派遣から正社員になる4つの方法とは?正社員になれる人の特徴も紹介

派遣社員から正社員登用ってどうやったらなれるの

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派遣を数年続けていると派遣から正社員になるにはどうすれば良いのか気になってきますよね。

私はこれまで約10年間、採用担当者をしていた経験の中で、派遣社員の採用にも携わってきました。

この経験からお伝えすると派遣から正社員登用の枠を狙うのは非常に難しいです。

人事などの社内事情や経営陣の方針などが大きく関わり、派遣を正社員登用した実績がない企業ではほぼ実現できないと言えるためです。

正社員登用の採用枠や機会が少なく、選考基準もシビアなため狭き門となっているのです。

派遣から正社員になる手段として引き抜きをしてもらうというケースもありますが、能力やスキルが高い人に限られます。

そのため派遣社員から正社員登用を狙うのではなく、直接、正社員の求人を狙いましょう。

20代であれば成功率は80%以上を超えてきます。

この記事を最後まで読めば、スムーズに正社員に転職できるでしょう。

派遣から正社員になる4つの方法を紹介

派遣から正社員になるのは簡単ではありませんが、いくつか方法があります。

具体的には以下の4つです。

  • 正社員の求人に応募する
  • 紹介予定派遣に応募する
  • 正社員登用がある派遣先に応募する
  • 派遣から正社員に引き抜きしてもらう

ひとつずつ説明します。

正社員の求人に応募する

正社員の求人に応募することが一番のおすすめです。

このとき大切なポイントは派遣会社に相談するのではなく、正社員求人を中心に紹介している求人会社に相談することです。

なぜなら派遣会社は派遣という働き方が中心となっているため、正社員紹介に関してハードルの高さを感じています。

積極的に動いてくれる可能性は低いと言えるため、派遣会社経由ではなく正社員求人を扱っている求人紹介サービスを利用してみましょう。

派遣から正社員に転職する具体的な方法については、記事後半で年代別に紹介しています。

紹介予定派遣に応募する

紹介予定派遣に応募するという方法もあります。

紹介予定派遣は3ヶ月や半年、1年という区切りで派遣社員として働いてもらい、正社員になることが前提の制度です。

おすすめの派遣会社はパソナキャリアアデコです。

基本的に、パソナキャリアは悪い評判が少なく、人事として重宝していました。

>パソナキャリアの紹介予定派遣に応募する

アデコは世界各国に拠点を置く大手人材派遣会社です。

事務などの専門職を含む優良派遣求人が豊富なため非常におすすめです。

>アデコで優良派遣求人に応募する

正社員登用がある派遣先に応募する

正社員登用のある派遣先に応募するという手もあります。

ただし派遣から入って正社員登用としている企業の場合には、ズルズルと3年が過ぎて直接雇用される直前で解雇される危険性もあります。

必ず、期限を決めて、正社員登用の条件などを派遣会社に確認してから応募しましょう。

おすすめのサービスとしてはランスタッドがおすすめです。

ランスタッドは製造業、事務派遣の求人を多く保有しており、しっかり稼げる派遣の仕事も用意しています。

>ランスタッドの製造・工場求人はこちら

>ランスタッド事務派遣はこちら

正社員登用する気がない企業の傾向として、派遣社員出身の正社員が1人もいないところは危険といえます。

積極的に正社員登用している会社であれば、「○○さん、派遣から正社員になってバリバリやってくれているよ」といった声が聞こえるはずです。

