【採用担当者が教える】紹介予定派遣の面接でよくある質問と受かる受け答え
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紹介予定派遣の面接が決まると、
「紹介予定派遣の面接って何を聞かれるの?」
「紹介予定派遣の面接って、普通の面接と何が違うの」
と不安になってきませんか。
紹介予定派遣の面接内容や何を着ていけばいいのか知りたいのではないでしょうか。
私はこれまで約10年間、採用担当者として紹介予定派遣の面接希望者の面接を担当してきました。
結論から言えば、紹介予定派遣の面接は、一般的な正社員転職の面接とほぼ違いがありません。
採用担当者が評価する受け答えができなければ落ちるだけです。
紹介予定派遣の面接は会社名を伏せた状態での面接になります。
そのため、いかに仕事への志望度が高いかをアピールできるかが勝負の分かれ目となります。
この記事では紹介予定派遣の面接に通る方法を解説していきます。
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目次
【採用担当者が教える】紹介予定派遣の面接と正社員採用の面接に違いはない
紹介予定派遣の面接と、正社員採用の面接に違いはありません。
2004年に労働者派遣法改正で、紹介予定派遣のみ面接と履歴書提出が認められたためです。
参考:厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク 派遣先の皆様へ
一般派遣は労働者を特定する行為を禁止されているため、面接と履歴書提出は禁止となっています。
ですが、紹介予定派遣は直接雇用が前提となっています。
そのため、正社員採用の面接と変わらない質問が面接官から飛んできます。
紹介予定派遣面接で質問される内容は4つ
紹介予定派遣面接で質問される内容は主に以下4つの質問が来ます。
- 志望動機
- 自己PR
- 紹介予定派遣を選んだ理由は何か
- 前職の退職理由は何か
紹介予定派遣面接は正社員採用の面接と同じく、仕事への志望度を伝えることが大切です。
ただし、会社名を当日まで知らされることがない関係上、
- 出来るだけ求人票を読み込む
- 仕事内容への志望動機にする必要がある
など、少しだけ変化点があります。
質問1:志望動機
紹介予定派遣の場合、会社名を明かしていないので仕事内容に対する志望動機にすることが大切です。
会社名が面接当日まで分からない分、求人票を細かく読み取る必要があります。
また、仕事自体への熱意を持って志望動機を語るようにしましょう。
質問2:自己PR
紹介予定派遣の自己PRは、正社員採用の自己PRと変わりません。
自己PRの基本は企業が求めている人物像や考え方に合わせて自己PRするのが基本です。
しかし、紹介予定派遣の場合、当日まで会社名が分からないため職種に対して自己PRするようにしましょう。
仮に経理の仕事であれば、「過去に事務の仕事をしていた」
など、活かせる経験があれば積極的に自己PRするようにしましょう。
質問3:紹介予定派遣を選んだ理由は何か
紹介予定派遣を選んだ理由については「安定して将来仕事をしたいから」と答えて問題ありません。
「一般派遣でずっと仕事をしていて将来に不安を覚えて、安定した環境で仕事がしたいと思うようになった」
などの、直接雇用後の将来について語るようにしましょう。
企業側としては長く勤務してくれる人材が欲しいと思って紹介予定派遣をしています。
安定した環境で仕事がしたいなど、価値観を伝えるようにしましょう。
ただし受け身の態度はNGです。
正社員になったとき、企業にぶら下がる社員は必ず落ちます。
正社員の目的に福利厚生・教育制度などを企業から与えられるものが目的な理由にならないようにしましょう。
質問4:前職の退職理由は何か
前職に退職理由は必ず聞かれます。
特に正社員採用の面接とは変わりなく前職を辞めた理由をしっかりと伝えるようにしましょう。
特に、一般派遣歴の長い方は辞めた理由については前向きに、
「直接雇用で安定した環境で仕事がしたいと考えたため、前職を辞めようと考えた」
と伝えるようにしましょう。
過去の派遣先で嫌なことがあったから辞めるのではなく、前向きに転職しようと考えていると伝えましょう。
面接不採用となるNGポイントは「前職への不満を言うこと」
面接不採用となるNGポイントは、前職への不満を言うことです。
特に紹介予定派遣を活用する方は、正社員歴が短く、一般派遣の職歴が多い方もいます。
短い期間で派遣で職場を転々としている場合、前職への悪口は致命傷になります。
不満を言うことは、絶対に避けるようにしましょう。
紹介予定派遣の面接で質問される内容まとめ
- 紹介予定派遣の面接でも、正社員採用の面接と同じく仕事への志望度を伝えることが大切。
- 志望動機と自己PR
紹介予定派遣では会社名がわからないため、仕事内容に対する志望動機・自己PRにする。 - 紹介予定派遣を選んだ理由
「安定して将来仕事をしたいから」と答えれば問題ない。 - 前職の退職理由
必ず聞かれるため、前向きな退職理由を答えるとよい。 - 前職への悪口は不採用となるので、絶対に避けた方が良い。
実際に、紹介予定派遣ではどれくらいの人が面接に合格するのかなと気になりませんか。
次は、紹介予定派遣の面接の合格率について解説します。
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紹介予定派遣の面接合格率は約50%
紹介予定派遣の面接合格率は約50%です。
厚生労働省がの報告書によれば、紹介予定派遣の面接を受けた人の約50%が直接雇用に至っています。
特に昨今は好景気で人手不足になっているため、もう少し合格率が高くなっている可能性が高いですね。
企業が人材確保に対して非常に前向きになっており、2人に1人はパスできる状態です。
結果の通知までにかかる日数は1週間程度
結果の通知までにかかる日数は1週間程度と考えるようにしましょう。
紹介予定派遣の場合、現場との調整や直接雇用後の待遇など、調整期間があります。
そのため、1週間程度は待つ必要性があります。
ところで「面接時の服装は何をいいのだろうか?」と迷いませんか?
