既卒のインターン参加よりも効果的な就職法

【インターン主催者が教える】既卒のインターン参加よりも効果的な就職法

この記事は有料職業紹介事業として厚生労働大臣の許可を受けている株式会社しごとウェブ(許可番号:13-ユ-306679)が制作しています。

インターンが流行っているため、既卒だけどインターンに参加した方がいいのかと悩む方が多くいます。

既卒だけど、インターンに参加したほうがいいのかな

結論からいえば、インターンには参加しないほうがよいといえます。

私はこれまで約10年間、採用担当者としてインターンを主催してきました。

インターンにはメリットもありますが、確実な内定が保証されていません。

最悪、単純に労働力扱いされてしまいスキルが身につかなければ時間も失うことも多々あります。

筆者としてはメリットよりデメリットのほうが大きいため、「既卒者のインターンは参加すべきでない」と考えています。

この記事を読めば、以下のポイントを理解することができます。

この記事で理解できるポイント

  • インターンに参加しないほうがよい理由
  • 正社員になるために本当に有効な方法

中途半端な理由でインターンに参加すれば無駄な時間を過ごすことになります。

必ず最後まで読んで、既卒の方に効果的な就職法を実践してくださいね。

【採用担当者を10年経験してきた私なら絶対に参加しない】既卒がインターン募集に参加しないほうがいい理由

「インターンに参加すれば正社員になりやすくて有利になるはず」と思い込んでいませんか。

内定が取れていないとインターンに参加しないといけないのではないかと焦る気持ちはとてもよく理解できます。

しかし、安易にインターンに参加して時間を失うような行為は避けるようにしましょう。

安易にインターンに参加すべきではない理由について解説します。

インターンとは、学生を対象にした職業体験のことです。

インターンのメリットは

  • 入社前に企業のことを知ることが出来ます。
    仕事内容はもちろん、社員同士の雰囲気や企業風土を直で感じることが出来ます。
  • インターンで働いたことのある学生は、企業側からもあなたの人柄や仕事ぶりを理解してもらいやすい。
    そのため、応募時に内定が出やすいです。

ただしこれらのメリットは、在学生のメリットです。

既卒者にとっては空白期間が長くなるため、よほどの目的がない限りおすすめしていません。

参加すべきでない理由:インターンは実施する企業側の意識がバラバラ。インターンをしても正社員になれる確率は低い

インターンは実施する企業側の意識がバラバラであり、インターンをしても正社員になれる確率は低いといえます。

インターンと名前だけ銘打っていても、実際に参加してもただのアルバイトだったというケースもあります。

インターンを主催する側の意識の差も大きいため、過度な期待は禁物であるといえます。

インターンに参加している時間があれば、面接を受けに行った方が良いケースが多いと筆者は考えています。

参加してもよいインターン企業の見分け方「選考フローにインターンがあること」

参加してもよいインターン企業の見分け方として、選考フローにインターンがある企業を選ぶようにしましょう。

選考フローの中に2日から3日程度の、職場体験が含まれており、最終面接の代わりとしている企業もあります。

選考フローにインターンが入っている場合は、インターンに参加しないと内定がでないため、参加するしかありません。

インターンに参加するデメリット3つ

インターンに参加するデメリットは3つあります。

基本的には、インターン参加中に年齢が上がってしまうというデメリットが言えます。

またアルバイト扱いされて時間を消費してしまうことに問題点があります。

具体的には、以下の3点がデメリットです。

  • 長期インターン参加中に年齢が上がってしまう
  • 補助金目的の中小企業も多い。
  • 既卒インターンは募集先によっては、アルバイトのように単純労働力にされる可能性もある

それぞれについて解説します。

デメリット1:長期インターン参加中に年齢が上がってしまう

長期インターンの参加中に年齢が上がってしまうという問題があります。

日本企業は若手を採用したいと考えている企業が多く、年齢を重ねれば重ねるほど採用に不利になっていきます。

長期インターンに参加している時間があれば、自己分析や面接対策の時間にあてた方が得策であるといえます。

デメリット2:補助金目的の中小企業も多い。

インターンを行うことで助成金が都道府県などから企業に対して支給されます。

つまり補助金を申請することで、会社の宣伝などを行ったりすることが可能となるということですね。

そのため、助成金が出るからインターンをするという企業も出てきてしまいます。

「助成金が出るからやってみる」

という程度の意識で採用をしている企業のインターンに参加するべきではないといえます。

参考:インターンシップ事業|江東区

デメリット3:既卒インターンは募集先によっては、アルバイトのように単純労働力にされる可能性もある

既卒インターンは募集先によっては単純労働のアルバイトをさせられる可能性があります。

せっかくインターンで知識や経験を手に入れたい、と意気込んで参加してみたら、ひたすら机に座って資料整理をさせられたり、接客をさせられたといったケースもあるようです。

そもそも短期インターンシップに参加しても期間が短いため、得られる経験は少ないといえます。

気になるインターンに参加のメリットはどうなるの?