正社員登用を行っている企業なのか、情報をしっかりと掴むように派遣先で社員と交流するようにしましょう。

派遣から正社員に引き抜きしてもらう

派遣から正社員になる手段として、引き抜きしてもらうという方法があります。

引き抜きしてもらうためには、正社員として雇用してでも働いてほしいと言われるようスキルを磨くことが大切になります。

派遣社員だからと受け身の姿勢ではなく、自分から仕事を見つけて取りに行くような気持ちで業務に臨むことが大切です。

先に説明した通り、社内の方針が大きく影響し個人の努力では調整ができないため、派遣先で正社員になれる確率は非常に低いです。

ですが派遣から正社員になるために一番ネックとなるのは本人の意欲と能力の部分です。

本気で派遣社員から正社員になりたいという方は、記事後半の「派遣から正社員に転職しやすい人の特徴」をぜひ参考にしてください。

派遣から正社員登用を目指すなら過去の実績や難易度を確認する

「派遣会社から正社員登用を実際に狙うのは難しい」と、初めにに述べましたが、不可能ではありません。

ですが、会社によって本当に登用してくれる会社と登用してくれない会社が存在するのが現状です。

ですので、今の現場で正社員を期待したいのであれば、その現場の過去の正社員登用実績を確認しましょう。

正社員登用実績がほぼなく、あなたが本気で正社員を目指しているなら、その会社はすぐ諦めて他の会社に派遣してもらいましょう。

もし過去に実績があるようであれば、登用される流れと条件を必ず確認してください。

なぜなら会社によって正社員登用の条件が異なり、知らなければ正社員登用の機会を逃しかねないためです。

確認しておきたい事項として、以下があります。

  • 年に何度登用の機会があるのか
  • 登用時期はいつか
  • 上長の推薦が必要なのか
  • 正社員登用の流れ(本人の希望が必要なのか)

実績や上記の条件を調べたうえで、その会社で正社員を狙うべきか判断する必要があります。

もちろん会社によって正社員登用の難易度も異なるため、登用実績があるから自分も大丈夫と安易に考えるのはやめておきましょう。

さらに注意してほしいのは、派遣社員が同じ会社で、3年働けば正社員になれるという間違った情報が横行していることです。

結論をお伝えすると派遣社員で3年働いても必ず正社員になれるということはありません。

3年経つと派遣社員という雇用形態のままでは同じ会社で雇用できないという話で、派遣先で契約社員となり待遇が少し上がるか、別の会社に派遣されることとなるでしょう。

参考:派遣先の皆様へ|厚生労働省

ダラダラと3年も派遣社員を続けることはリスクでしかありません。

一早く正社員になりたいという方は派遣からの正社員登用を目指すよりも転職で正社員を目指すことをおすすめします。

派遣から正社員になる場合、どうしても登用に至るまでの条件や時期、経験に左右されますが転職で目指すのなら自らの努力次第となります。

転職で正社員を目指すほうがより早く正社員になれるでしょう。

派遣から正社員に転職しやすい人の特徴

「正社員転職に成功する人ってどんな特徴があるのかな」と気になりませんか。

派遣から正社員転職を成功させる人は、基本的に軸がぶれない人、ポジティブな人であるといえます。

具体的には、以下のような特徴です。

  • 志望動機に納得感があり入社後の活躍が想像できる
  • 正社員になりたい目的が明確
  • したいこと・貢献ポイントが明確で達成できる素地がある
  • 物事に対しポジティブで自信がある

