クラウドソーシングは稼げない10の理由。稼ぐために必要なのは?

クラウドソーシングは稼げない

この記事は有料職業紹介事業として厚生労働大臣の許可を受けている株式会社しごとウェブ(許可番号:13-ユ-306679)が制作しています。

「クラウドソーシングって稼げないと聞くけれど、実際のところはどうなのだろうか」

「クラウドソーシングが稼げない理由は何なのだろうか」

と気になりませんか。

クラウドソーシングが稼げないと言われている原因として、仕事単価の低さや仕事の請けてと発注者の問題があります。

例えば、会社の仕事とは異なり極端に安い単価の仕事を引き受ける義務は登録者にはありません。

しかし、安い仕事を請け負ってしまう人が存在することで単価が下がることになります。

筆者はクラウドソーシングで有名なランサーズではランサーズオブザイヤー候補となり、クラウドワークスではプロクラウドワーカーと認定されたことがあります。

この記事を読めば、クラウドソーシングが稼げないと言われている原因について知ることができ、対処法を取ることが可能です。

クラウドソーシングで稼げないと悩んでいる方はぜひ、最後まで読んでいって下さい。

クラウドソーシングで月収61万円を稼いで分かった稼げない理由

筆者はクラウドソーシングを本格的に週5日使って月61万円以上を稼いだことがあります。

最初は売上がゼロ円からスタートし月商61万円を稼いだ経験から、稼ぐためのテクニックがいくつかあることに気づきました。

よく「稼げない」と質問を受けるのですが共通して稼げない理由がありましたのでここで紹介していきます。

仕事の単価が低い

クラウドソーシングが稼げないと言われる原因に、仕事の単価が低いという理由があります。

なぜならクラウドソーシングでは受注者が多くいるため価格競争になりやすい傾向にあるためです。

その結果、「クラウドソーシング=安い」という認識で発注するクライアントも多くいます。

例えば、ライティングの仕事の価格には文字単価が用いられます。

文字単価というのは一文字あたりの価格です。

筆者は1文字6円で受注する案件もあり、3,000文字書けば18,000円です。

一方でクラウドソーシングの案件の中には1文字0.2円の価格設定もあります。

これの案件を請けると3,000文字を書いても600円にしかなりません。このようにクラウドソーシングの案件には極端に安い価格設定があるため稼げないと言われるケースがあります。

クラウドソーシングの手数料が高いため

クラウドソーシングは無料で登録でき受注もしやすいプラットフォームですが、売上に対してシステムの利用料(手数料)がかかります。

この手数料が一般的に売上の20%前後であり、非常に高額となるため稼げないと言われる理由となっています。消費税も加えると実に売上の30%が消えます。

例えばクラウドソーシングで月60万円稼いだとしても、手取りは42万円です。

クラウドソーシングの利用開始時はクライアントを紹介してもらった納得感がありますが、繰り返し案件になった場合、クラウドソーシングで連絡をとるだけで20%も引かれるため徐々に不満が出てくるポイントです。

