就活の自己紹介とは?面接で好印象にする答え方を採用担当者が直伝【例文つき】

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就活「自己紹介」の例文と面接の答え方を好印象にする方法

「就活で自己紹介って何を話したらいいんだろうか」

「就活の自己PRと自己紹介って何が違うの」

就活で自己紹介って何を話したらいいんだろうか

面接の場において、自己紹介と自己PRは何を区別して伝えれば良いのか混乱してしまいますよね。

「この2つで何を知りたいんだろう?」と悩むほど手が止まる方が多いようです。

実は「自己PR」と「自己紹介」は目的が違います。

具体的には

  • 自己PRは企業に自分が提供できる能力を話すこと
  • 自己紹介は単純に自分自身の人柄を相手に伝えること

という違いがあります。

私はこれまで約10年間、採用担当をしてきましたので何千人もの面接をしてきました。

その採用の現場で得られた採用担当者の狙いと好印象な答え方をこの記事には余すことなく紹介していきます。

この文章を読めば、簡単で早く、企業に好印象を与えることができる自己紹介を作ることができます。

必ず最後までお読みください。

目次

自己紹介のポイントを伝授!自己PRとの違いとは

まず「自己紹介と自己PRの違い」この点は非常に重要です。

区別せずに同じものだと認識していると同じことを二回話してしまうことになりますので、注意が必要です。

自己紹介と自己PRの違いは下記の点が違ってきます。

種類目的
自己紹介人柄を知ってもらう
自己PR企業に自分の売りを話し、内定を貰う

そのため自己紹介のタイミングでガツガツ自分を売り込みに行くのはおすすめできません。

特に製造業や銀行などチームプレイ・お客様が第一の企業には減点ポイントとなるでしょう。

次は、自己紹介の方法で、短く伝えることの重要性について解説します。

たった少しのことで印象が良くなりますので、意識してください。

就活の自己紹介は1分間程度が基本!長すぎるのは厳禁

就活の自己紹介の所要時間は約1分間が基本です。

面接官も1分程度を想定して聞いているため、長すぎる話している内容を面接官が覚えておらず、かなりもったいないことになります。

短く伝えるようにしましょう。

自己紹介の注意点:自己紹介は長くても3分でまとめよう

自己紹介が3分を超えてくると、もう何を言っていたのかをさっぱり記憶できなくなります。

特に新卒では学生が同じような自己PRを連発することも多く、少しでも印象づけることが大切です。

次は、採用担当者が好印象に評価する3つの自己紹介ポイントを紹介します。

ちょっと気をつけるだけでぐんと評価が高くなりますので、必ず実践してくださいね。

採用担当者が好印象に評価する3つの自己紹介ポイントを紹介

「採用担当者が好印象に評価する自己紹介ってどんなものなのだろうか」と気になりますよね。

自己紹介の目的は人柄を知ることです。

そのため、好印象を与える自己紹介には、以下の3つのポイントがあります。

  • ロジカルなコミュニケーション力がある
  • エピソードで人柄や魅力が伝わる
  • 入社後の成長スピードと成長の方向性がわかる

それぞれについて解説します。

ロジカルなコミュニケーション力がある

ロジカルに話すことができる人は好印象を与えます。

具体的には、結論から話していくという話し方をするとロジカルコミュニケーションができる人材だなと判断されやすいです。

エピソードで人柄や魅力が伝わる

エピソードで人柄や魅力が伝わる自己紹介は好印象です。

先述しましたが、人柄を知ることが自己紹介の目的だからです。

たとえば、「私の性格は、深く考えず行動していく性格です」といった自己紹介もおススメです。

趣味などの話を通して人柄が理解できる自己紹介も良いですね。

企業によって求める人材像が違いますので、「どんな人柄を応募企業は求めているのだろうか?」と想定するのも大切です。

製造業では先輩の言うことをよく聞き、行動できる素直な人柄が喜ばれます。

ちなみに「素直さ」はどの企業においても重要な評価ポイントです。

もちろん自分に合わない企業は応募すべきではありません。仕事中ずっと演じる必要が出てきて窮屈になってきます。

入社後の成長スピードと成長の方向性がわかる

自己紹介では企業の求める人物像にマッチしているか、というポイントを見られます。

新卒は「入社して活躍してくれそうか?」という伸びしろを期待され採用されます。

そのため、入社後の成長スピードと成長の方向性がわかるような自己紹介がおすすめです。

例えば、

「物覚えが早いと昔から言われており、手先が器用だと言われています」

という風に友人や教師などからの評価を話すと

「仕事でも戦力になるかもしれない」と印象に残ります。

ただし、強くアピールしすぎると自己PRになってしまうため注意は必要です。

ですが入社後の成長スピードを、客観的に評価してくれている第三者の評価から伝えるのは非常に良い作戦です。

採用担当者が好印象に評価する3つの自己紹介ポイント

  • ロジカルなコミュニケーション力がある
    結論から話していくという話し方をするとロジカルな考え方ができる人材だと判断されやすい。
  • エピソードで人柄や魅力が伝わる
    企業によって求める人材像が違うため「どんな人柄を応募企業は求めているのだろうか?」と想定するのも大切。
  • 入社後の成長スピードと成長の方向性がわかる
    新卒は「入社してどう活躍してくれるのか」という伸びしろを期待されて採用されるため、入社後の成長を感じさせる自己紹介がおすすめ。