それぞれについて解説します。

特徴1:志望動機に納得感があり入社後の活躍が想像できる

志望動機に納得感があり、入社後の活躍が想像できる人が、30代を過ぎても内定が出やすいといえます。

基本的に30代を過ぎれば入社した会社に定年まで腰を据えて働こうという人でないと採用されにくくなるためです。

会社をしっかりと調べて、志望動機の完成度を上げるようにしましょう。

志望動機については「派遣社員から正社員になるためには志望動機が最重要」でも紹介しておりますので必ずご覧ください。

特徴2:正社員になりたい目的が明確

正社員になりたい目的が明確な方は、30代を過ぎても正社員採用されやすいです。

派遣社員とは異なり、正社員は仕事の範囲が広く責任が重くなります。

そのため正社員になりたい理由は何かをしっかりと答えることができれば、内定をとりやすいでしょう。

特徴3:したいこと・貢献ポイントが明確で達成できる素地がある

30代を過ぎてからは、会社に入ってからしたいこと・貢献ポイントが明確で達成できる素地があるかどうかが大切です。

冷静に企業の所属している業界や、職種を分析して、貢献できるポイントから自分が出来ることを面接の場で伝えるようにしましょう。

また、未経験の求人を受けるよりも出来るだけこれまでの経験が活きる職種を選ぶようにしましょう。

特徴4:物事に対しポジティブで自信がある

物事に対してポジティブに考えられる人ほど、有利な転職を実現できる傾向にあります。

企業に利益をもたらすのは非常に難しいことです。

すぐにできない理由を言う人よりも、「こうやったら上手くいくのでは?やらしてほしい!」と前向きな考えでないと仕事が務まりにくいからです。

これまで派遣社員だったということをネガティブにとらえるのではなく、正社員になったら責任のある仕事を率先して受けることが出来るようになりたいといった人が良い印象を与えてくれます。

物事を前向きにとらえるトレーニングを普段から心がけるようにしてみて下さいね。

このほかにも派遣から正社員になるには自信を持って物事に積極的に参加する姿勢も大切です。

自信がないと仕事にも自主的になれず影響を及ぼすと考えられています。

すぐに直せるポイントとして、自信がないと思われるような態度はできるだけしないようにしてください。

特に猫背の方は自信がないように見えるため、姿勢を伸ばして猫背にならないように注意するだけでも印象が変わります。

派遣社員が正社員になるには志望動機が最重要

派遣社員から正社員になる場合でも、もちろん面接や履歴書などの選考がありますが、志望動機が最重要となります。

20代でも30代でも志望動機が重要なのは変わりありません。

たとえば志望動機を上手く伝えるためのコツには自己分析と企業分析を徹底して行うことが挙げられます。

会社も本気で採用活動をしておりますので、志望動機が曖昧で、働く意欲が感じられなければ当然不採用です。

ここでは約10年間の人事経験の中で見てきた、社員となれる派遣社員の志望動機を紹介していきます。

自分の強みを明確にして仕事と結びつける

派遣から正社員になれる人の志望動機は、自分の強みややりたいことを理解しており、仕事に結びつけてアピールできています。

少なくとも正社員になりたいのなら、会社に入ってどんなことをし、どんな貢献を与えられるかをしっかり伝えましょう。

強みややりたいことが明確で、将来こう言う仕事を成し遂げたい、私の強みは御社の業務のここに活かせる、と採用側にアピールできれば強い意欲と自主性を感じさせことができます。