「インターンに参加することのメリットはゼロなの」と思ってしまう方もいるかも知れません。

インターンに参加するメリットとして、若い年齢であれば色々な業界を見に行くことができるという点です。

  • 入社したい企業がインターンを募集していれば採用される可能性がある
  • 他社の面接に行った際、経験として話すネタ作りになる
  • 様々な業種・職種を知れる(自己分析につながる)

それぞれについて解説します。

メリット1:入社したい企業がインターンを募集していれば採用される可能性がある

入社したい企業がインターンを募集していれば採用される可能性があります。

第一志望の企業がインターンを募集している場合には、絶対に参加しましょう。

入社したい企業に対して顔を売るチャンスです。

ただし、企業が求める人物像でなければ確実に落とされることにもつながることを肝に命じておきましょう。

メリット2:他社の面接に行った際、経験として話すネタ作りになる

他社の面接に行った際に、インターン経験を話すネタにすることができます。

20代の方の場合は、ネタ作りのためにインターンに参加することが大切であるといえますね。

反対に、30代の方はインターンの参加はおすすめしません。

インターンに参加してネタ作りをしている暇があれば1日でも早く再就職するほうが望ましいです。

30代の方は参加しないほうがよいといえます。

メリット3:様々な業種・職種を知れる(自己分析につながる)

インターンに参加することで、様々な業種・業界を知ることができます。

20代の方は、これから未経験の仕事などにもまだまだ挑戦できます。

なので、視野を広くする意味でインターンに参加してもよいといえます。

注意点としては、やはり30代以上はインターンをするよりも就活をしたほうが良いといえます。

次では、もしインターンしたい方に企業の探し方を紹介いたします。

インターン企業の探し方

インターン企業の探し方は、ゼロワンインターンなどのサイトで募集している企業を探すことができます。

ゼロワンインターンでは東京・大阪だけでなく全国のインターン募集企業の情報が掲載されています。

インターンに参加してみたい方は、ぜひ活用してみて下さいね。

参考:既卒歓迎のインターン・インターンシップ募集|ゼロワンインターン

次は、インターンに参加することよりも大切なことについて解説します。

就活において大切なことをお伝えしますので、できればしっかりと認識して対策するようにしてください。

採用担当者経験10年からこれだけは言える!インターンよりも就活に大切なポイント!

