配属ガチャとは?避ける方法や外れた時の対処法を人事が解説

配属ガチャとは?

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配属ガチャを避けたり失敗した時の対処法が気になりませんか?

配属ガチャとは新卒が配属先を選べず、配属が強制的に行われる状態を指します。

どんな配属先になるか直前まで分からない状況のことを、ソーシャルゲームのガチャに例えています。

筆者は約10年ほど人事を経験したため、配属ガチャの裏側を見てきました。

この記事を読めば、配属ガチャの真実について理解し、配属ガチャに失敗した後に対処することができます。

配属ガチャについて気になっている方はぜひ、最後まで読んでいって下さいね。

配属ガチャ外れた…と悩むあなたに

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配属ガチャに外れて今すぐ会社を辞めたいほど絶望しているのであれば、マイナビジョブ20’sなどの転職エージェントに配属先が決まっている求人を紹介してもらいましょう。

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配属ガチャとは?わかりやすく意味を解説

配属ガチャとは、新卒が配属先を選べず、どんな部署に配属されるのかが分からない状況のことをソーシャルゲームのガチャに例えたものです。

新卒の配属先は自分では選べないため、運任せの要素が大きくガチャに例えられてしまうのでしょう。

同じ会社でも部署によって居心地の良さや事業内容によって当たり外れがあります。

この当たり外れをソーシャルゲームのガチャとなぞらえています

ただ、そのときたまたま良い部署に配属に当たったとしても新卒採用を行う企業では将来的に転勤や異動などが起こります。

配属ガチャに一喜一憂しないほうが良いでしょう。

コラム:配属ガチャが存在しない企業もある

筆者は約10年間人事を経験していますが、そもそも配属ガチャ自体が存在しないというケースも知っています。

なぜなら、新卒採用選考の面接時に配属を決めてしまっている企業もあるためです。

この場合、ガチャを引いてすらいないことになります。

新卒は面接時に本人の希望や適性などはある程度把握しており、面接時のデータで新卒者は配属先を決められていることも多いです。

人員計画では1年間の人材採用計画や部署への配属人数を決めます。

新卒の入社日は毎年4月1日が一般的ですが、配属希望を聞いていると人員計画が進まないため入社時の段階で決めてしまうことがあるということです。

この場合、新卒はガチャを引くことすらなく配属が決まることになります。

「配属ガチャって何が問題になっているの」と気になりませんか。

次は、配属ガチャの問題点について解説します。

配属ガチャの問題点とは?

配属ガチャの問題点として、新卒のモチベーションが大きくダウンする可能性があるです。

せっかく希望をもって新卒入社したにも関わらず早期離職のきっかけになることもあるため、大きな問題です。

新卒が早期離職すると、企業側は第二新卒を採用するなどの対応を迫られるため、大きな採用コストがかかります。

また、離職した新卒者の方も職歴が短い状態での転職活動となり、キャリア的にも大きなハンデを背負うことになります。

つまり、配属ガチャの問題点は新卒の短期離職であり、企業側も離職した新卒も大きなダメージを受けることになります。

では「配属ガチャを回避する方法はないの」と気になりませんか。

次は、配属ガチャの回避方法について解説します。

配属ガチャの避け方

配属ガチャを避ける方法として、ITエンジニアや保育士など職種に絞られて募集されている求人に応募するという方法があります。

なぜなら、最初から特定の職種で採用されることが確定している企業も存在するためです。

また、配属ガチャのダメージを避けたいという場合、地方公務員試験という選択肢もあります。

地方公務員試験は最初から消防士など、職種を特定しての採用もあるためです。

このように配属ガチャを避けるコツは、最初から職種が絞られている求人を受けることです。

「配属ガチャで失敗したら人生失敗なの」と気になりませんか。

次は、配属ガチャで失敗したときの対処法について解説します。

配属ガチャで失敗した時の対処法

配属ガチャで失敗した時の対処法

もしも配属ガチャに失敗したときの対処法として、異動や転職という手段があります。

仕事内容に希望が持てないと、仕事への意欲が無くなってしまうため対処法を知ることは大切です。

配属ガチャに失敗してしまった場合は、以下の対処法をおすすめします。

  • 対処法1:異動を待つか希望する
  • 対処法2:転職すれば解決する

それぞれについて解説します。

対処法1:異動を待つか希望する

配属ガチャに失敗してしまった場合、転職よりも先に異動を検討しましょう。

なぜなら、異動は転職よりもリスクが低いためです。

職歴に短期離職の履歴が残りますし、転職先の企業でも配属ガチャに合う可能性もあります。

さらには転職先の企業がブラック企業の可能性もあります。

異動には、

  • 異動を待つ
  • 異動願いを出す

の2つの方法があります。

新卒はジョブローテーションで異動を3年周期で行うことも多く、銀行など金融機関であれば定期的な異動が期待できます。

筆者はメーカーで人事を約10年間経験していますが、メーカーでは定期的な異動は少ない傾向にあります。

また、どうしても現在の部署でストレスが溜まるようなら無理せずに上司や人事部に「異動したい」と伝えるようにして下さい。

人事からすると退職されるよりも損害が小さいため、人事異動を発令してもらえる可能性があります。

配属ガチャに失敗して辛い思いをしているなら、退職の前にまず上司と人事部に相談が優先です。

対処法2:転職すれば解決する

配属ガチャに失敗し異動の希望も通らない場合は転職するしか方法はありません。

転職では職種を決めて採用しているためです。

どうしても特定の職種にこだわりたい場合、大手は厳しいですが中小企業であれば転職できる可能性もあるでしょう。

ただし、特定の職種の経験があることが中途採用では前提となるため新卒採用ほど簡単に内定獲得をすることは難しくなります。

どうしても転職したい場合は3年職務経験を積んで経験者枠を狙うか、第二新卒枠を狙って転職するようにしましょう。

ただし、転職は大きな決断となります。

安易に会社を辞めることは避けましょう。

次では配属ガチャを外し、辞めるべきか否かについて紹介いたします。

配属ガチャで外れたら辞めるべきか?辞めて良い3つのケースとは

配属ガチャで外れたら辞めるべき?

