アパレル販売員からの転職におすすめの職種・業界は?年齢別に解説

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本記事ではアパレルから転職したい方におすすめの転職先や職種を紹介しています。

アパレル販売員の強みを活かした転職先を年代別に紹介していくためぜひ参考にしてください。

アパレル販売員から転職は可能!

アパレルから転職は可能!40代でも遅くない!

アパレル販売員から他業界へ転職は可能です。仮に40代でも遅くはありません。

待遇やポジションにこだわらなければ40代でも採用する企業はあるためです。

筆者もかつて製造での採用担当者をしていた時代に、40代のアパレル企業の経理の方を採用したことがあります。

「アパレル業界にしかない職種のスキルだから」と言って諦めるのはもったいないです。

未経験の職種や他業界でも、他職種で通用するスキル・経験など、あなた強みを活かして転職することは可能です。

転職を考えていたけど、タイミングを逃して後悔する、ということだけは避けましょう。

次は、アパレルからおすすめの転職先について解説します。

スキルを活かして転職できる

異業種や未経験の職種で本当に転職できるの?」、「他職種で通用するスキルや自分の強みってなに?」「転職したいと思っているけど何から始めてよいかわからない。」などと悩んでいる方も多いと思います。

そんな時は転職のプロの転職エージェントに相談してみませんか?

転職エージェントとは登録をすると担当者が付き、ご自身の職歴・キャリアや転職先の希望を踏まえてさまざまな相談に乗ってくれ、最適な求人を紹介してくれます。

無料で登録できますし、在職中で今すぐ転職は考えていない方でも登録して相談だけすることもできます。

求人サイトに公開されている企業以外にも非公開求人情報を持っている転職エージェントもあり、キャリアアドバイザーが非公開求人も含めてご自身にあった求人を提案してくれます。

全世代におすすめの転職エージェントは、圧倒的な求人数と幅広い業界の求人をもつリクルートエージェントです。(公開求人 424,568 件 / 非公開求人 309,187 件(10/10更新))

リクルートエージェントではキャリアアドバイザーとの面談は面談場所が遠い方でもオンライン・電話でできますので忙しい方にもおすすめです。

アパレル販売員からの転職先におすすめの職種や業界

アパレルからの転職先はどこ?おすすめの転職先を紹介!

