期間工がきついと言われる理由と対処法を人事が解説!

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期間工がきついと言われる理由には、「体力」「残業」「夏の暑さ」「夜勤」「生活リズム」「臭いやアレルギー」「単調な作業」「言葉のきつさ」などが挙げられます。

筆者はトヨタ自動車・ダイハツ工業グループにて人事を経験した際、退職面談時にこれらのきつい理由を多く聞いてきました。

また、現場応援のため期間工の仕事のきつさも身をもって経験しています。

期間工は稼げる仕事ですので、きつそうだからといって簡単に諦めるのはもったいないと言えます。

ぜひ最後までご覧いただき、自分が耐えられそうかチェックしてみてください。

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デンソーは部品メーカーであるため、重い部品を持ち上げることが多い完成車メーカーと比べて体力的な負担が少ないためです。

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期間工がきつい理由

期間工の仕事は楽な工程もあればきつい工程もありますが、自動車メーカー以外の工場に比べると検査工程以外は全行程がきついです。

理由としてはラインのスピードが速く常に機械に振り回され体力を使うためです。

また、自動車工場特有のきつさとして夏場が暑く、冬は寒いといった労働環境的なきつさもあります。

筆者が期間工の採用をしていてきついという声が多かったのは以下のような理由です。

  • 体力的にきつい
  • 残業がきつい
  • 夏が暑くてきつい
  • 夜勤がきつい
  • 仕事に行って帰ってきてから眠るだけの生活が本当に辛い
  • 臭いやアレルギーがきつい
  • 単調作業がきつい
  • 言葉がきつい