ここまで好印象に評価される自己紹介ポイントについて紹介しました。

つぎは自己紹介の3つの例文について解説します。

面接官から高評価を得られる自己紹介の例文ですので、ぜひ参考にしてくださいね。

就活で評価される自己紹介の例文3つ

「どんな自己紹介が面接官からウケが良いの」と気になりますよね。

そこで、面接官から高評価を得られる自己紹介の例文を紹介します。

例文1:ゼミでの勉強を自己紹介に取り入れる

○○大学法学部の○○と申します。

私は大学のゼミでは企業法務について勉強しています。

企業のコンプライアンス意識を高めることが結果的に企業を守り、価値の高い企業になるということを勉強して理解できました。

法学部出身者などは企業の総務や法務部門には採用されやすいです。

例えば「どんな企業がどのようなコンプライアンス違反を起こして失敗したのか」

など、事例研究をしていることも伝えるとベストです。

具体性があればあるほど、信頼感が増します。

雪印事件などの判例をあたってみると良いです。

例文2:趣味や特技を自己紹介に取り入れる

○○大学○○学部の○○と申します。

よく声が大きいと言われるのですが、演劇部で声を良く出していたためです。

声が大きいため、ハッキリと相手に言葉を伝えることが出来て、コミュニケーションをスムーズにとれるのが自慢です。

企業において声が大きいことは非常に評価の高いポイントです。

さらに、コミュニケーションをスムーズに取った事例を入れることで「あなたらしさ」が伝わるでしょう。

面接官が「納得する」レベル感で伝えるようにしましょう。

例文3:部活動を自己紹介に取り入れる

○○大学○○学部の○○と申します。

野球部の部活動を大学1年生から続けており、部活動の後輩からは厳しい先輩と言われています。

言うべきことを言わないとチーム全体が統率できないと考えていますので、厳しいですが、しっかりとチームワークをもって仕事も進められる人材になりたいと考えています。

頼もしい人柄と、社会人になってからもしっかり活躍してくれそうな素晴らしい自己紹介ですが、「厳しい人」で受け止められるのは不本意でしょう。

趣味の話なども少しだけ入れることで、親しみやすくなります。

またこちらもチームワークがどんな状態になったかを伝えることで真実味を帯びてきます。

ぜひあなたの働きかけでどんなチームになったかを伝えてください。

例文から考える就活で評価される自己紹介のポイント

  • ゼミでの勉強を自己紹介に取り入れる
  • 趣味や特技を自己紹介に取り入れる
  • 部活動を自己紹介に取り入れる

ここまで就活で評価される自己紹介の例文3つを紹介しました。

自己紹介の最後には、

「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます」

などのお礼や意気込み、挨拶など結びの言葉を必ず添えましょう。

コラム:自己紹介は面接の場に慣れてもらうのも狙いの1つ

自己紹介は選考の材料の一つではありますが、面接の緊張をほぐす目的もあります。

そのためセリフを変に覚え込まず、自分が話やすいように自己紹介できるように準備をしておきましょう。

緊張するのは当たり前ですし、面接官もよく分かっています。

変に隠さず素直な自分を出して緊張をほぐしましょう。

次は、選考に有利な自己紹介の話し方のコツについて解説します。

選考に有利な自己紹介の話し方のコツ

「自己紹介でどうすれば選考に有利になれるのかな」

と考え込んでしまってうまく話せない学生さんは非常に多く、筆者のところにもよく相談にくる学生さんがいます。

自己紹介では以下のポイントを押さえて伝えれば十分です。

  • 話し方のコツ1:名前・年齢・学校名と専攻(学科)を伝える
  • 話し方のコツ2:どのような考え方で学校(学部)を選びをしたのか伝える
  • 話し方のコツ3:現在力を入れていることと簡単な理由を伝える
  • 話し方のコツ4:将来実現したいこと・なりたい姿を伝える
  • 話し方のコツ5:志望企業への想いを伝える