アパレル販売員は顧客対応力や店舗集客経験によるマーケティングスキル、販売目標を達成するための営業力などの事業に必要な多様なスキルを保有しています。

そのため転職先のさまざまな職種や業界でスキルを活かすことができます。

本章では、これらのスキルを活かしやすい転職先やおすすめ職種を紹介していきます。

アパレルから営業

営業職を選ぶ場合、あまり職歴を問われることはありません。

営業職は数字をあげることができれば採用される可能性が高いためです。

また、求人する人数も年齢問わず多くありますので、年齢に関係なく求人が豊富な営業がおすすめです。

例えば事務職が1人募集するのに対して営業職は20人を中途採用者でも採用しています。

アパレル販売員から営業職で転職するのであれば、営業職求人を多数保有しているリクルートエージェントを活用してみましょう。

アパレルから製造業

安定した職場を求めるのであれば、やはり製造業が一番です。

確かに一時的に生産が落ちるなど悪いニュースもありますが、高付加価値・高品質な製品を地道に製造し販売すれば十分儲かる業界だと確信できます。

筆者は製造業の人事畑で育っているため主観的ではありますが、製造業はまだまだ安定という点で優れたものを持っているのが製造業です。

製造業でも様々な職種がありますので自分の経験をいかした職種を探しましょう。

アパレルからコールセンター

お客様対応などの接客業務が得意な方はコミュニケーション能力を活かせるコールセンターの業務がおすすめです。

アパレル販売で培った顧客の要望を汲み取るヒアリング能力や、商品の提案力を活かすことができます。

またコールセンターは業務マニュアルや研修制度が充実していることが多く未経験でも始めやすかったり、就業時間や日数に融通が効きやすいというメリットもあります。

アパレルから保険業の営業

販売職での接客スキルやコミュニケーションスキル、店舗運営の事務スキルを活かすには保険業の営業がおすすめです。

保険業では事務や電話対応、営業活動など幅広く対応することになり、販売する商品は異なますがここでもパレル販売員の経験を活かすことができます。

20代におすすめの職種や業界

20代のアパレル販売員の方は人と比べ際立ったスキルがないため、成長産業の業界を転職先に選びましょう。

特にIT業界はおすすめです。

今後も成長し続ける見込みでかつ未経験でも積極的に採用している業界のためです。

服装も自由で働く時間や場所も自由な企業も多く、働きやすい業界でしょう。

IT系企業に転職するのであれば、未経験OKのIT系企業の求人を豊富に揃えているハタラクティブという就職支援サービスがおすすめです

30代におすすめの職種や業界

30代のアパレル販売員の方は顧客対応力や営業力を活かせる転職先として転職エージェントのキャリアアドバイザーなどの人材業界がおすすめです。

顧客とのコミュニケーション力が高いアパレル業界の経験者は、お客様の適性を見たり、相手の思っていることを察知し提案する能力が長けていることにもなります。

転職エージェントのキャリアアドバイザーも同様に、転職を希望している求職者の適性を見て求人を紹介したり、求職者の言いづらい転職希望企業への年収交渉など、求職者のお役に立てる仕事です。

このように30代のアパレル販売員は転職エージェントのキャリアアドバイザーへの転職がおすすめです。

また、提案力や数字の管理経験を活かせる営業職、接客経験を活かせるアパレル以外の販売員、コミュニケーション能力やクレーム対応力を活かせるコールセンターなどもおすすめです。

40代以上におすすめの職種や業界

年齢が40代を超えている方は営業職、製造業の他に介護職の求人もおすすめです。

介護職のメリットは転職のしやすさにあります。

介護業界はいつも人手不足なため、正社員求人が多いだけではなく待遇の良い求人を見つけたらすぐに転職できるメリットがあります。

ただし若いほど有利には間違いありません。40代以上の方は急いで転職活動をしてください。

介護業界のおすすめのエージェントは、未経験者や無資格者の内定をサポートしてくれるレバウェル介護です。

内定後の給与交渉などもお手伝いしてもらえるため、通常の転職サイトを経由するよりも待遇が良くなる可能性があります。

また、40代の方はリクルートエージェントなどの転職エージェントを利用し、自分の経験にあった転職サポートを受けることもおすすめです。

 

アパレル販売員から転職するおすすめの方法

アパレルに限らず異業種への転職活動は一般的な転職と比べると難易度は高くなるため、面接や書類選考対策は必須となります。

アパレル販売員からの転職でおすすめの方法は以下の3つです。

  • 20代の方は大手求人に強いマイナビエージェントを利用する
  • 30代・40代の方は求人数が業界トップのリクルートエージェントを利用する
  • 女性の転職支援に強みがあるのパソナキャリアを利用する
  • IT系、クリエイティブ系など未経験職種求人ならハタラクティブを利用する

