異動はあらゆるものをリセットできるメリットがあります。

人間関係はもちろん場合によっては勤務している事業所ごと変わるためですね。

退職するとまで思いつめていた方が、異動したら一気に気分が楽になったというケースも。

もっともリスクが低く、実行しやすい方法です。

退職せずに仕事がつまらないという問題を解決できる可能性がありますね。

異動願いのデメリット

異動願いのデメリットとして、異動先を選べないという大きなデメリットがあります。

場合によっては人手不足の支店に飛ばされるなど、さらに人間関係の悪い部署に飛ばされることもあり得ます。

配置転換を飛び越えて部署や事業所をまたぐ異動のリスクはそれなりに高くなってきます。

ただし転職よりはリスクを低く進められます。

対処法6：転職エージェントに相談する

「転職する予定もないのに転職エージェントに相談だけしていいの？」と罪悪感を覚えるかもしれません。

しかし、転職エージェントは相談だけでもOKのところが多く問題なく利用できます。

相手は転職のプロなのであなたの悩みに寄り添った提案をしてくれるでしょう。

一緒にあなたに合った業界の紹介もしてくれるのであなたに最適な仕事が見つかる可能性もあります。

もし、求人を紹介されても、行きたくなければ応募しなければいいだけの話です。

ですので少しでも仕事について悩みがあるのなら利用してみる価値は十分にあります

もちろん全く転職する気がない態度で臨むのはよく思われないケースもありますのでそこだけは注意しましょう。

「失敗しないためにも転職エージェントの利用は必須！」でもエージェントについては紹介しておりますので良ければ参照してみて下さい。

転職は最終手段

「仕事内容も職場環境も合わないし我慢の限界だ！」

と爆発しそうなら、転職を考えましょう。

仕事内容、職場環境が合わないなら転職するしかないためです。

異動しても会社全体としてパワハラ・モラハラ気質な会社もありますからね。

無理して長居しても時間がもったいないという側面もあります。

特にもう5年近く勤務してあまり変化もないというような場合、思い切って転職するのもありでしょう。

仕事がつまらないために人生を損するのは、間違っています。

ただ何度も転職を繰り返すナシですよ。

どんどん市場価値が落ちて転職できなくなってしまいます。

失敗しないためにも転職エージェントの利用をおすすめ！

自分1人で考えて結論を出すことは避けるようにしましょう。

就職カレッジやマイナビジョブ20’sなどの転職エージェントに相談するべきです。

転職エージェントは幅広い業界・職種を熟知し、転職事例も何人も見てきています。

面談でキャリアの棚卸しや適性の確認をしてもらえば幅広い角度から提案がもらえます。

ただし注意点があります。

それは必ず在職中に転職エージェントに相談するということです。

辞めてから行くと、足元を見られてすぐに決まりそうな質の悪い求人を紹介される可能性も高くなります。

良質な転職エージェントを活用しましょう。

その中でもおすすめの転職エージェントは、以下の転職エージェントです。

仕事がつまらない・楽しくないときにやってはいけない4つの行動

仕事がつまらないと感じているときにやっても解決にならないどころか、逆に状況が悪化してしまう行動が以下の4つです。

これらの行動は、仕事がつまらないと感じているときほど無意識にやってしまう可能性があるため十分に注意してください。

無理にポジティブを装って働く

無理にポジティブを装って働くことは、一見良さそうな行動に見えますが、実はあまりおすすめできません。

仕事がつまらないと感じている原因と向き合わずにただポジティブに考えるのは、根本的な解決にはならないためです。

その場しのぎでは良いかもしれませんが、解決できなければ長期的につまらない状況が続き、いずれ心が疲弊していってしまいます。

落ち込んだときなどに気持ちを切り替える意味でポジティブに考えるのは良いですが、仕事辞退がつまらないのであれば、目をそらさずにつまらないと感じる原因を突き止めましょう。

仕事の愚痴を言ってしまう

仕事がつまらないときに仕事の愚痴を言ってしまうのは避けるべき行動です。

愚痴をこぼしたところでなんの解決にもならないどころか、余計にネガティブな気持ちになりやすいためです。

また、本人だけでなく愚痴を聞いてもらった人も良い気分にはならず、悪影響しかありません。

最悪の場合、愚痴が上司の耳に届いてしまう可能性があります。

気持ちはわかりますが、仕事がつまらなくても愚痴はできるだけ言わないように我慢しましょう。

つまらない・楽しくないまま惰性で働き続ける

仕事がつまらない、楽しくないまま惰性で働き続けるのはやってはいけない行動です。

仕事に気持ちが入らないまま惰性で働いていても、成長しないうえに評価されずにキャリアアップも狙えません。

まずは、業界や職種自体がつまらないのか、作業内容自体が単調でつまらないのか自己分析しましょう。

作業内容自体がつまらないのであれば、自分の創意工夫や考え方を変えるだけで仕事の質が変わり、できることが増えて仕事が楽しくなる可能性があります。

業界や職種自体がつまらないのであれば、転職も視野にいれつつ自分に合った仕事はなんなのかを分析しましょう。

勢いで仕事を辞めてしまう

仕事がつまらなくても勢いで仕事を辞めてしまうのだけは絶対にやってはいけません。

何も考えずに仕事を辞めてしまうと、次の職場が中々見つからず空白期間だけが積み重なり、精神的にも金銭的にも余裕がなくなってしまう可能性があるためです。

その結果、惰性で転職してまた自分に合わない会社に入ってしまう悪循環に陥る方も非常に多いです。

どうしても仕事が合わずに辞めたいのであれば、在職中に転職活動を進め、次の転職先を余裕をもって決めておきましょう。

まとめ

仕事がつまらないと悩んでいるのは、自分自身がまだその職種のプロではないからかも知れません。

1万時間の法則にもあるように、自分自身が特定の仕事のプロとなれば、楽しくなる可能性があります。

１人で悩むのではなく、以下のような人に相談してみましょう。

仕事がつまらない理由が「仕事内容」なら配置換えを検討してもらうようにしましょう。

メリットは気分転換になること、デメリットは、周囲の人への配慮からなかなか認められないことです。

仕事がつまらない理由が「人間関係」なら異動願いを検討することです。

異動のメリットは、人間関係などのリセット効果があることです。

別の会社に行ったようなものですね。

デメリットは、異動したらもっと人間関係の悪い部署に飛ばされることがあり得ることです。

失敗しないためにも転職エージェントの利用は必須となります。

以下のエージェントを活用し、楽しい仕事を探してくださいね。

よくある質問と回答

仕事がつまらない原因は？

仕事がつまらないと感じる原因は以下の5つが考えられます。

• 業界・職種に興味を持てない
• 自分仕事が誰のためになっているのか分からない。やりがいがない
• 人間関係が悪く、仕事に行くのも苦痛
• 仕事の難易度が低すぎて成長や達成感を感じられない
• 同じことの繰り返しで新鮮なことがない

記事内で1つずつ解説していますので気になる方はこちらをご覧ください。

仕事がつまらないときの対処法は？

仕事がつまらない時の対処法として以下を試してみて下さい。

• 信頼できる人に相談する
• 転職エージェントに相談する
• 自己分析を徹底的にする
• 仕事以外に楽しみを見つける

詳しくはこちらをご覧ください。