大学中退からの就職は厳しい?狙うべき業界・職種と就職方法を全公開
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大学中退しても就職は成功させたいですよね。
「大学中退して就職するとどうなるの?年収やキャリアについて知りたい」
「大学中退したらどのように求人を探せばいいの?スムーズな就活法を知りたい」
と中退したあとの仕事に関する悩みを多く聞きます。
結論からお伝えすると大学中退しても仕事はありますが、おすすめできない仕事もたくさんあります。
なぜなら、離職率が高い業界もあるからです。
3年程度で辞めてしまう方が多く、スキルや経験が積み上がらず再就職に苦労している方を多く見る方です。
私はこれまで約10年間、採用担当者を経験から採用の裏側を見てきました。
この記事ではおすすめできる業界・職種やスムーズな就活法を紹介していきます。
大学中退して、良いキャリアを積み上げたい人は必ず最後までご一読ください。
「大学中退しているけど就職は難しいのかな」
「ブラック企業にしかいけないんじゃないの」
と、不安な気持ちになりますよね。
しかし、若ければ例え大学中退していたとしても将来性を見込んで採用される可能性が高いです。
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目次
大学中退からの就職が厳しくなる3つの理由とは
大学を中退しても、就職することは可能です。
しかし、大学中退をすべき理由がない人は大学を辞めないほうが良いといえます。
大学中退をすると、大卒者に比べて以下のような、3つの不利が就活時に生じるためです。
- 大学中退すると求人数が減る
- 大学中退者の採用応募枠は高卒枠を狙うことになる・給料も高卒レベル
- 大学中退者の就職率はわずか45%
それぞれについて解説します。
理由1:大学中退すると求人数が減る
大学を中退すると新卒枠で就活をすることが難しくなります。
世間一般的には大卒新卒は一番求人数が多く、内定できる確率が高いといえます。
もしも大学を中退してしまうと、人生で最も内定を獲得しやすい大卒新卒を逃してしまうことになります。
非常にもったいないことですので、大学中退する理由が深刻でない場合には、出来れば卒業できるように努力しましょう。
理由2:大学中退者の採用応募枠は高卒枠を狙うことになる・給料も高卒レベル
大学中退者の採用応募枠は高卒枠を狙うことになり、給料も高卒レベルとなります。
仮に、3年以上大学に通っていたら短期大学卒扱いで、3年未満は高卒扱いとなりますが、短期大学卒には給与規定がない会社も多く、高卒と同じ扱いになることがあります。
非常に給与などが不利な状態となります。
理由3:大学中退者の就職率はわずか34%
マイナビによると大学中退者を含む既卒者の就職率はわずか34%しかありません。
大卒新卒は70%以上の就職率が出ているのに対して、約3分の1の確率でしか内定が出ていないことになります。
大卒新卒に比べると不利になるため、出来れば卒業できるのであれば卒業を目指すようにしましょう。
次は、大学中退からの正社員就職を就職率・業界・職種の傾向を紹介します。
離職率の高い業界を避けて、出来るだけ伸びしろのある業界を狙うようにしましょう。
大学中退からの就職で避けるべき業界
「大学中退から正社員になるためには、どんな業界を狙えば良いのかな」と悩んでいませんか。
結論からお伝えすると、離職率の高い業界は避けましょう。
離職が高いだけではなくパチンコ産業などに就職してしまうと、その後の転職にも悪い影響が出ることがあります。
現在、吉本興業が反社会的な勢力と取引をしていたということでバッシングを受けていますが、それと同じ理由です。
パチンコはギャンブル産業であり、現在は健全なイメージ戦略を打ち出していますが、以前は暴力団関係者が関わっていたという悪いイメージもあり、上場企業や上場を目標としている企業の経営者や幹部からは敬遠されます。
アルバイトならまだ良いとしても、正社員としてギャンブル産業で働くと、非常に採用選考では不利になります。
また、伸びしろのある業界に行くようにしてください。
斜陽産業は避けるようにしましょう。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の大学中退者の就労と意識に関する研究では、大学中退者の就く仕事の就職率を軸に、業界・職種の傾向を紹介しています。
大学中退者の就く職種を軸に、就職率を紹介すると、以下の通りとなります。
- 1位 サービスの仕事27.9%(パチンコ・飲食店・ホテルなど)
- 2位 販売の仕事17.2%(スーパー・コンビニ・百貨店など)