それぞれ解説しますので、自分の境遇に合わせて有効活用してみてください。

20代の方は大手求人に強いマイナビエージェントを利用する

20代の方は大手や知名度の高い企業が豊富なマイナビエージェントの利用がおすすめです。

新卒採用時にマイナビを活用していた企業が中途採用でも活用するケースが多く、その中には大手も多く含むためです。

特にメーカーやITの業界に強い傾向にあります。

20代を中心に人気のエージェントで、大手・メーカー・ITの求人に興味がある方は登録がおすすめです。

マイナビエージェントには登録しないと見れない特別な非公開求人があり、情報収集にも活用できます。

非公開求人も豊富でマイナビ経由でしか応募できない独占求人もあります。

独占求人からの応募は競争率も低いため、マイナビの非公開求人はとても強いためおすすめです。

30代・40代の方は求人数が業界トップのリクルートエージェントを利用する

30代・40代の方は大手リクルートが運営している業界最大手のリクルートエージェントの利用がおすすめです。

サポート年齢の制限がなく、業界最大級の10万件以上の求人を保有しており、幅広い求人提案能力があります。

しかし、40代となると求人数が一気に少なくなるのが現実です。

まずは登録しどのような求人の提案をもらえるかを把握するところから始めましょう。

女性の転職支援に強みがあるのは大手のパソナキャリアを利用する

女性の転職におすすめしたいのはパソナキャリアです。

パソナキャリアは2016年から女性活躍推進コンサルティングチームを社内で発足していて、女性のキャリアアップサポートに力を入れています。

女性の転職支援にも実績があるため、女性が働きやすい環境の職場や女性が活躍できる企業の求人を積極的に紹介してくれます。

転職後の年収アップ率も67.1%の数字を誇っており、パソナキャリアで転職したおよそ3人に2人が年収アップを実現させています。

女性の転職支援に実績がある専任のキャリアアドバイザーが親身になってカウンセリングしてくれるため、キャリアに悩む女性におすすめの転職支援サービスです。

IT系、クリエイティブ系など未経験職種求人ならハタラクティブを利用する

IT系やクリエイティブ系などアパレル販売員から未経験職種への転職ならハタラクティブの利用がおすすめです。

特に20代から30代前半の若手の就職支援に特化しています。

職種も豊富で、キャリアチェンジする方にも幅広い選択肢の中からやりたい仕事に挑戦できます。

やりたい仕事がわからなくても、転職のプロがマンツーマンのカウンセリングであなたの適職を一緒に探してくれます。

あなたの特性を活かせる適職を見つけ、人生を変えたい方はハタラクティブの無料面談を受けることをおすすめします。

アパレル販売員から転職をスムーズに成功させる3つのコツ

アパレルから転職をスムーズに成功させる3つのコツ

異業種への転職となるため一般的な転職と比べると難易度は高くなります。

少しでもアパレルで頑張ってきた経験を活かすためにも、以下の3つのコツを意識して活用してみましょう。それだけで内定率は大きくアップしてきます。

  • 転職目的は明確にする
  • 志望動機を深く強く作りこむ
  • 30代・40代は職種経験を活かす

それぞれについて解説します。

転職目的は明確にする

転職目的は明確にするようにしましょう。

転職目的がブレると転職活動が長引く傾向にあるためです。

転職目的に一貫性がないと業界選び・企業選びの基準がブレてしまい、中途半端な選択や行動となります。

志望動機も曖昧なため何度も落ちますし仮に成功したとしても「なんか違う」ということで再転職にもつながります。

転職で「どんな挑戦をしたいのか?」「何を解決したいのか?」をシンプルに答えられるようにしましょう。

志望動機を深く強く作りこむ

志望動機はとにかく深く作り込みましょう。

あいまいさを感じる志望動機は嫌われます。

具体的に何がしたいかを表現しましょう。

面接官は未経験の職種や業界に応募したあなたが入社して活躍できるか心配です。

入社して人並み以上に努力をして短期で活躍できそうか伸びしろをチェックしています。

あいまいな志望動機では間違いなく落とされます。

「なぜその業界・企業・仕事に応募したのか。」

「将来どうなりたいのか?」

「そのためにどんなことをしたいのか?」

「どうやって企業に貢献しようとかんがえているのか?」

これらに具体的に答えられるようになるまで志望動機を深堀りしましょう。

30代・40代は職種経験を活かす