「配属ガチャで外れたらもう会社を辞めるべきなのだろうか」と気になりませんか。

配属ガチャに外れて辞めるべきケースとしては、これ以上在籍しても自分が望むような状況にならない状態に陥った時です。

配属ガチャで外れたら、辞めるべきケースとして以下の3つのケースがあります。

  • 異動が見込めないケース
  • 会社の社風が合わないケース
  • 手に職がつかない配属のケース

それぞれについて解説します。

異動が見込めないケース

配属ガチャに外れ、異動も見込めない場合は退職を検討するべきです。

なぜなら、定期的に人事異動を行う慣例のない企業では10年以上同じ部署で仕事をしなければならないことが多いためです。

筆者は人事部でしたが、人事部の社員は課長職になる50歳まで38年間異動しないことが慣例となっていました。

異動の前例のない企業では、早めに退職をした方が良いでしょう。

ただし、本当に異動のチャンスがないのかはしっかりと確認しましょう。

会社の社風が合わないケース

配属ガチャに外れ、希望をしていない部署で働くことに絶望を感じているかもしれません。

ただ、筆者の経験でお伝えすると実際に働くと「あれ?それほど嫌な職場じゃないな」と思うケースが多いように感じます。

スキルも経験もない新卒は与えられた場で成長と成果に向き合うことも重要です。

計画された仕事人生を歩む方は非常に稀です。

与えられた環境で3年ほど向き合い、それでも諦められない方は転職をしましょう。

ただし、会社の社風が合わなければすぐに転職を検討しても良いでしょう。

社風とは恐ろしいもので、部署を異動したくらいでは変わらないためです。

会社の社風が暗いケースや透明性がないケースでは退職を検討しましょう。

配属ガチャ以前に会社ガチャを盛大に外しています。

手に職がつかない配属のケース

配属ガチャに外れて手に職がつかない配属のケースでは、退職を検討しても良いでしょう。

例えばスーパーのレジ打ちなどです。

異動ができない中でスキルもつかない仕事をし続けても、将来はありません。

終身雇用が崩壊していく中で、スキルがつかない仕事は将来を致命的に苦しくするでしょう。

次は、自分の希望の職種につく方法について解説します。

第二新卒や既卒におすすめの転職エージェント

「配属ガチャに外れて、転職を検討してもまた新卒と同じように失敗したら最悪だな」と悩んでいませんか。

そんな方には第二新卒や既卒におすすめの転職エージェントがおすすめです。

第二新卒や既卒向けの転職エージェントは、職歴が短いことがハンデにならない求人を用意しているため、良い転職を実現できます。

具体的には、以下の3つです。

  • マイナビジョブ20’s
  • 就職カレッジ
  • ハタラクティブ

それぞれについて解説します。

マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20’sは、大手マイナビが20代に特化して展開している転職エージェントです。

第二新卒や既卒の転職に強いだけではなく、20代の初めての転職に大きな強みを持っています。

未経験でも応募可能な求人が全体の75%以上となっており、新しい職種や業界へのチャレンジも可能です。

配属ガチャにはずれてしまったからこそ、次は自分自身でやりたい仕事を選んだ転職を叶えましょう。

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ハタラクティブ

ハタラクティブは幅広い職種を取り扱う第二新卒向けの転職エージェントです。

未経験者OKの求人が中心であり、内定率は80%以上となっています。

とくにハタラクティブではITエンジニアやデザイナーなどのクリエイティブ系職種もあります。

こだわりの職種がある方はハタラクティブを利用してみましょう。

>ハタラクティブはこちら

いい就職ドットコム

いい就職ドットコムは第二新卒の転職サポートに特化した転職エージェントです。

第二新卒転職に強いだけではなく、有給インターンもあります。

有給インターンでは1週間の間、企業の内情を見ることができます。

そのため、入社前に社風や仕事内容、会社制度がわかりミスマッチなく転職することができるでしょう。

ぜひ、配属ガチャと会社ガチャで当たりを引けるように企業を下見してください。

若手向け転職エージェントの中で、配属先の雰囲気と会社の雰囲気の両方を入社前までに見ることができるのは、いい就職ドットコムだけです。

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まとめ

今回は、配属ガチャについて解説しました。

配属ガチャとは、新卒が配属先を選べず、どんな部署に配属されるのかが分からない状況のことをソーシャルゲームのガチャに例えたもので、意中の部署に配属されなかった場合には配属ガチャ外れなどと表現されます。

配属ガチャ以前の問題として、入社後ではなく新卒採用面接時にすでに配属先が決まっており、配属ガチャすら引けていない新卒が一定数存在します。

配属ガチャの問題点は新卒のモチベーション下落から早期離職を招くことです。

配属ガチャに失敗し人事異動にも期待できないケースや、社風が合わないケースでは転職エージェントを活用し、転職活動を検討しましょう。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。