このような伝えることができれば印象が悪くなることはほぼ無いですし、あとは会社との相性だけになります。

派遣社員の志望動機には自己分析が必須

このように自分のやりたいこと、強みを理解するためには自己分析が必須なのです。

「でも、自分一人で本当に自己分析できるのかな」

「自己分析してみたけど一人だと限界を感じる」

そんな方はハタラクティブのような転職エージェントに相談することをおすすめします。

転職エージェントは無料で相談でき、あなたの就業経験などを考慮して自己分析のサポートもしてくれます。

派遣から正社員に採用されたいなら未経験OK求人を狙おう

正社員への就職へのポイントとしては、未経験OK求人に応募することが大切です。

未経験OKの求人に応募することで書類選考で落とされる可能性が低くなるためです。

既卒で職歴がない場合は、一般的な中途採用求人に応募しても職歴ありの方と比較されてしまうため落ちる可能性が高いと言えるでしょう。

もしあなたが20代であれば、正社員への転職成功率は80%以上となっており、正社員になりたいなら積極的に動くことをおすすめします。

日本の転職市場は10年前から20代の需要が高く、現在は人手不足などが相まって現在は非常に企業側の採用意欲が旺盛だからです。

大手企業でも20代の若手採用に苦戦しており、20代であれば、積極的に就活することでどこかの企業で必ず正社員になれるといっても過言ではない状態となっています。

30代以上の場合、派遣社員から正社員になるにはコツが必要です。

正社員が難しいと感じたら、転職エージェントの支援を受けるようにしましょう。

転職エージェントでは正社員就職をするための支援を行っているためです。

履歴書の書き方や自己PRの方法を教えてもらえるだけでなく、模擬面接なども実施してもらえます。

正社員の派遣系の転職エージェントに相談することは出来るだけ避けるようにしてください。

派遣系のエージェントに登録してしまうと、派遣社員求人ばかりを紹介されてしまうためです。

派遣社員からの脱出を狙うのであれば、弱気になるのではなく、強気に正社員求人を紹介してくれるエージェントをしっかり活用してください。

正社員採用に強い転職エージェントを活用するようにしましょう。

ここからおすすめの転職エージェントについて紹介します。

20代におすすめの転職エージェント

20代のうちは未経験でも応募できる求人が多いので、積極的に狙っていきましょう。

経験やスキルよりも伸びしろを評価されるので、自己分析を徹底してアピールポイントを探すことが大切です。

就職支援サービスに相談することで、効率の良い自己分析サポートを受けることができます。

おすすめは以下の3サービスです。

  • 就職カレッジ
  • ハタラクティブ
  • 就職shop

ひとつずつ説明します。

就職カレッジ

就職カレッジは1週間の研修で、自己分析・企業分析を磨き就職力を身に着けることができます。

就職カレッジの研修を1週間の受講すれば、優良企業30社との連続面接に書類選考なしで参加することができます。

書類選考なしのため、書類選考に落とされるかも知れないという不安感がありません。

早期に就職して内定を獲得したい方におすすめです。

>就職カレッジはこちら

ハタラクティブ

幅広い職種の求人が豊富なハタラクティブで適職探しをするようにしましょう。

ハタラクティブは営業職だけではなくIT系の職種も用意されており、非常に選択肢の幅が広いといえます。

就職カレッジが営業職などの求人が必要なのに対して、ハタラクティブはバリエーションが豊富なので未経験からITエンジニアを目指したい方にも向いています。

>ハタラクティブはこちら

就職shop

就職shopは、業界最大手のリクルートが運営する20代に特化した就職支援サービスです。

大手だけあり求人数が多く、利用者のほとんどがそれぞれの強みを的確にとらえた提案を受けられています。

未経験OKの求人がほとんどで、書類選考なしで応募することができるのも魅力です。

面接対策にも力を入れてくれるので、安心して就職活動に臨むことができます。

>就職shopはこちら

30代におすすめの転職エージェント

30代はこれまでの経験やスキル次第で転職の難易度は変わりますが不可能ではありません。

同じ業種・職種でなくても経験が生かせる求人を選ぶことが大切です。

企業分析を徹底して、自分の能力を生かせる求人を見極めましょう。

そのためには求人の内容を熟知している転職エージェントの利用が必須と言えます。

おすすめは以下の3サービスです。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントであり、正社員求人をたくさん抱えているだけではなく、非常に幅広い業界と職種の求人が集まります。