それぞれについて解説します。

体力的にきつい

期間工の仕事は慣れるまでは体力的にきついです。

冒頭でもお伝えしたとおり期間工の仕事場は常に体を動かすことになるからです。

機械のスピードに合わせて仕事をしなければならないため人間が追いかけることになります。

ただし、きついとは言っても2か月もすればほとんどの期間工がライン作業に慣れています。

そのため、「慣れるまでがきつい」という理解をしておきましょう。

仕事に慣れてしまえば生産ノルマさえ達成すれば何も言われませんし収入面では非常に稼げる仕事といえます。

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特にきつい行程は鋳造

期間工の仕事の中でも鋳造工場は特にきつい工程になります。

鋳造工場ではアルミや鉄を800度以上の高温で溶かすため夏場になると強烈な暑さの中で仕事をすることになるためです。

また、製品のバリ取り(鋳型からはみ出たアルミがバリ)を木製ハンマーで行うのですがハンマーの打突音が大きく耳に響きます。

以前は鉄製ハンマーで叩いていましたが騒音対策で木製になりました。

少し音は軽減されましたがそれでもうるさいです。

暑い中で火傷防止の長袖の作業服着用・耳栓をつけて作業をするという暑さとの闘いになるような工程です。

加えてアルミや鉄を溶かしたときに発生する油煙が臭いです。

このようなきつい行程ですが、会社の熱中症対策も力が入っていますので安心してください。

暑さ対策としてネッククーラーやアクエリアス2リットル、炎熱飴を持っていくようにしましょう。

炎熱飴とネッククーラーは会社から支給してもらえることもあります。

楽な行程は検査

楽な工程は完成車メーカー・部品メーカーともに検査です。

※完成車メーカーとはトヨタ自動車などの車を組み立てるメーカーのこと
※部品メーカーとは車の部品を作るようなデンソーアイシンといったメーカーのこと

検査場においては目視で車や部品のチェックをするだけですから、不良品になるような条件の悪い品物を見抜くコツを身に付ければ体力的なきつさが少ない工程です。

但し、不良品を見逃せば工場全体に迷惑をかける仕事です。

不良品を出さないように作業要領書をよく確認するようにしましょう。

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残業がきつい

期間工には残業時間が長いというきつさがあります。

期間工は残業代を稼いでナンボというところがあり、残業があることが前提となっているためです。

残業があまりにもきつい場合には係長に相談して定時で上がってリフレッシュできる日を作りましょう。

筆者は現場応援に行ったことがありますが毎日2.75時間残業になったときは「もう嫌だ」と思ったことがあります。

夏が暑くてきつい

期間工のきつさには夏の暑さがあります。

期間工の仕事場である工場は一部を除けば屋根があるだけで空調がなくふきっさらしの酷暑となるためです。

ただし夏場は確かに暑いのですが鋳造工場を除けば耐えきれないほどの暑さではありません。

暑さが苦手という方は熱中症対策のために必ず朝食を取るようにして下さい。

筆者が暑熱対策トップ点検を工場で実施していた際に、医師の方から「朝食も水分補給になる。

夏場に朝飯抜きで作業させないように指導してください」と言われたことがあります。

3食しっかり食べて熱中症に気を付けて作業するようにして下さい。

夜勤がきつい

期間工には必ずついて回るきつさが夜勤です。

夜勤をこなすと生活リズムが崩れてしまい生活がキツイという方が一定数います。

ただし、夜勤がきついといえども、1か月もすれば体が慣れてくるでしょう。

20代の期間工であれば夜勤明けにパチンコ屋に朝一で並んで、眠らずにまた夜勤の時間帯に仕事に来るという方もいます。

慣れてしまえば日勤よりも楽ですし、ほとんどの人が夜勤もこなせています。

夜勤中は管理職もいないため自由な雰囲気で仕事ができますよ。

仕事に行って帰ってきてから眠るだけの生活が本当にきつい

期間工の仕事のきつさの中で、本当に仕事だけの生活になってしまうのがきついという点もあります。

期間工は残業時間が長く、場合によっては休日出勤などで週に1日しか休みがないという状態にも陥りがちです。

ただし、自動車業界は連休がとても長く1週間以上の休みを年に3回取れます。

「次の連休までは我慢だな」と思って乗り越えていきましょう。

臭いやアレルギーがきつい

人によっては、工場特有の臭いやアレルギーがきついという方がいます。

自動車メーカーや部品メーカーには必ず薬品を扱う工程があります。

また、薬品の臭いもきついですが、工場全体に切削油などの臭いが漂っています。

気になる人は気になりますが、気にならない人は全く気にならないと言います。

筆者は新卒から建機メーカーにいたので工場の臭いには慣れていました。

対応策としてはマスク・軍手・ゴム手袋を活用しましょう。

マスク・軍手・ゴム手袋をしていれば薬品かぶれや臭いを防ぐことはできます。

ただし、夏場は暑いのでマスクはおすすめしません。

また軍手を使う場合は製品を落とす可能性があるので手のサイズにフィットしたものを使うようにして下さい。

マスク・軍手・ゴム手袋は仕事上必要なものでもあるので職場の職制(管理職)に欲しいと伝えて会社から支給してもらうようにして下さい。

単調作業がきつい

単調作業を繰り返すのが辛いという期間工もいます。

期間工の仕事は毎日同じことの繰り返しだからです。

最初の3週間は先輩社員やリリーフマンなどが色々と指導をしてくれますし、生産数がノルマに達しないという状態ですが、慣れてくると反対に簡単すぎてつまらないという状態になってきます。