- 3位 専門職・技術職12.4%(メーカー・IT等)
- 4位 事務職7.4%(業種の幅が広い)
- 5位 生産工程の仕事7.4%(メーカー)
- 6位 運搬・清掃・包装等4.6%(清掃会社等)
- 7位 輸送・機械運転・建設・採掘 4.1%(倉庫業・運送業・建設業・採掘業)
参考:大学等中退者の就労と意識に関する研究|労働政策研究・研修機構(JILPT)
大学中退者は主にサービス業、販売職の仕事、専門職や技術職の仕事についていることが分かります。
次に説明しますが、大学中退者が就職先として選ぶところは、実は離職率のワースト1です。
慎重に選ばないと、あっという間に早期退職になる確率が上がります。
「高卒&18~22歳&転職した人」の「就職率」・「離職率」
独立行政法人 労働政策研究・研修機構と厚生労働省平成 29 年雇用動向調査結果の概況から推測すると、高卒で18歳から22歳で、転職した人の就職率・離職率については、以下の通りとなります。
大学中退者の就職率と業種別離職率を勘案すると、以下の通りとなります。
離職率を軸にランキングを付けてみましょう。
- 1位 サービス関係 就職率54.9% 離職率52.1%(パチンコ・飲食店・ホテルなど)
- 2位 販売の仕事 就職率14.6% 離職率14.5% (スーパー・コンビニ・百貨店など)
- 3位 運搬・清掃・包装等 就職率19.1% 離職率18.1%(清掃会社等)
- 4位 輸送・機械運転・建設・採掘 就職率13% 離職率12.4% (倉庫業・運送業・建設業・採掘業)
- 5位 生産工程の仕事就職率 10.6% 離職率9.4% (メーカー)
- 6位 専門職・技術職 就職率 10.6% 離職率10.5%(IT)
- 7位 事務職 計測不可(業種の幅が広い)
統計からみても、大学中退者の転職先として最有力候補となっている転職先の離職率は52.1%と、14.5%となっていることが分かります。
下記の図は、平成29年雇用動向調査結果の概況から抜き出した、産業別の入職率と離職率を表したものです。

参考:大学等中退者の就労と意識に関する研究|労働政策研究・研修機構(JILPT)
参考:平成 29 年雇用動向調査結果の概況|厚生労働省
次は、何も考えずに就活をすることの危険性について解説します。
しっかりといい企業を選ぶという意識を持つようにしてください。
次は、どうすれば良い仕事につけるのかについて徹底解説します。
伸びしろのある業界または市場価値の高いスキルが身につく会社を選ぶのが正解です。
伸び代ある業界または市場価値の高いスキルが身につく会社を選ぼう
大学中退者が会社を選ぶにあたっては、業界を選ぶことと、市場価値の高いスキルを身に着けることが大切です。
スキルという意味では、対人折衝能力が付く仕事である営業職・財務業務ができる経理力を身につけられるような仕事を選ぶとよいといえます。
また、ITエンジニア職も需要が高い仕事のため、選ぶとよいといえます。
大学中退者の就職はIT業界がおすすめ
業界選びについては、これから伸びしろのある産業ということで、IT業界を選ぶのが良いといえます。
どんな企業にも現在はパソコンが1台以上はあるという状況なので、IT業界が衰退するということはまずないと予測されます。
私の在籍していた製造業は離職率そのものは低かったですが、コストカットを追求するしか利益アップをすることができない状態に追い込まれており、斜陽と言える状態となっていました。
斜陽産業では利益が伸びることはなくコストカットにばかり目が行くため、仕事をしていて窮屈な思いをすることになります。
思い切った経営戦略をとることよりも地道な仕事をしていくことになるため、若い年齢だと刺激が足りず、思い切り仕事ができる環境に行きたいと会社を辞めていく若者も多いといえます。
IT業界であれば人材の流動性が高く、比較的、正社員になりやすくおすすめです。
また、実力主義の業界なので力さえあれば大学中退でものし上がることが可能な業界でもあります。
大学中退者には特に向いていますが、他の普通の社会人にとってもおすすめの業界です。
IT業界で求人を探すのであれば、リクルートエージェントがおすすめです。
リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントであり、実はIT系求人も豊富です。
未経験からでも求人を紹介してもらうことも可能ですので、ぜひ、活用するようにしてみて下さい。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-010258 |
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求人数 | 25万件(非公開20万件) |