次は、面接時の服装と持ち物について解説します。
面接時の服装と持ちものについて
面接時の服装については、一般的な社会常識の範囲で選ぶようにしましょう。
どのような服装を着ていけばよいかわからない場合はスーツの着用が無難です。
また、持ち物は派遣会社が指定してくれます。
一般的には履歴書や職務経歴書、筆記用具、印鑑を指定される場合が多いです。
社会人として忘れ物のないようにしましょう。
面接時の服装はスーツが基本!
面接時の服装は、スーツが基本です。
特に男性はスーツ姿で真面目な印象を与えるようにしましょう。
女性の場合は、服装指定がなければオフィスカジュアルなどでも問題ありません。
どうしても不安な場合は、スーツの着用が無難です。
注意点としては、メーカーの面接に行く際に、ヒールなどは履かないようにしましょう。
特に製造業では転倒災害などの労災の危険性が増します。
また、採用担当者に「メーカーは向いていないんじゃないか?」などの強烈な悪印象を与えます。
持ち物は書類と印鑑
持ち物は書類と印鑑を忘れないようにしましょう。
履歴書や職務経歴書、筆記用具、印鑑など派遣会社が指定してくれた書類は絶対に忘れないようにしましょう。
また、メーカーの場合、事務職志望でも、製造現場の見学などがあることもあります。
ほとんどの場合は、派遣会社が安全靴を貸してくれますが、出来るだけスニーカーを履くようにしましょう。
最後に面接当日の流れについて解説します。
面接時の服装と持ちものまとめ
- 面接時の服装は基本的にはスーツで
- 持ち物は書類と印鑑
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面接の流れと時間
面接の時間としては、所要時間はおおむね1時間程度です。
大抵の派遣会社では前日に派遣会社に担当者と打ち合わせを行い、その後会社に1人で行きます。
予定時間の10分前になりましたら受付で担当者を呼び出してもらいましょう。
会社によっては担当者が送迎してくれる場合があります。
会社に着いたら面接の控室へいき、面接の案内を待ちます。
コラム:紹介予定派遣時の面接と正社員登用の面接の違いはそれまでの蓄積
紹介予定派遣時の面接と正社員登用の面接の違いは、それまでの蓄積です。
紹介予定派遣の決定前の面接は、本人の仕事への意欲・人柄などを総合して判断します。
採否が出るまでは緊張します。
一方で、正社員登用の面接の場合、面接当日までの勤務期間の仕事ぶりですでに採否が決定しています。
完全にダメな場合、正社員登用の面接を実施するまでもなく、不採用となるケースもあります。
正社員登用の面接はあくまで意思確認程度だという認識で問題ありません。
まとめ
紹介予定派遣の面接と、正社員採用の面接に違いはありません。
2004年に労働者派遣法改正で、紹介予定派遣のみ面接と履歴書提出が認められたためです。
紹介予定派遣面接で質問される内容は4つです。
- 志望動機
- 自己PR
- 紹介予定派遣を選んだ理由は何か
- 前職の退職理由は何か
注意点としては前職の悪口は避けるようにしましょう。
紹介予定派遣の面接合格率は50%です。
面接時の服装と持ちものについては、スーツが無難ですし、持ち物は、派遣会社が指定してくれます。
不安であれば派遣会社が面接のサポートをしてくれます。
模擬練習などして対策をしましょう。