それぞれについて解説します。

名前・年齢・学校名と専攻(学科)を伝える

名前や年齢、学校名と専攻を伝えるのも自己紹介としてはよいパターンです。

特に専攻内容が求人企業の欲しいと思っている部署の内容と一致している場合、かなり強く印象に残ります

法学部で企業法務の勉強をしていて、ちょうど総務に人が欲しいという状況などです。

どのような考えで学校(学部)選びをしたのか伝える

どのような考えで学校と学部選びをしたのかを伝えるのも非常に良いです。

実学を学びたいと思って法学部を選んだといった理由や、情報産業に携わりたいと思って情報学部を選んだという回答は非常に良いです。

計画性と実際の行動力を感じることができます

現在力を入れていることと簡単な理由を伝える

現在力を入れている部活動などと共に、力を入れた理由について説明するようにしてみて下さい。

企業側はなぜそれに力を入れているかを知ることで、学生の仕事への適性などを考えることが多いです

将来実現したいこと・なりたい姿を伝える

将来実現したいことやなりたい姿を自己紹介として伝えるのも良いです。

「入社してからはこんな風に仕事をしたい!」

「入社して数年後はこんな先輩社員になりたい」

という風に伝えることで意欲や入社後の成長イメージが採用担当者に伝わります

実現性よりも価値観や意欲が重要です。

志望企業への想いを伝える

自己紹介の中に自分なりに志望企業への想いを込めるのも良い手段です。

自己紹介は自己PRなどとは異なり、自分なりに相手に印象に残る伝え方が出来ればよいので、志望企業への素直な気持ちを面接官に伝えてみて下さい。

率直でオリジナリティーのある価値観であるほど高評価となります。

逆に「小さなころから知っていて御社のことが気になっていた」などという曖昧で誰にでも言える想いは言わないほうが良いです。

【重要】効果的な自己紹介は志望理由・自己PRに関連させること

「自己紹介と自己PRは別物というけれど、似てしまう。大丈夫かな?」と疑問に思ってしまいますよね。

自己紹介と志望理由・自己PRはうまく関連付けることが効果的です。

特に将来したいことやなりたいことなど、未来へのビジョンと関連させるとあとで志望動機や自己PRを話すときには印象に残りやすくなります。

無理のない範囲で関連付けましょう

自己紹介・自己PR・志望動機のそれぞれで言っていることがバラバラなのは気をつけてください。

採用担当者があなたの価値観を理解できず評価されなくなります。

コラム:ポートフォリオの自己紹介では作品に込めた価値観を含める

ポートフォリオでは作品数や実績を紹介するだけではなく、作品や制作で大切にしてきたことを書くようにしましょう。

大切にしてきたことを自己紹介の中に書くことで、人柄や価値観が伝わります。

現時点でもスキルの高さは関係ありません。「将来伸びる」と感じさせれば良いのです。

そのためには採用担当者にポートフォリをを作ったストーリーを語れることが大切です。

コラム:プレゼンスライドの自己紹介はギークな好みを伝えよう

専門的な発表など、プレゼンスライドでの自己紹介においては、

  • 好きなデザイナー
  • 好きなプログラミング言語
  • 好きなエディター
  • ツール

などで自分がお気に入りの人物や作品を入れると良いです。

共感してもらいやすくなります。

「面接で自己紹介するとき、本当にこれで大丈夫なのかな」と不安になりますよね。

最後に就活の自己紹介においてよくある質問と回答を紹介します。

就活の自己紹介でよくある質問と回答

話す内容は履歴書とエントリーシートと同じで良いの?

面接で話す内容は履歴書・エントリーシートと同じで問題ありません。

違う内容を話そうとするとうまく話せないこともありますので、同じ内容を話してくださいね。

面接官が話しているときはどこを見ればいいのか分かりません

「面接中にどこを見たらよいのかわからない」という学生は、面接官の目を見るようにしてください。

目が合っているだけで、面接官は学生が真剣に話を聞いているという風に解釈してくれます。

目を見続けるのに抵抗があるかたは、眉間や鼻の頭を見るとおすすめです。

話すスピードはどうすればいい?

面接中に焦って早口になる学生が多いですが、焦ることはありません。

ゆっくり、確実に面接官に伝わるように話すようにして下さい。

「伝わってないな」と感じたら、再度言い直しても問題ありません。

しっかりと伝わるようにはなしましょう。

自己PRと自己紹介を同じ内容で答えてしまって、変な空気になってしまった

「自己PRと自己紹介を同じ内容で答えてしまって、変な空気になってしまった」という学生は非常に多いです。

確実に質問された内容に答えるようにしましょう。

自己紹介と、名前・所属、自己PRは種類が違います。

しっかりと区別して確実な返答をするようにしましょう。

質問の意図を汲み取って回答しないと、コミュニケーション力が低いと評価されます。

質問の意図が分からなければ確認しなおしてください。

意図が分からず回答することだけは絶対に避けるよう気をつけてください。

まとめ

就活において自己PRと自己紹介は全く異なるものです。

もしも同じものだと認識していると、自己紹介と自己PRで全く同じ内容のことを話してしまい「この学生は面接官の質問意図を理解していない」と面接に落ちる原因となります。

また、自己PRとは違い、人柄を知るための面接なので、出来るだけ人柄の伝わるエピソードを伝えるようにしてください。