対応エリア | 全国・海外 |
年代 | 20代~50代以上 |
年収 | 200万円~1,000万円 |
- 業界最大手のリクルートの転職エージェント
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次は、おすすめの職種について解説します。
確実に就職できる職種を狙っていきましょう。
大学中退者が狙うべきおすすめの職種と就職方法
「どんな職種を狙っていけば内定率が高くなるのだろうか」
と、どんな仕事をすれば良いのか悩んでしまいますよね。
結論からいえば、有効求人倍率が高い職種を狙えば内定率は高くなります。
出来るだけ、就職しやすく将来が有利になる職種を選ぶようにしましょう。
特に営業とITは有効求人倍率が高い職種と言えます。
dodaによれば営業職の有効求人倍率は2.26倍、ITはなんと8.65倍にも達しています。
応募すれば高い確率で内定が出る可能性が高いといえます。
有効求人倍率とは、企業が出している有効求人を、ハローワークに登録している求職者の数で割ったものを有効求人倍率といいます。
有効求人倍率が6倍となっている場合、1人に対して6つの求人があるという計算になります。
また、仕事を通してスキルが身につく職種がおすすめであるといえます。
マーケティングやWEBデザインなど、手に職がつくような仕事をすることがよいといえます。
いざ転職をしたいと考えたときに、「この分野なら誰にも負けない」というスキルがあったほうが転職しやすいためです。
スキルが蓄積できて、転職先でも需要が高い職種を選ぶようにしましょう。
次から実際におすすめの職種とおすすめの就職法を解説していきます。
おすすめ1:営業
営業職であれば未経験でも就職することが可能です。
営業職は教育の手間が事務系などに比べれば比較的、低く、売って来れればよいという考え方の企業も多いためです。
そのため、しっかりと育成してもらえる企業を選ぶことが大切です。
ジェイックといい就職ドットコムでは、教育体制が整っている企業の営業職の求人を紹介してもらえます。
ジェイック
ジェイックでは大学中退者のように職歴のない若者の就職支援を行っています。
内定率は80.3%もある上に、営業カレッジという研修を修了すれば、書類選考なしで30社との連続面接に参加できます。
営業職の紹介をメインとしているため、非常に早く内定が出る可能性があります。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-010450 |
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求人数 | 非公開 |
対応エリア | 東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知・大阪・兵庫・広島・宮城 |
年代 | 20代 |
年収 | ~400万円 |
- 書類選考なしの求人が多数あり
- 専任スタッフが就職まで徹底サポート
- 就職カレッジで社会人になっても役に立つ知識が身につく
いい就職ドットコム
いい就職ドットコムでは営業職の求人を紹介してもらえます。
ジェイックほどではありませんが、求人需要の高い営業職の求人を職歴のない大学中退者などに紹介し、内定を獲得させることに長けています。
教育体制のない会社は排除するなどの努力をしているため、安心して就職できます。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-080389 |
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求人数 | 5,000件以上 |
対応エリア | 全国 |
年代 | 20代 |
年収 | 400万円~600万円 |
- 新卒・既卒・第二新卒の就職支援に特化した転職エージェント
- 未経験であっても意欲の高い若者を採用し、しっかりと育てていきたいと考える企業の求人が多数
- 就職アドバイザーが働く環境や待遇面などをチェックしているので安心
リバラボインターンシップ
リバラボインターンシップでは普通の転職エージェントとは違い、実際に働きながら就職スキルを身に付けるサポートをしてくれます。
「職歴や学歴に自信がなくても、人より稼いで人生成功したい」という方におすすめです。
最大2年間参加できるプログラムは、ビジネススキルの基礎プログラムやマナーなども教えてくれます。
プログラム参加期間は社員として直接雇用されるため、
「職歴がないことで自信を持てない。社員として働いた経験や職歴が欲しい」という方にもおすすめです。