インターンに参加しても正社員として採用されるかどうかは分かりません。

インターンに参加すれば確かに人事関係者に顔を覚えてもらえるといったこともあり得ます。

ですが、そもそも優秀な人でないと目に留まらず、インターンに参加した時間が無駄になります。

また、早く就活のために動くことも大切であるといえます。

出来るだけ内定につながる行動を早くするようにしましょう。

インターンよりも「自己分析・企業研究・面接対策」が大切

インターンよりも「自己分析・企業研究・面接対策」が大切であるといえます。

就活で厳しい状況になってインターンに参加しようと考えている方はよく考えてみて下さい。

しっかりと自己分析が行えなければ、何を面接で話しても良いかも分かりません。

そもそもインターンに参加する企業選び自体を失敗する可能性もあります。

就活で厳しいと判断される人たちの3つの特徴について解説します。

インターンよりも重要1:自己分析で強み・したいことを明確化する

自己分析で自分自身の強みとしたいことを明確化するようにしてください。

自分自身の学生時代からの過去にさかのぼっていき、

  • 自分自身がどんなときに達成感を感じたのか
  • なぜ達成できたと感じたのか

これらを書いて出してみて下さい。

モチベーションが最も高くなった瞬間にしていたことから、やりたい仕事を探すようにしてみましょう。

インターンよりも重要2:企業研究による仕事・キャリアへの理解

企業研究による仕事・キャリアへの理解をしっかりとするようにしてください。

インターンに参加することで特定の1社からの情報を得ることはできます。

ですが、仕事やキャリア全体の理解をするにはとくかくネットや書籍などから情報を収集することが大切です。

出来るだけ効率よく必要な情報を得るようにしてください。

インターンよりも重要3:徹底的な面接準備「正社員への志望動機・企業への志望動機」

「なぜ正社員になりたいのか」

「企業に入ったら何をしたいのか」

企業に入ったら何をしたいのかを聞かれたら即座に答えられるように志望動機を作るようにしてください。

ある程度の型を作ることも大切です。

正社員になりたい理由として、「このままダラダラアルバイト生活を続けていても将来的に良くないと感じた」という理由でも大丈夫です。

企業になぜ入りたいと思ったのか、入った後に具体的に何をしたいのかを明確に答えられるようにしてください。

実際に面接に受かった方の志望動機や、志望動機のNG集も併せてご覧ください。

次は、就職支援会社の活用方法について解説します。

数ある企業の中で、有給インターンのある就職支援会社もあります。

また、普通の会社でインターンを経験するよりも密度の高い社会人基礎力講座を受けることができる会社もあります。

つまり、インターンを受ける会社によってその効果は変わります。

就職支援会社の研修プログラムを利用すると、企業のインターンと同様に研修を受けることができます。

無料で受けられる研修がありますので、ぜひ活用してみて下さいね。

就職支援会社を使えばインターンを経験したことと同じ!

就職支援会社を使えば、インターンを経験したことと同じ効果を得ることができます。

たとえば就職カレッジというサービスでは無料で受講できる1週間の就職講座があります。

講座に参加することでインターンのような社会人基礎力を身に着けることができます。

また、この記事の後半で紹介するいい就職ドットコムでは入社直前に有給インターンをすることが出来る企業もあります。

入社前に企業を見極めることが可能となるため、とてもおすすめですよ。

就職カレッジの就職支援プログラムで職場体験と似た経験が得られる

就職カレッジの就職支援プログラムで職場体験と似た経験を得ることができます。

就職カレッジでは、実際の営業現場で求められるような仕事上の動作を座学で学ぶことができます。

例えば、あいさつの仕方や、取引先とのコミュニケーションの上手な取り方なども教えてもらえます。

座学でも、講師がしっかりと教えてくれます。

1週間の就職講座で社会人基礎力の座学と実践ができる

1週間の無料就職講座を受講することで、社会人基礎力を身に着けることができます。

たとえば座席の上座下座の位置や、名刺交換マナーや営業先訪問の方法などを疑似体験させてもらえます。

つまりすぐに使えるビジネスマナーを教えてもらえ、社会人基礎力の座学と実践ができるということです。

就職カレッジの研修内容は、非常に即効性のあるインターンを受けるのと同じと言えます。

また座学を受けた上で、その後に質問コーナーなども設けられています。

1週間の営業カレッジを修了すると、特典として書類選考なしで優良企業30社と連続面接することができます。

書類選考がないため、職歴がない方でも安心して選考に挑むことができます。

また、会社によっては就職カレッジに提出した書類をあえて見ずに「人柄だけで見ます」と宣言してから面接をする面接官もいます。

>無料で利用できる就職カレッジはこちら

いい就職ドットコム経由なら入社前の有給インターンで仕事内容・人間関係を最終確認できる

いい就職ドットコムでは有給インターンを実施している企業があります。

入社前に人間関係を知れる上に、お金を貰うこともできます。

仕事内容と人間関係を先に知ることができるメリットは大きいです。

>職場環境重視の方はいい就職ドットコムがおすすめ

有給インターンで最終面接後に辞退するか決めることができる

有給インターンが実施されるタイミングが最終面接後です。

会社側と応募者側の双方の最終的な見極めが出来るタイミングでのインターンとなります。

なので、インターンを経験した上で、辞退をするかどうかを決めることができます。

入ってから嫌な先輩がいた、というような事態を避けることが可能です。

ほぼ内定がでる前の状態でインターンまで経験できる

先述したように、最終面接後の有給インターンということで「ほぼ確実に内定が出る前の状態でインターンを経験できる」と言えます。

20人中1人落ちる程度の低い確率の状態でOJTを受けることが出来るということですね。

なので、内定が出るかどうか分からない状態でのインターンよりも遥かに実りがあります。

応募者にとっては非常に有利な状態でのインターンなので、積極的に活用してください。

>無料で利用できるいい就職ドットコムはこちら

まとめ

既卒のインターンには出来れば参加することは避けるようにしましょう。

20代の場合は視野を拡げる意味で参加することはメリットはあります。

ですが、30代を超えている場合には1日も早く再就職を目指して面接を受けるが大切です。

再就職のためにはインターンに参加するよりも、インターンに近い体験を出来る「実践型の就職支援会社を活用すること」をおすすめします。

おすすめのサービスは、就職カレッジいい就職ドットコムです。

この他にも、既卒向け就職支援会社のビジネスマナー研修はあります。

詳しく知りたい方は「既卒におすすめの就活サイトランキング!職歴がなくても有利に就職できる就活エージェントとは」を参考にしてください。

内定までのスピードをアップするために、就職支援会社を活用するようにしましょう。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。