とりあえずリクルートエージェントに登録して、求人紹介を受けるようにして市場価値を冷静に判断する方法が賢いといえます。

業界最大手の転職エージェントなので、市場価値を調べつつ、求人応募するのには最適です。

>リクルートエージェントはこちら

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、メーカーに強い転職エージェントであるといえます。

私が採用担当者をメーカーでしていた時代から、マイナビエージェントは大手の製造業にしっかりと食い込んでいました。

もしも製造業の正社員になりたいという場合には、マイナビエージェントをぜひ活用してみて下さい。

>マイナビエージェントはこちら

doda

doda堅実な企業の求人が多いといえます。

リクルートエージェントと双肩を並べる大手の転職エージェントの1つであり、歴史が古いため、老舗の優良企業の求人が多く集まっています。

また、大手エージェントの中でも内定後のプッシュ力がとても強く、内定後に条件交渉を強気にやってもらえます。

非常に頼りになるエージェントであるといえますね。

>dodaはこちら

派遣社員から正社員になるのが難しい人の特徴と事例を紹介

派遣社員から正社員になれない人の特徴として、志望動機が受け身ということが挙げられます。

派遣社員は契約により勤務時間に制限があるため、正社員に比べて仕事を最後までやり抜く力が弱いと判断されることが多いからです。

派遣から正社員になる際には、仕事に対する責任感をチェックしている面接官も多いため与えられた仕事をただこなすだけの状態では会社からの信用は得られません。

志望動機は積極性をもって伝えるようにしましょう。

責任感を養うポイントとしては、普段の業務から上司に細かく相談する姿勢を見せる、言葉や思いだけでない実績を作るなど仕事に深みを持たせるように意識することです。

会社からの信用を得るために行動し、実績を積めば自然と責任感を養うことができます。

志望動機が受け身の人は責任感が乏しいと判断されるため、派遣から正社員になりにくいと言えるでしょう。

さらに筆者が見てきた例を挙げると、以下のような志望動機がありました。

  • 「大手でネームバリューがあり、給料も良いから志望しました。」
  • 「福利厚生の良さにひかれて志望しました。」

あなたが採用担当なら、これらの志望動機を見て愕然としませんか?

このように会社に貢献したいという意欲も感じられず、会社からの待遇や環境に受け身な志望動機ではどこも採用してくれないでしょう。

企業側も1人採用するのに億単位の資金が必要なので、本気で採用活動を行っています。

企業に貢献してくれる可能性が極めて低い人に大金を投資する企業はありません。

派遣から正社員転職したい時は志望動機だけでなく、以下の3つの失敗パターンにも注意してください。

  • 仕事への姿勢・考え方が受け身
  • 選考企業で働く理由が感じられない
  • 責任感が薄く仕事への考え方が甘い

先にお伝えしているように、仕事への姿勢や考え方が受け身の人は、採用されにくいです。

20代はまだ許容されますが、30代にはより積極的に仕事をすることを求められるため要注意です。

仕事への積極的な姿勢や、物事を自分事と捉えられる人でないと30代を超えてから正社員に採用されるのは難しいといえます。

さらに選考企業で働く理由が感じられない人は、なかなか就職できません。

入社後、定年まで勤めることが前提で就職することが求められるため、入社したからには最後まで勤めたいという意思の伝わるような志望動機が面接官に伝わらないといけません。

その企業でなくては出来ないことなど、選考を受けている企業でないといけない理由を面接で述べられるようにしてみてください。

志望動機がしっかりとしていないと、将来性で採用する部分が弱くなるため、なかなか内定に結びつきません。

また派遣から正社員を目指すときに注意していほしいのが、責任感を持つことです。

責任感が薄く仕事への考え方が甘い人は、なかなか内定が出ません。

仮に30代であれば、会社ではプロジェクトメンバーや部下を引っ張ったり、責任の重い仕事を率先して引き受けることが求められる年代です。

20代であっても、会社で行う仕事を自分事と捉えて、しっかりと責任をもって処理できる人が採用されやすいといえます。

責任感がないと思われる発言として、「会社が仕事をなんとかしてくれる」というような発言をすることは避けるようにしてください。

キャリアは自分の力でつかむものであり、会社が与えてくれるものではないためです。

まとめ

派遣社員のまま3年間過ごしても正社員になれる確率はとても低いといえます。

派遣から正社員になるには、他の正社員求人に応募しましょう。

敷居が高いと感じる方は紹介予定派遣に応募するのも手です。

正社員登用を狙う方法もありますが、枠や機械が少なく選考も厳しいため、優先度は低めがおすすめです。

よくある質問と回答

無期雇用派遣は正社員と同じですか?

勘違いされがちですが無期雇用派遣は正社員ではありません。

正社員と似ているもの、契約期間が定められておらず昇給や賞与の精度もある点で異なります。

派遣社員と比べると待機期間中でも給料が発生するため、無期雇用派遣は待遇的には正社員に近いものがあります。

紹介予定派遣はおすすめですか?

採用を約10年間経験した立場からすると、紹介予定派遣を活用するのはナシだといえます。

実際に働いてみて、本当に正社員登用されるか分からないためです。

ただし、総務や経理は女性が産休などに入ったタイミングで派遣社員の方に来てもらって、結局復職がなく、あとから入った派遣社員の方が正社員登用されるといったケースもあります。

期せず大企業の正社員になれてしまうような幸運な方も一定数存在します。

紹介予定派遣で大手企業に入ることができれば、タイミングが合えば正社員になりやすいことは事実ですが、ハイリスクハイリターンであるといえます。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。