勤務地は首都圏のエリアとなりますが、社員寮のシェアハウスを利用できるため地方から上京している方も多いです。
「職歴や学歴に関係なく、実務経験やスキルを身につけることで就職成功したい」
「誰かに認められる人間になりたい」
環境を変えて本気で変わりたいという方へ、実務インターンや共同生活を通して諦めずにやり抜く自分の実現をサポートしてくれます。
給与にはインセンティブもあり、企業が求めるビジネススキルや人間力を身に付けることができます。
注意点としてはサービス対象年齢が18歳~29歳となります。
オンライン無料相談会もあるため、気になる方は早めに問い合わせしてください。
「リバラボインターンシップで大卒に負けない一流のビジネスパーソンになる」無料相談はこちら
おすすめ2:SE(システムエンジニア)
SEの求人を受けることもおすすめです。
手に職をつけたい、と考えている場合には、特にITの技術を身に着けることが出来るSEの求人を受けることが良いといえます。
大学中退者は大卒ほど処遇が良くない可能性が高く、実力がないと出世などにも影響してくるためです。
実力一本でいけるSEは非常に良い仕事であるといえますね。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界トップクラスの求人数を誇る大手転職エージェントです。
総合型エージェントとして幅広い職種で仕事を紹介してもらえ、サポートも充実しています。
未経験OKのIT求人もIT専門の転職エージェントに引けを取らないほど保有しているのでおすすめです。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-010258 |
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求人数 | 25万件(非公開20万件) |
対応エリア | 全国・海外 |
年代 | 20代~50代以上 |
年収 | 200万円~1,000万円 |
- 業界最大手のリクルートの転職エージェント
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いい就職ドットコム
いい就職ドットコムでは営業職の求人だけではなくSEなどの求人もあります。
いい就職ドットコムは基本的に未経験向けの求人を揃えているため、未経験からSEになりたい方には向いているといえます。
未経験からSEに挑戦した方は、ぜひ、活用してみて下さい。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-080389 |
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求人数 | 5,000件以上 |
対応エリア | 全国 |
年代 | 20代 |
年収 | 400万円~600万円 |
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転職保証付きのプログラミングスクールDMM WEBCAMPを受講して就職
転職保証付きのプログラミングスクールのDMM WEBCAMPを受講して就職するのも良い手段であるといえます。
学校形式でSEになるための勉強をすることが出来るだけではなく、仕事も紹介してもらえます。
もしも就職できなかった場合には授業料が全額返金されるなど、安心して活用できるサービスといえます。
DMM WEBCAMPはこちら
おすすめ3:WEBデザイナー
WEBデザイナーも需要が高く、スキルが身につく職種です。
仕事内容はSEに比べるとまだ簡単であり、ホームページなどWEBサイトのデザインやコーディングを行う仕事です。
経験を積めば、将来独立することも可能なためIT系の仕事への入門としてWEBデザイナーを選択するのもおすすめです。
未経験からWEBデザイナースクールを受講して就職する
未経験からWEBデザイナーになりたいという方はスクールを受講して就職することもおすすめです。
独学で勉強するよりも講師の話を聞きながら勉強した方が吸収も早く、就職には有利となることが多いためです。
ただし、注意点としては資格の有無よりも経験の方が重視されるため、勉強をしつつ、就活をすることが大切です。
ここではおすすめのWEBデザイナースクールを2つ紹介します。
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは未経験からWebデザイナーになりたい方に向けて、
「厚生労働大臣認可教育訓練給付金制度」の対象講座に指定されているスクールです。
厚生労働省が指定したスクールで教育訓練を終了すると、受講費用の一部が支給されます。