対応策としてはQC活動をして工程に詳しくなることです。

工程に詳しくなり、QC大会などで表彰されると正社員登用される確率も上がります。

慣れているということはそれだけ作業習熟できているということなので悲観せずに将来につながるアクションを起こしてみてください。

言葉がきつい

期間工の所属する工場によって異なりますが、言葉がきついという問題があります。

工場は機械の振動や駆動音で大きな声でないと話が伝わりませんから、必然的に怒鳴るような大声で会話することになります。

特に大阪の工場は大阪弁を使うので言葉がきつくなる傾向にあります。

注意して欲しいのは何も期間工が憎いからきつい言葉になるわけではなく、もしもケガなどをしてしまうといけないので仕事中は緊張感を持って接しているということです。

安全に注意してやるべきことを先回りしてやっていれば怒られることは滅多にありません。

きつと言われる期間工のメリット

期間工の仕事はきついですがメリットもあります。

きつさを我慢した先には年収500万円で貯蓄300万円も夢ではありません。

期間工は以下のような貯蓄しやすい条件が整っているからです。

  • 寮費無料
  • 光熱費無料
  • 満了金あり
  • 残業代全額フル支給
  • 食費補助あり

支給されたお金を丸ごと貯金できるのでお金が貯まります。

ただ、以下のようなことには気をつけましょう。

  • パチンコや競馬競輪などの公営ギャンブル
  • タバコ
  • 女遊び
  • 休憩時間ごとに缶コーヒーを買う

上記のようなことをしているとなかなかお金が貯まりません。

目的をもって期間工をするようにしましょう。

きつさは2週間から1ヶ月の勤務の我慢で慣れる

期間工の仕事のきつさは2週間から1か月ほど勤務すれば慣れます。

最初は緊張しますが作業を覚えるうちに「簡単な作業を繰り返すだけだな」と分かるからです。

20代から30代の若者であれば2週間で、40代以上の方であれば1か月ほどで慣れます。

きつさに慣れると今度は「もうちょっと残業しないと給料が安い」という風に違う悩みに変わっていくでしょう。

そのため、きつさに恐れることはありません。

まずは1ヶ月やりきれば、グッと楽になるでしょう。

トヨタ期間工なら、さらに入社後2か月頑張れば特別手当40万円が支給されるためおすすめです。

もちろんその他各種手当ても充実しているので、働くモチベーションが上がるでしょう。

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きつい期間工の特徴ときつくない期間工の特徴

きつい期間工の仕事は

  • トヨタ期間工
  • ダイハツ
  • マツダ
  • 日産期間工

などの完成車メーカーです。

きつくない期間工の仕事は部品を扱うメーカーです。

  • アイシン
  • デンソー

期間工の仕事は完成車メーカーと部品メーカーに分かれています。

人による部分もありますが、仕事のきつさという点では完成品メーカーが上です。

完成品メーカーでは扱う製品が巨大なので車の下に潜り込むような作業があり、腹筋・背筋・腰など筋力を使う仕事が多くなります。

一方で部品メーカーは扱う品物が小さく重量も低いので筋力的なきつさは低くなります。

ただし部品メーカーは扱う品物が多いため、仕事を続けるためには筋力の代わりに持久力が必要となってきます。

筋力に自信のある方は完成車メーカーを選び、筋力に自信のない方は部品メーカーを選ぶことがおすすめです。

出来るだけきつくない期間工が知りたい方

期間工で稼ぎたいけど出来るだけきつくない作業がいいという方は、デンソーの期間工がおすすめです。

デンソーは部品メーカーであるため、重い部品を持ち上げることが多い完成車メーカーと比べて体力的な負担が少ないためです。

また、大手ならではの入社後のサポート体制や各種手当ても充実しているため、給与面等安心して働くことができます。

デンソー期間工の最新情報を知りたい方は、早めに相談してみましょう。

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まとめ

今回は、期間工の仕事のきつさについて解説しました。

期間工の仕事のきつさは以下のようなきつさです。

  • 体力的にきつい
  • 残業がきつい
  • 夏が暑くてきつい
  • 夜勤がきつい
  • 仕事に行って帰ってきてから眠るだけの生活が本当に辛い
  • 臭いやアレルギーがきつい
  • 単調作業がきつい
  • 言葉がきつい

ただし耐え抜けば貯金が300万円できるという大きなメリットがあります。

期間工の仕事がきついといっても1か月もあれば慣れます。

期間工がきついと聞いてためらっている方はぜひ、応募してみてください。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。