極端に低単価で請ける人がいるため稼げない

上述したとおりクラウドソーシングでは、極端な低単価で仕事を請ける人がいます。

発注者からすれば、同じ仕事の結果であれば安いほど良いと考えます。その結果、極端に安い単価で請ける人がいると受注の機会を逃してしまいます。

例えば相場では文字単価2円が相場だったとしても、文字単価1円で受ける人がいれば発注者は文字単価1円の方に依頼するということです。

場合によっては案件に特化している方もおり、機械的に完了できる仕組みができていなければできないと思うほど低単価なケースもあります。

そのため、クラウドソーシングの利用に慣れてきたら安さ以外で勝負することが重要です。

登録者が多く受注を逃しやすい

クラウドソーシングは登録者が多いため案件に対するライバルが多く受注を逃しやすいという特徴があります。

例えば、大手のクラウドソーシングでは下記のようになっています。

  • ランサーズの場合、登録者:110万人以上、案件数:195万件
  • クラウドワークスの場合、登録者:443万人以上、案件数:37万件

ただし、登録者の中にはすでに活動していない人もいます。

過度に恐れず、積極的に取り組むことで新規の方でも受注は可能です。

ただしライバルが多いため、受け身では稼げないということを認識しておきましょう。

発注者の依頼内容が曖昧で手間がかかり割に合わない

クラウドソーシングが稼げないと言われている理由として、発注者の依頼内容が曖昧で手間がかかり、割に合わないということがあります。

発注者自身に知識がない状態で発注しているケースもあるためです。

例えば、ホームページ作成の仕事やライティングなど発注者に知識がなければいつまで経っても納品が完了しません。

なぜなら、「どうなったら完了か」を発注者自身が認識していないため、後出しで仕事の追加が来るためです。

なかなかクローズしない案件は手間だけかかり、結局赤字ということも大いにあります。

そのため曖昧な依頼内容は請けないことが重要です。

専門性がなく稼げない

登録者の専門性がなく稼げないという事情があります。

なぜならスキルや経験がない状態では高単価の仕事が舞い込むことは少ないためです。

誰にでもできる依頼は誰がやっても同じ成果が出るだろうとみなされるため単価も安くなります。

専門性というと自信がなくなる方もいるでしょうが、恐れることはありません。

10年ほど社会人経験があれば何かしらのスペシャリストである可能性が高いためです。

例えば、筆者の場合は人事を10年ほど経験しており、その知識を生かしています。

その結果、人事労務に関しては弁護士にアドバイスを求められることもあります。

高い専門性が高単価や独自性につながり稼ぎやすくなるでしょう。

プロフィールに強みや実績がないため成約率が低い

クラウドソーシングで稼げない原因となるのは、プロフィールに強みや実績がないため仕事が来ないという状態です。

プロフィールに強みや実績がなければスカウトがかかりませんし、その状態ではまず儲かりません。

実はクラウドソーシングの仕事は公募よりもスカウトに旨みがあるためです。

例えば、公募案件ならば文字単価4円で高単価というイメージですが、スカウト案件は文字単価5円〜18円とかなり高額になります。

筆者はクラウドソーシングではほとんど自分から営業をかけていませんが、スカウトで文字単価5円以上の案件を依頼されて引き受けています。

プロフィールに強みや専門性、実績を掲載してスカウトを請けましょう。

クラウドソーシングで稼ぐために必要なこと5つ

クラウドソーシングで稼ぐコツは存在し、誰でも取り組みやすい内容もあります。

ただし、急に稼げるようになれることはありません。

徐々に実績や評判が付くことで、より稼ぎやすくなるイメージです。

これからクラウドソーシングで稼ぐためのテクニックを紹介していきますが、どれだけいい仕事ができても社会人としてのマナーが大切となります。

結局のところ発注者は企業に在籍する人であるため、質問に対して的確な回答がなかったり返信が遅かったりすればリピーターはつかないでしょう。

それではクラウドソーシングで稼ぐコツを紹介していきます。

簡単な仕事で5つ星評価を受け、高評価にする

クラウドソーシングで稼ぐためには最初に簡単な仕事で最高評価の5つ星評価を受け、高い評価の状態を作る必要性があります。

例えあなたが何かのプロフェッショナルであったとしても実績がなければ仕事が来ないためです。

データ入力や記事作成などで5つ星の最高評価を得て、仕事依頼がしやすい状態を作りましょう。

筆者は最初の依頼で5つ星評価を得たあとに依頼がたくさん来るようになりました。

実績をつければスカウトが来やすくなるため、簡単な仕事でまずは高評価を得ましょう。

提案文は就活のつもりで作る

クラウドソーシングの提案文は、就活のつもりで作るようにしましょう。

何ができてどのような貢献ができるのかを伝えることが提案文では重要となります。

例えば、金融記事に応募する場合は資格としてファイナンシャルプランナーの資格を持っており、家計や年金についての記事が得意だということを前面に押し出しましょう。

自分がどのようなジャンルに強く、どのような分野に詳しいのかをアピールしてください。

即レスを心がける

クラウドソーシングではクライアントからの連絡に即レス(すぐに返信をすること)するようにしましょう。

なぜなら、連絡が遅いとそれだけで評価が下がるためです。

リアルな世界の仕事と同じく、連絡の早い人はそれだけで信頼されます。

具体的には24時間以内に返信するようにして下さい。

即レスするだけで評価が上がるので、即レスしない手はありません。

稼いでいる人のプロフィールを真似る

クラウドソーシングではプロフィールが最も注目されています。

そのため、稼いでいるプロフィールを真似ることが最も近道です。