現役のプロクリエイターがweb制作を中心としたカリキュラムでwebデザインの基礎を教えてくれます。
オンラインやスクール受講型と通学スタイルが選べるため、
「全国どこからでもwebデザインを学ぶことが出来る」おすすめのスクールです。
ヒューマンアカデミーWEBデザイン講座はこちら
デジタルハリウッドSTUDIOby LIG
デジタルハリウッドSTUDIOでは、6ヶ月にわたってカリキュラムが組まれており、マンツーマンでの支援を受けられます。
Web制作のプロが実際に現場で戦力となれるスキルを徹底的に教えてくれます。
「業界について詳しく知らないけど、Webデザイナーってどんな業界なの?」
「1日の仕事内容はどんな流れなの?」
このような質問も無料のオンラインカウンセリングで教えてもらえます。
本気でWebデザイナーになりたい方、業界について知りたいという方は第一歩に相談予約してみてくださいね。
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGの個別説明会に無料で参加する
おすすめ4:公務員(警察官、消防士)
大学中退者には実は奥の手として、高卒枠での公務員試験を受けることが可能です。
各都道府県の自治体により条件は異なりますが、大学に入学できる学力を保持できていれば、高卒程度試験は簡単に感じる方もいるはずです。
また、警察官や消防士といった公務員試験も高卒枠で受けることができるので、大卒よりも採用されやすくなります。
警察官や消防士は大卒の採用枠よりも高卒の採用枠が大きいです。
おすすめ5:事務職(大学中退した女性におすすめ)
大学を中退した女性が選ぶべきは事務職であるといえます。
特に経理職は女性のニーズが高い上に、どの会社でも求人を行っているので、簿記2級を取得してから就職活動を行うことで安定した就業が見込めます。
とりあえず簿記2級の資格取得をするようにしてみてください。
簿記2級の資格取得にあたっては、出来れば資格取得のために学校に通う方が良いといえます。
特に難易度が簿記2級は高く、3ヶ月程度は勉強期間が必要です。
ハローワークの主催する公共職業訓練または求職者支援訓練の総務経理コースに参加するなどして、短期での資格取得を狙いましょう。
求職者支援訓練に申し込んで、もしも落ちてしまった場合には、公共職業訓練の方に参加したいとハローワークの窓口で伝えるようにしましょう。
どちらもテキスト代以外は無料で授業を受けることができます。
公共職業訓練は雇用保険の被保険者履歴のある人が優先なので、学生だった中退者は雇用保険に入っていません。
そのため求職者支援訓練に申し込み落ちた場合に、ハローワークに申請して公共職業訓練に参加するようにしましょう。
参考:職業訓練検索・一覧|ハローワークインターネットサービス
参考:あなたのしごと探しに、役立つスキルを。ハロトレ特設サイト|厚生労働省
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントで事務の求人が豊富です。
提案力が高くサポートも手厚いため、転職効率が大幅に上がります。
転職事例も非常に多いく、納得のいく転職を実現しやすいのが魅力です。
職業紹介事業 許可・届出受理番号 | 13-ユ-010258 |
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求人数 | 25万件(非公開20万件) |
対応エリア | 全国・海外 |
年代 | 20代~50代以上 |
年収 | 200万円~1,000万円 |
- 業界最大手のリクルートの転職エージェント
- 転職支援実績No1による手厚いサポート
- 業界最大規模の求人数で仕事が見つかる!
コラム:ハローワークはおすすめできない
ハローワークでの就活をすることは避けるようにしましょう。
私もハローワーク主催のイベントなどに採用担当者として何十回も参加してきましたが、民間企業主催のものと比べると参加企業のレベルや熱量が違います。
ハローワーク関係は無料で企業が出展できる一方で、民間の就職イベントは一回で90万円ちかい値段がかかります。
お金がかかっているほうが企業は採用に本気度を高くするため、必ずお金のかかっているイベントを活用するようにしてください。
参考:ハローワークインターネットサービストップ(仕事をお探しの方)|ハローワークインターネットサービス
選べなかった人は自己分析からはじめよう
これまで紹介した中で選べなかった人は、自己分析をすることから始めるようにしてください。
「なんか難しそう」「きつそう」など、あいまいな判断基準で業界や職種をより好みしていませんか?