30代・40代は自分自身の強みを活かすことを忘れないようにしましょう。

日本の中途採用は職種の経験がある方が非常に転職しやすいためです。

中途採用者に求めるのは即戦力性であり新卒のように将来性を見て判断するケースは少ないです。

業界を変えた転職であっても職種経験は重宝されるため過去の自分の経験を活かせる職種を探すようにしましょう。

マネジメント力、コミュニケーション力、クライアントへの懐へ飛び込む力、トレンドを見極める力など様々あります。

自分の強みを抽象化して考えられるかがポイントです。

参考:転職に年齢制限はある?年代別の転職活動のポイント | リクルートエージェント

その強みを欲している企業は必ずあります。

アパレル販売員から転職すべき理由はアパレル業界の構造が起因する

アパレル業界は構造的にも収益的にも厳しい状態に陥っています。

アパレル業界はバブルの崩壊した1989年から売上高は下がり続けています。

また、それだけではなくお客様に直に販売をする小売店が最も力が弱く、反対に製造元の繊維メーカーの方が最も力を持つ構造となっています。

そのため、お客様に最も接して販売する小売店や各ブランドが最も構造的に儲かりにくくなっています。

具体的に解説していきます。

販売数は倍に成長の一方で販売単価は3分の2に減少

アパレル業界は総務省の統計資料によるとバブル崩壊以降、販売数は増えたものの、販売単価は下がる一方です。

バブル期には15兆円あったが売上が10兆円と2/3に下がり、さらに販売数は20億点から40億点となっています。

つまり売る量は倍になっているのにデフレで値上げをできないためどれだけ売っても儲からないという業界になっています。

ファストファッションなどの台頭で昔ほど値段が高くて良い服が売れないという現状もあり、非常に厳しいです。

レナウン倒産、オンワード樫山・セシルマクビーも店舗閉鎖へ

このような厳しい状況から大手アパレル企業も倒産や閉店に追い込まれています。

アパレル業界は大手のレナウンが倒産したことで話題を呼びました。

参考:[社説]レナウンの破綻を教訓に|日本経済新聞

また、オンワード樫山は店舗閉鎖を縮小することを発表しています。

参考:オンワード、700店閉店 今期、国内外で 人員削減せず|日本経済新聞

アパレルで女子高生に人気のブランドだったセシルマクビーも店舗閉鎖となっています。

参考:セシルマクビー店舗撤退 若者向けアパレル、売り上げ低迷続き|日本経済新聞

各企業は新型感染症の感染拡大による影響があり倒産・閉店という見方もあります。

しかし短期間での閉店はアパレル業界での経営が厳しかったと見ることもできます。

販売量を倍増する努力をしていても単価は下がっていくようではのでは、企業はとても経営を維持することはできません。

厳しい中で必死に耐えていたところにトドメを刺されたのです。

このような背景からアパレル業界が先行きの見えない斜陽産業と言われています。

筆者は出来るだけ成長産業に転職することをおすすめします。

アパレル販売員から転職するなら1日でも早く行動しよう

おすすめの転職先まとめ

アパレルから転職するなら1日も早く行動しましょう。

40代であっても遅くはないです。

おすすめの転職先は以下の4つです。

  • 20代の方はIT業界がおすすめ
  • 何歳でも求人が豊富な営業がおすすめ
  • 安定した職場を求める方は製造業がおすすめ
  • 40代以上の方は介護職もおすすめ

異業種への転職となるため一般的な転職と比べると難易度は高くなりますが、以下の3つのコツを意識して活用ましょう。

少しでもアパレルで頑張ってきた経験を活かせることができれば、内定率は大きくアップしてきます。

転職を成功させるためのコツは以下の3つです。

  • 転職目的は明確にする
  • 志望動機を深く強く作りこむ
  • 30代・40代は職種経験を活かす

この3つを意識して転職活動できれば、スムーズに転職できます。アパレル業界は構造的に非常に厳しい状態となっています。

デフレのためにアパレル業界では2倍の販売数を売っても売上高は最盛期の2/3です。

新型感染症の拡大も原因ではありますが、もともと厳しい経営状態にトドメを打たれたという可能性が非常に高いです。

アパレル業界から転職する場合、出来るだけ成長産業か堅実なメーカー等を選ぶようにしましょう。

転職は早ければ早いほど有利に進めていけますので、1日も早くアパレル業界を脱出し、良い会社に転職しましょう。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。