例えば、筆者は友人にWebライターで月90万円稼いでいる人物がいるため、定期的に「プロフィール真似ていいかな?」と電話や飲み会で許可を取ってから真似しています。

稼いでいる人の真似をすると自分も稼げます。

プロフィールを真似たい場合、必ず本人の許可を取ってから真似ましょう。

稼ぎやすい仕事に絞る

案件をこなすうちに、稼げる仕事とそうでない仕事が見えてくるでしょう。

傾向が分かってきましたら、稼げる仕事を軸に活動していきましょう。

例えば同じライティングの仕事であっても、転職系や金融系は高単価です。

一方で芸能ネタは低い傾向にあります。

また職種によっても単価は大きく違います。

下記のような職種が稼ぎやすいため、参考にしてください。

プログラミング

プログラミングはクラウドソーシングで最も稼ぎやすい仕事です。

IT技術者に対する金額相場がそもそも高いためです。

例えばデータ入力などの仕事は時給100円を下回るような劣悪な仕事が多いのに対して、プログラミングでは週に3日から4日稼働で月60万円以上の単価の仕事もあります。

圧倒的に単価の高い仕事がプログラミングです。

在宅アシスタント

在宅アシスタントの仕事も高単価です。

時間あたりの単価が2,000円程度の案件があります。

筆者も請けており、企業の採用を手伝う仕事であれば週に3日から4日稼働で10万円から30万円程度の報酬が貰えます。

もしもデザイナーやライターで月30万円稼げていない状態であれば在宅アシスタントで稼ぐのもありでしょう。

専門的な内容のライティング

クラウドソーシングで始めやすくかつ稼ぎやすい仕事が、専門的な内容のライティングです。

なぜなら、専門的な内容のライティングは相場の5倍から10倍の金額を稼げるためです。

例えば、法律関係や金融関係、医療などのジャンルで魅力的な記事を書ければ、文字単価5円を切ることはあまりありません。

よく「クラウドソーシングは文字単価1円未満の安い案件ばかり」というイメージがありますが、専門性が高ければクラウドソーシングでも文字単価5円以上の案件からスカウトが来る状態になります。

何らかのジャンルに特化することで高い案件を獲得できる状態になります。

テレビや電車内の広告に関する分野は広告費が多いため単価も高い傾向です。

ぜひ得意な分野を見つけて取り組みましょう。

稼ぎやすいクラウドソーシングはどこか

クラウドソーシングにはどれも一長一短があります。

稼ぎやすいクラウドソーシングサイトとして、筆者は自分自身が活用してきた経験から、以下のサイトをおすすめします。

  • ランサーズ
  • クラウドワークス
  • シュフティ
  • ココナラ

それぞれについて解説します。

ランサーズ

最も稼ぎやすいクラウドソーシングはランサーズです。

なぜなら、初心者が仕事を取りやすいような工夫があるためです。

例えば評価制度や、スカウトが来やすいようにランキング掲載などを独自のアルゴリズムで行っています。

決して初心者が弱いわけではなく、古参登録者よりも新規参入者が案件を取りやすいように工夫されているため、まずはランサーズへの登録をおすすめします。

>ランサーズはこちら

クラウドワークス

クラウドワークスはランサーズに次いで規模が大きく稼ぎやすいクラウドソーシングサイトです。

玉石混合ではありますが、誰もが知る大手企業からの依頼などはクラウドワークスの方が多いです。

例えば、筆者は文字単価5円以上の案件を上場企業から受けていますが、クラウドワークス経由で依頼して頂きました。

攻略法としては、ランサーズで実績と自信をつけてからクラウドワークスで仕事を探した方が良いでしょう。

>クラウドワークスはこちら

シュフティ

シュフティは、手数料が安く稼ぎやすいクラウドソーシングです。

ランサーズとクラウドワークスが手数料20%なのに対して、シュフティは10%の手数料となっているためです。

手数料が半分のため同じ料金の仕事を請ければ儲かります。

ただし、欠点としてライティング案件はランサーズ、クラウドワークス、ココナラより少ないという点があります。

在宅で仕事をする際、いちおう登録しておくというスタンスでの活用が無難です。

>シュフティはこちら

ココナラ

ココナラはパッケージ販売をしやすく、ランサーズとクラウドワークスよりも販売者に自分の強みをアピールしやすい仕組みになっているため、思ったよりも売り上げが出る人もいます。

またランサーズやクラウドワークスと比べるとスマホで仕事を進めやすい特徴があります。

特にイラスト制作の方が活躍しているようです。

ただし手数料は販売者が22%、購入者が5.5%で合計27.5%が手数料となります。

手数料の高さを考慮すると、補助的に活用することがおすすめです。

>ココナラはこちら

まとめ

今回は、クラウドソーシングが稼げないと言われている理由と対応策について解説しました。

クラウドソーシングが稼げないと言われている理由として、以下の理由があります。

  • 仕事の単価が低い
  • クラウドソーシングの手数料が高いため
  • 極端に低単価で請ける人がいるため稼げない
  • 登録者が多く受注を逃しやすい
  • 発注者の依頼内容が曖昧で手間がかかり割に合わない
  • 専門性がなく稼げない
  • プロフィールに強みや実績がないため成約率が低い

クラウドソーシングでは以下のようにすることで稼ぎやすくなります。

  • 簡単な仕事で5つ星評価をつけて高評価にする
  • 提案文は就活のつもりで作る
  • 即レスを心がける
  • 稼いでいる人のプロフィールを真似る
  • 稼ぎやすい仕事に絞る

稼ぎやすいクラウドソーシングは以下の4つです。

  • ランサーズ
  • クラウドワークス
  • シュフティ
  • ココナラ

ランサーズが初心者には最もおすすめです。

クラウドソーシングを上手く活用し、稼げるようになりましょう。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。