自己分析を徹底することでしか、自分の本当にやりたい仕事や就職したい業界を探す方法はないでしょう。
自己分析の方法としては、自分自身のこれまでを振り返り、起こった出来事を書き出してみて下さい。
どんな出来事が起こった時に、自分自身のモチベーションがアップしたのかを考えてみます。
自分自身がモチベーションを感じた理由などを明確にして、これからしてみたい仕事の性質とマッチしているかを考えるようにしてみて下さい。
次は、大学中退した人が狙うべき企業規模について解説します。
出来るだけいい会社を選ぶようにしましょう。
大学中退した人が狙うべき企業規模とは
大学中退した人が狙うべき企業規模として、大手の子会社または中小企業をメインとするようにしましょう。
大手の子会社は採用条件が緩く、給与待遇や福利厚生などが親会社に準拠しており、良い待遇となっていることが多いです。
しかも、採用ハードルは中小企業並みに低いところもあります。
また、中小企業は慢性的に人手不足状態なので大学を中退していても入社しやすいといえます。
1,000人以上の大企業は新卒と職歴ある中途採用で募集できているから中退者の内定は厳しい
従業員数が1,000人以上の大企業は、新卒と職歴のある中途採用者で採用充足ができるため、大学中退者の内定は厳しいといえます。
基本的に採用する能力が高い会社に大学中退者が就職するのは難しいと考えるようにしましょう。
誰もが知っている大企業を狙うのではなく、名前を知られていなくても、給与や休日、賞与が充実している企業を狙ったほうが得策です。
何も考えず中小に入ったらボーナスはない、転職しようとしてもよほどの実力が必要!
「とりあえず正社員になれたらなんでもいいや」と安易に中小企業に就職すると手痛い失敗が待ち受けています。
筆者もベンチャー企業を短い期間で退職して、大企業への再転職を果たしていますが、退職理由はボーナスが支給されず給与が安かったことに原因がありました。
ボーナスがないなら正社員をやる旨味がないと辞めていく人も非常に多かったです。
多くの中小企業や弱小ベンチャー企業ではボーナスがないことも多いです。
また、中小企業に最初から入るという選択肢は悪いことではありませんが、やっぱり待遇の良い大手企業に就職したいと考えたとき、前職の会社規模があまりにも小さいと採用されにくくなるのも事実です。
採用担当者は在籍していた会社の規模で転職希望者の実力を測る傾向にあるためです。
何も考えずに適当に会社選びをすると後で痛い目を見ることになります。
次は、内定率を確実にするためのアドバイスを行います。
採用担当者が大学中退者に対して抱いている不安を払しょくするような答え方をするようにしましょう!
採用担当が大学中退者に抱いている不安とは
「大学を中退したけれど、どうすれば内定が取れるの」と不安になっていませんか。
実は、採用担当者側も面接を受けるあなたと同じくらい不安です。
すぐに採用した人が会社を退職すれば経営者から強烈なバッシングを受けるためです。
採用担当者の不安が払しょく出来るような面接での答え方について教えます。
不安1:3年務まるの?
採用担当者はまず、大学を4年間で卒業できず中退した人に、会社が勤まるのかどうか不安を抱きます。
大学の4年間すら我慢できない人が本当に、企業に入社してから3年以上も勤務できるのだろうか。
この不安を払しょくするためにも、しっかりと大学を中退したことは反省しており、これから企業に就職するにあたっては、定年退職の日まで頑張って仕事をしたいという意欲を伝えるようにしましょう。
大切なのは覚悟を相手に伝えることです。
不安2:やりたい仕事が本当にあるのか?
「大学を中退して、とりあえずどこでもいいから就職したい」という風に感じられるような、志望動機や企業研究が曖昧な方が一定数存在します。
「大学を中退したからとりあえず仕事を探す」ということではなく「やりたい仕事があるから就職したい」と熱意が伝わるような答え方をするようにしましょう。
「大学を中退したけれど、これからは実力主義の社会になっていくと考えて、成果が数字で表れる営業職になりたいと思った」という風に、強い意欲を見せるようにしてください。
不安3:中退の事情は分かるが他責思考じゃないか?
「大学中退したのは学費がなくなったからで私のせいじゃない、親のせいだ」など、様々な事情で中退していることは分かります。
しかし、他責で大学を中退したという風に考えることと伝えることは避けるようにしてください。
言葉巧みな面接官にあたってしまうと思っていることが口に出てしまったりします。
大学を中退したのは、全面的に自分が悪いと考えていると面接の場で伝えることで内定が出やすくなります。
他責思考と言い訳は社会人になってからは厳禁ですし、面接の場から見られていると考えるようにしましょう。
コラム:中退したことは突っ込まれる。前向きに伝える練習をしよう。
中退したことは面接で絶対に突っ込まれます。
必ず前向きに答える練習をするようにしましょう。
家族が原因で大学を中退せざるを得なくなったというケースでも、深刻に答えるのではなく、前向きに考えるようにしましょう。
大学を中退することにはなってしまったけれど、だからこそ得られた勤労意欲などを面接官にアピールするようにしてみてください。
次は、大学中退から正社員として内定した事例2選をお伝えします。
大学中退から正社員になれた実例を紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
大学中退から正社員就職に成功した事例2選
大学中退から正社員として内定した事例を2つ紹介します。
個人情報保護の関係で氏名などを出すことはできませんが、実際に採用された若者2人についてです。
営業職へ就職
大学を中退後、半年ほどは何もせずにブラブラしていた21歳の大学中退者を正社員で採用しました。
大学を中退した後はやることがなく、最初は学校に行かなくてもよく開放感があったが、だんだんと無職という現実に疲れてしまったそうです。
採用の決め手となったのは、営業職という仕事に対して前向きに考えていた点でした。
営業職で実力を身に着けて、名古屋支店で一番の売り上げを持てる人材になりたいということで採用されました。
筆者が当時、採用担当者として在籍していた三菱ロジネクストは重機のシェアが世界で3番手の企業でしたが、トヨタが1位、コマツが2位、3位が三菱ロジネクストという順番でした。
名古屋はトヨタが強烈なシェアを誇っており、非常に頼もしく感じ、採用に至りました。
強気かつ前向きな姿勢で大企業就職をもぎ取ったといえます。
社内SEへ就職
大学を中退した20歳の方を社内SEで採用しました。
大学を中退したとして、学部の勉強が将来やりたいことと合致していなかったということでした。
大学を中退してからはIT系の仕事を探してずっと就活をされており、ちょうど募集していた社内SEの仕事に就職されました。
大学で学んでいたことが経済学だったため、まったくやりたいことと合致していないという言葉にも説得力があり、採用となりました。
大学中退からの転職でよくある質問
ここからは、就職についてのよくある質問に回答していきます。
中退して就職できるのかが知りたい
大学を中退しても就職することは可能です。
しかし、実際のところ、就職率が高く、離職率も高い業界にいくことになる可能性が高いといえます。
どんな待遇になるの?
人事を10年経験してきて給与計算は何万人もしてきましたが、高卒者の場合は、大卒者に比べて一ヶ月あたり4万円ほど給与が低くなります。
学歴で賃金を決めている企業が存在するため、大卒よりも高卒の方が賃金が安くなる傾向にあります。
筆者が10年間4社で人事を勤めてきた経験から大手でも中小でもおおむね4万円ほどの賃金差に落ち着きます。
どんな業界・職種につけるのか?
独立行政法人 労働政策研究・研修機構と厚生労働省平成 29 年雇用動向調査結果の概況のデータでは、大学中退者を含めた高卒の採用ニーズが高いのは、サービス関係(パチンコ・飲食店・ホテル)と販売の仕事 (スーパー・コンビニ・百貨店)です。
就職率から考えてもこのサービス関係と販売関係の仕事に就職しやすいといえます。
参考:大学等中退者の就労と意識に関する研究|労働政策研究・研修機構(JILPT)
参考:平成 29 年雇用動向調査結果の概況|厚生労働省
まとめ
大学を中退する前に一度、踏みとどまってみましょう。
できれば中退せずに新卒で就活したほうが就職しやすく、安定した人生を歩むことができます。
また、どうしても中退する場合には、伸びしろのある業界と職種を選ぶようにしましょう。
大学中退をして就職できる業界の中には離職率が50%を超えている業界もあり、安易に選べば2人に1人は必ず失敗します。
職種にあった転職エージェントを選び、確実に就職ができるように努力するようにしましょう。